とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2013日本最西端・最南端エンジョイマラニック「5日目前半」

2013-05-08 21:27:13 | マラソン
この日は、波照間島を隅から隅まで回る日だ。波照間という表記は当て字で「果てのうるま」(「うるま」は、琉球または珊瑚礁の意味)に由来するという。島の海岸線長は15キロほどなので、一周だけでは20キロくらいにしかならない。物足らない人のために、外周と内周をそれぞれ一周ずつ走って約30キロのコースとなった。宿泊した民宿「うりずん家」で写真を撮ってスタート地点に向かう。


波照間島の集落内にあるオヤケアカハチ誕生の地の碑。オヤケアカハチとは、八重山で農民のリーダーとなって琉球王朝に立ち向かっていった英雄の名前だという。民宿を出てすぐ近くにある。


空き地には、ごく当たり前にヤギが飼われている。


マンホールのフタには日本最南端「南十字星が輝く島」の文字が...。夜になったら南十字星を見に行こうという計画があるのだが、果たして見えるだろうか?


波照間中学校前に、別の民宿に泊まったメンバーも集まってきた。


参加メンバー以外に、地元のランナーが一人飛び入りで参加することになり、一緒に集合写真を撮る。


中学校前で、クラッカーを打ち上げスタートする。


まずは、サトウキビ畑の横を進む。トラクターが後ろから走ってきていた。


草を刈っている地元の人もいた。


3キロほど走ると波照間空港前に出た。現在定期便の就航がなく、休業状態のさびしい空港だ。


波照間空港をぐるっと回って地球環境モニタリングステーションのある建物の前に出る。この波照間ステーションでは、北西太平洋の大気中の二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの長期変動の観測を行っている。このような施設は、北海道根室半島の落石岬ステーションと波照間の2か所しかないそうだ。


波照間ステーション前のヌービ崎に出る。サンゴ礁の浜が広がっている。


オオハマボウの花。和名は、ハマボウに似て、花も葉も一回り大きいことに由来する。この花は、なんと秋篠宮家第二女子・佳子内親王のお印であるそうだ。


これも名前があったはずだが、思い出せない。


7キロほどで、星空観測タワー前に出る。波照間島は、緯度が低く日本国内では南十字星を好条件で観測できる数少ない島だ。周囲に人工的な灯りが極めて少ないため、他の場所では見えにくい星を肉眼で観測することができるという。夜になったら、このタワーから南十字星が見えるといいのだが...。タワー前にも、ヤギが飼われている。


日本最南端之碑前に到着する。北緯24度2分、東経123度47分、波照間は有人島として日本最南端になる。これで、今回の最終目的は達成である。よくぞここまで来たかと思うと感慨深い。ちなみに無人島も含めれば、日本最南端は東京都の沖ノ鳥島になるそうだ。




近くには、海に抜ける洞窟がある。波照間島では、あまり観光客を見かけなかったが、日本最南端之碑周辺だけは、唯一観光客で賑わっていた。


ショウジョウソウ。赤く虫食いされたような葉が特徴的だ。


さらに、牧草地帯の道をまっすぐ走る。ここでもヤギが至る所にいる。


地元ランナーのNさんの案内で浜に出る。白いサンゴの砂浜が続き、サンゴの欠片を拾いながら進む。


浜から上がり、サトウキビ畑の中を進む。もうちょっとサトウキビが伸びていたら、まるで迷路歩きになっていただろう。


2013日本最西端・最南端エンジョイマラニック「5日目後半」に続く。