とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

絵本『アンを抱きしめて 村岡花子物語』

2014-05-27 19:38:47 | 読書
アンを抱きしめて 村岡花子物語
クリエーター情報なし
NHK出版


NHKの連続テレビ小説「花子とアン」の視聴率が急上昇中である。前回の「ごちそうさん」、前々回の「あまちゃん」も面白かったが、この作品は、吉高由里子と仲間由紀恵のダブルヒロインという設定が興味深い。そして、劇中何度も聞こえてくる山梨弁が新鮮で耳に強く残る。

そんな中、このドラマを絵本にした『アンを抱きしめて 村岡花子物語』が、売れているそうだ。絵・わたせせいぞう、文・村岡恵理ということで、明治から昭和にかけてドラマチックに生きた村岡花子を、孫の村岡恵理の文とわたせせいぞうの美しい色使いで描いた絵本だ。

内容は村岡花子の人生の実話で、絵本と言っても大人向けの内容だという。花子の腹心の友となる歌人の柳原白蓮も登場し、白蓮が政略結婚させられた九州の石炭王に絶縁状を送って恋人と駆け落ちした事件や、花子が妻子ある男性と恋に落ちた顛末も描かれているそうだ。

今まで、村岡花子といえば「赤毛のアン」の翻訳者というイメージしかなかったが、ドラマと共にわたせせいぞうの描く素敵な絵本で、さらにその生き方に興味が湧きそうだ。