今年も「ぐるっと富士山一周100㎞ウルトラマラニック」に参加してきた。今回で2回目の出場だ。金曜日、仕事を終えてからスタート地点となる裾野の宿に向かった。2時間半ほどで宿に着いたが、スタートが深夜0時なので、車の中で30分ほど横になる。徹夜でのランとなるので少しでも眠っておいた方がいい。
受付を済ませると、宿の玄関前にランナーたちが集合してきた。
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わいわいがやがやしながら、玄関前で、集合写真を撮る。参加者は60名ほどだが、全国から顔なじみのランナーが大勢集まった。そして、午前0時にヘッドライト、チカチカライトなどを装備して、真夜中の道路に向かって走り出した。
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ちょうど、この日は満月の夜となり空は晴れて星もよく見える。しかも、月明りで美しい富士山がスタート時点からずっと見えている。薄暗い闇の中で、うっすらと雪を携えた富士山の姿は幻想的だ。
33キロほど走ったところで富士山をバックに写真を撮る。午前4時半くらいになっていたが、日の出前というのに辺りはかなり明るい。
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さらに10分ほど走ると、カメラマンが何人も集まっていて富士山方向にカメラを向けていた。富士山を撮ろうというのは判らないでもないが、なんでだろうと不思議だった。こんなに朝早くから人が集まっていたのは、ダイヤモンド富士を撮る為だったのだ。ダイヤモンド富士というのは、富士山頂から太陽が出てきてダイヤモンドのような輝きを見せる現象をいう。そんな話を聞いたら、是非見たいものだと思ったが、太陽が出るのは午前6時過ぎだという事で、100キロのゴールを目指す我々としては、泣く泣く断念して先に進む。すでに、富士山の東側には太陽が昇ってきていたようだ。
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49キロ付近のこのコースでの最高標高地点を目指して長い坂道を進んでいく。西側の天子山塊には、朝日が当たり山がモルゲンロートに染まっていた。
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午前5時20分頃、日の出となる。この場所からでは、ダイヤモンド富士ではなく、単なる山からの日の出だ。数キロも移動してしまったので、こんなにも日の出の位置が変わってしまっていたのだ。
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暖かい太陽の日差しを受けて、みんな気持ちよさそうな笑顔だ。やはり早朝のランは気持ちいいものだと改めて思う。
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午前7時10分頃、49キロの標高最高点の展望台に到着する。エイドも開設され、ホッと一息つく。展望台からは、富士五湖の一つである本栖湖が良く見える。そして、その奥には雪を被った南アルプスの山々も見える。こんなにも、この場所でくっきりと景色が見えたのは初めてだ
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少し下ると50キロの中間点だ。しばらくは、樹海の間をぐんぐん下って行く。
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56キロくらいで「道の駅なるさわ」に到着する。ここの展望台からの富士山も絶景である。
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富士急ハイランド、「道の駅富士吉田」、忍野などを通過して山中湖畔に到着する。臨時エイドが開設され一息つく。山中湖も観光客で大賑わいだった。
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湖畔の八重桜も満開だ。
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山中湖村役場から長い坂を上っていく。時折、爽やかな高原の風が通り過ぎ、全身で風を受け止める。初夏を思わせる心地よい瞬間だ。ただ、風は気持ちよかったが、もう走るのはとてもできない。ひたすら峠を目指して歩く。籠坂峠を越えると再び静岡県側に入っていく。
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籠坂峠からの長い下りは、頑張って走る。いつの間にか、一緒に走っていた仲間とも離れ離れとなり、90キロ付近までは一人旅となった。90キロエイド近くで再び仲間と出会い、一緒にゴールしようという事で仲よく走り出す。
最後の5キロくらいからは、自衛隊東富士演習場の中を横断する道路に入っていく。富士山には少し雲がかかってしまっていたが、見晴らしのいい草原地帯をゆっくり進む。時折、自衛隊大型車両が通過するので、交通安全には十分気を遣う。
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そして、午後5時13分、6人一緒に手をつないでゴールする。
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制限時間18時間ということで余裕があると思っていたが、やはり富士山一周のコースはアップダウンが厳しい。しかし、終始美しい富士山に見守られる最高のロケーションのコースでもある。天気が良かったことも幸いし、今回も素晴らしい100キロとなった。
[おまけ]
翌日18日早朝の富士山
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受付を済ませると、宿の玄関前にランナーたちが集合してきた。
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わいわいがやがやしながら、玄関前で、集合写真を撮る。参加者は60名ほどだが、全国から顔なじみのランナーが大勢集まった。そして、午前0時にヘッドライト、チカチカライトなどを装備して、真夜中の道路に向かって走り出した。
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ちょうど、この日は満月の夜となり空は晴れて星もよく見える。しかも、月明りで美しい富士山がスタート時点からずっと見えている。薄暗い闇の中で、うっすらと雪を携えた富士山の姿は幻想的だ。
33キロほど走ったところで富士山をバックに写真を撮る。午前4時半くらいになっていたが、日の出前というのに辺りはかなり明るい。
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さらに10分ほど走ると、カメラマンが何人も集まっていて富士山方向にカメラを向けていた。富士山を撮ろうというのは判らないでもないが、なんでだろうと不思議だった。こんなに朝早くから人が集まっていたのは、ダイヤモンド富士を撮る為だったのだ。ダイヤモンド富士というのは、富士山頂から太陽が出てきてダイヤモンドのような輝きを見せる現象をいう。そんな話を聞いたら、是非見たいものだと思ったが、太陽が出るのは午前6時過ぎだという事で、100キロのゴールを目指す我々としては、泣く泣く断念して先に進む。すでに、富士山の東側には太陽が昇ってきていたようだ。
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49キロ付近のこのコースでの最高標高地点を目指して長い坂道を進んでいく。西側の天子山塊には、朝日が当たり山がモルゲンロートに染まっていた。
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午前5時20分頃、日の出となる。この場所からでは、ダイヤモンド富士ではなく、単なる山からの日の出だ。数キロも移動してしまったので、こんなにも日の出の位置が変わってしまっていたのだ。
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暖かい太陽の日差しを受けて、みんな気持ちよさそうな笑顔だ。やはり早朝のランは気持ちいいものだと改めて思う。
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午前7時10分頃、49キロの標高最高点の展望台に到着する。エイドも開設され、ホッと一息つく。展望台からは、富士五湖の一つである本栖湖が良く見える。そして、その奥には雪を被った南アルプスの山々も見える。こんなにも、この場所でくっきりと景色が見えたのは初めてだ
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少し下ると50キロの中間点だ。しばらくは、樹海の間をぐんぐん下って行く。
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56キロくらいで「道の駅なるさわ」に到着する。ここの展望台からの富士山も絶景である。
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富士急ハイランド、「道の駅富士吉田」、忍野などを通過して山中湖畔に到着する。臨時エイドが開設され一息つく。山中湖も観光客で大賑わいだった。
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湖畔の八重桜も満開だ。
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山中湖村役場から長い坂を上っていく。時折、爽やかな高原の風が通り過ぎ、全身で風を受け止める。初夏を思わせる心地よい瞬間だ。ただ、風は気持ちよかったが、もう走るのはとてもできない。ひたすら峠を目指して歩く。籠坂峠を越えると再び静岡県側に入っていく。
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籠坂峠からの長い下りは、頑張って走る。いつの間にか、一緒に走っていた仲間とも離れ離れとなり、90キロ付近までは一人旅となった。90キロエイド近くで再び仲間と出会い、一緒にゴールしようという事で仲よく走り出す。
最後の5キロくらいからは、自衛隊東富士演習場の中を横断する道路に入っていく。富士山には少し雲がかかってしまっていたが、見晴らしのいい草原地帯をゆっくり進む。時折、自衛隊大型車両が通過するので、交通安全には十分気を遣う。
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そして、午後5時13分、6人一緒に手をつないでゴールする。
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制限時間18時間ということで余裕があると思っていたが、やはり富士山一周のコースはアップダウンが厳しい。しかし、終始美しい富士山に見守られる最高のロケーションのコースでもある。天気が良かったことも幸いし、今回も素晴らしい100キロとなった。
[おまけ]
翌日18日早朝の富士山
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