とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

3Dプリンターは、どこまで安くなるのか?

2013-05-14 23:04:24 | グッズ
最近、テレビや新聞で「3Dプリンター」が注目を浴びている。3Dプリンターについて調べてみると、「立体物を表すデータをもとに、樹脂を加工して造形する装置の一つである。インクジェットプリンターはデジタルデータに基づいて、インクを平面上に吐出して文字や図形を描くが、これに対して、3Dプリンターは、樹脂を空間に吐出して、デジタルデータを立体造形物として簡便に実体化・可視化することができる。」とあった。この装置の存在自体、よく知らなかったのだが、昔から産業用の高額な装置はあったらしい。主に、製品の開発や試作用に使われていたようだ。

なぜ注目を浴びるようになってきたかというと、今まで精度が出る中高級機の価格が数百万円から数千万円、個人事業者向けは30万~300万円程度であったのだが、さらに個人でも購入できるほどの低価格製品の発売を追い風に、普及が始まっているそうだ。また、3Dデータを作るソフトウェアが安くなったのも追い風だという。

とくにアメリカでは、3Dプリンターの開発と普及について国を挙げての取り組みを行っているという。「3Dプリンターの普及で誰もが家庭で製品設計や造形を手軽に楽しむことができ、ものづくりが家庭でできるようになる『新たな産業革命』」が起こる」と熱心である。3Dプリンターがあれば、新素材を使い複雑な形状でも簡単に製造できる。作業員が油まみれになって働く昔ながらのイメージとは大いに異なる「進化した工場」が出来上がるというわけだ。

とにかく、オリジナルの3Dデータがありさえすれば、どんな複雑な形状のものでも簡単に量産できてしまうというわけだから驚きだ。個人でも、高性能の3Dプリンターがあれば工場並みの生産ができてしまうかもしれない。ただ、先日のニュースでは、アメリカで、3Dプリンターで銃の部品を「印刷」組み立てを始めた団体も登場したという。新しい技術は悪用されることも早い。問題は、危険な製品の3Dデータが安易に流出しないようにすることだろう。しかし、個人でも購入できるようなものがどんどん出てくるような時代になれば、店に買いに行かなくても、データをネットからダウンロードして自分で3Dプリントできるようになるかもしれない。技術の進歩はめまぐるしいものだ。10年先の未来は、いったいどうなっているのだろうか。