東日本大震災の発生に伴い、静岡県のボランティア協会が全国のボランティア団体に先駆けて昨年4月岩手県遠野市に開所したボランティアの宿泊拠点が「遠野まごころ寮」である。遠野被災地支援ボランティアネットワーク“遠野まごころネット”とともに、釜石市・大槌町・陸前高田市など三陸沿岸市町でのがれき撤去や片付け、仮設住宅に暮らす人たちの生活支援活動などを行ってきている。今回、初めて東北支援のためのボランティアに参加したのだが、この「遠野まごころ寮」が、静岡県の参加者にとってありがたい施設であることが良くわかった。
静岡県ボランティア協会では、この「遠野まごころ寮」に宿泊するバスツアーを昨年度は、ほぼ毎週、今年度は毎月毎に募集して参加者を募っている。このバスツアーでは、岩手県遠野市までのバス往復の交通費が3000円、施設の宿泊費が1日500円と格安の費用で参加者を受け入れている。食事も朝、昼、夕の三食全て格安の値段で提供される。通常、新幹線などで東北に行くとなると、片道2万5千円くらいかかり、宿泊費用も含めれば何泊もするとなると10万円くらいかかってしまい簡単に行くことはできない。特に静岡市までの交通費を除けば1万円以内で納まってしまうので、ボランティアに行く者にとっては済的負担が軽減され、参加しやすくなっているといえる。
また、岩手県遠野市は「盛岡・花巻・北上・奥州・一関などの東北自動車道や東北新幹線沿いの内陸地域」と「宮古・山田・大槌・釜石・大船渡・陸前高田などの沿岸地域」との中間地点に位置していることから、その地理的状況を生かし、内陸と沿岸を結ぶ物や人や情報が集まって行き交うHUB(ハブ)としての役割を担っているということが、ボランティアの拠点になった理由になっているという。遠野を朝出発して沿岸地域でボランティア活動を行い、暗くなる前に遠野に帰ってきても十分に余裕があり、遠野市内のライフラインは問題ないことから、ボランティア生活をする上で不自由なことがないのが大きなメリットである。
これが、遠野浄化センターの敷地内に開設された「遠野まごころ寮」の仮設プレハブ。右側がシャワー室のある建物、左側が宿泊所と食堂がある建物で約50名ほどが収容できる。清涼飲料の自動販売機もある。
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こちらは、すぐ前にある「遠野まごころネット」の事務所と宿泊所がある施設。個人で参加する場合は、こちらに宿泊できる。
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夜行バスで現地に到着後、寮の前で朝礼を待つ様子。
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毎日、朝礼はラジオ体操で始まる。
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体操が終わると、その日のボランティアへの行き先が紹介され希望者を募る。
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こちらは、寮に住み着いた猫。丸々と太り悠々と台の上に寝そべっていた。
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「遠野まごころ寮」の宿泊者に配られるおにぎり。左が「小」、右が「中」、さらに「大」のサイズがあり「大」は、どんぶり1杯分より大きい。私は「中」2個をもらったが、「中」2個でお腹が一杯になる。
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今回参加した平成24年第3次隊のメンバー。
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私の所属したE班のメンバー。
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以上のような環境で三日間のボランティアに安心して参加する事ができたのである。
さて、私は一人で参加したのだが、実際受付会場に行ってみたら、知っている人が何人もいて驚いた。数人がマラニックなどで会ったことがあるランナーで、大変心強かった。やはりランナーは、考えることが同じである。私を含めて5名がランニングシューズを持参してきており、早速2日目の早朝近くを走ろうという事になった。前日、作業を行なったばかりであるが、2日目の朝も4時半くらいから目が覚め、5時から近くの川のサイクリングロードを走り出す。
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早瀬川から猿ヶ石川にかけてのサイクリングロードを走る。
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ハナショウブやアヤメが咲き出していた。
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ミステリーサークル?
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朝の空気が、気持ちいい。
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遠野といえば河童で有名だが、こんな所にも河童の絵がある。
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往復1時間ほど走り、いい汗を流した。これから、朝食を済ませ作業に行くことになる。
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さてどんな作業を行なったかは、明日の記事で紹介したい。
静岡県ボランティア協会では、この「遠野まごころ寮」に宿泊するバスツアーを昨年度は、ほぼ毎週、今年度は毎月毎に募集して参加者を募っている。このバスツアーでは、岩手県遠野市までのバス往復の交通費が3000円、施設の宿泊費が1日500円と格安の費用で参加者を受け入れている。食事も朝、昼、夕の三食全て格安の値段で提供される。通常、新幹線などで東北に行くとなると、片道2万5千円くらいかかり、宿泊費用も含めれば何泊もするとなると10万円くらいかかってしまい簡単に行くことはできない。特に静岡市までの交通費を除けば1万円以内で納まってしまうので、ボランティアに行く者にとっては済的負担が軽減され、参加しやすくなっているといえる。
また、岩手県遠野市は「盛岡・花巻・北上・奥州・一関などの東北自動車道や東北新幹線沿いの内陸地域」と「宮古・山田・大槌・釜石・大船渡・陸前高田などの沿岸地域」との中間地点に位置していることから、その地理的状況を生かし、内陸と沿岸を結ぶ物や人や情報が集まって行き交うHUB(ハブ)としての役割を担っているということが、ボランティアの拠点になった理由になっているという。遠野を朝出発して沿岸地域でボランティア活動を行い、暗くなる前に遠野に帰ってきても十分に余裕があり、遠野市内のライフラインは問題ないことから、ボランティア生活をする上で不自由なことがないのが大きなメリットである。
これが、遠野浄化センターの敷地内に開設された「遠野まごころ寮」の仮設プレハブ。右側がシャワー室のある建物、左側が宿泊所と食堂がある建物で約50名ほどが収容できる。清涼飲料の自動販売機もある。
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こちらは、すぐ前にある「遠野まごころネット」の事務所と宿泊所がある施設。個人で参加する場合は、こちらに宿泊できる。
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夜行バスで現地に到着後、寮の前で朝礼を待つ様子。
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毎日、朝礼はラジオ体操で始まる。
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体操が終わると、その日のボランティアへの行き先が紹介され希望者を募る。
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こちらは、寮に住み着いた猫。丸々と太り悠々と台の上に寝そべっていた。
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「遠野まごころ寮」の宿泊者に配られるおにぎり。左が「小」、右が「中」、さらに「大」のサイズがあり「大」は、どんぶり1杯分より大きい。私は「中」2個をもらったが、「中」2個でお腹が一杯になる。
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今回参加した平成24年第3次隊のメンバー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/ff/133fd6cba8c9bb347f97be04201dbbc2.jpg)
私の所属したE班のメンバー。
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以上のような環境で三日間のボランティアに安心して参加する事ができたのである。
さて、私は一人で参加したのだが、実際受付会場に行ってみたら、知っている人が何人もいて驚いた。数人がマラニックなどで会ったことがあるランナーで、大変心強かった。やはりランナーは、考えることが同じである。私を含めて5名がランニングシューズを持参してきており、早速2日目の早朝近くを走ろうという事になった。前日、作業を行なったばかりであるが、2日目の朝も4時半くらいから目が覚め、5時から近くの川のサイクリングロードを走り出す。
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早瀬川から猿ヶ石川にかけてのサイクリングロードを走る。
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ハナショウブやアヤメが咲き出していた。
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ミステリーサークル?
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朝の空気が、気持ちいい。
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遠野といえば河童で有名だが、こんな所にも河童の絵がある。
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往復1時間ほど走り、いい汗を流した。これから、朝食を済ませ作業に行くことになる。
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さてどんな作業を行なったかは、明日の記事で紹介したい。
ボランティア受け入れとして 格安でとても良心的な施設ですね
こういうバックサポートが整っていると ボランティアも入りやすいでしょう、
とっちーさん 河童を見ながら こういうとき(肉体労働)にも きちんと走っていらして
それはそれで すごいなあって 感心します。
お友達と思わぬ場所で合流できると さぞ 嬉しかったでしょうね、
お一人での参加って いくら皆同じボランティア仲間といてもやっぱり心細いでしょうし。
本当に お疲れ様でした、
とっちーさん 素敵です。
静岡県では、東海大地震の備えとして、こういうボランティアの体制作りにも力をいれているのです。
リピーターが多いというのも頷けます。
どんな所に行っても、走りたいというのが、ランナーの心情なんです。
ランナー仲間が、たくさんいて本当に心強かったです。