とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2013日本最西端・最南端エンジョイマラニック「4日目」

2013-05-07 23:06:46 | 観光
さて、4日目は与那国島から波照間島への移動日となる。与那国島から石垣島へのフェリーの出航時間前に、どうしても見ておきたかった海底遺跡見学ツーに出かける。フェリー出航時刻が比較的早い時間だったので、海底遺跡ツアーを企画している業者に連絡して、1時間ほど早く迎えに来てもらう。23人という団体なので、貸し切り状態だ。団体割引もあり、業者はお迎えからフェリー乗り場への送迎もしっかり対応してくれた。


船は久部良港から出港し、西崎(いりざき)をぐるっと回る。


日本最西端の西崎灯台を回りながら南東方向に向かう。


このあたりの海域は台湾と100キロ程度の距離しかない。日本の果てに来たのかと思うと感慨深い。海底遺跡は、新川鼻の沖合約100メートルにあるという。


Dr.コトー診療所の建物のある比川浜前を通過する。


さて、いよいよ海底遺跡のポイントに着いた。船底に降りると、座ったり腹這いになったりして遺跡の様子を観察できるのだ。グラスボートでは上から下をのぞき込むのだが、半潜水艇となっているので、立体感を感じながら観察できるのがいい。


この海底遺跡が発見されたのは、今から10数年前だという。実際のところ、本当に人工的にできた遺跡なのか、自然にできた物なのかははっきりしてない。ただ、謎の地形であることには間違いなく、なにかロマンを感じさせられる場所である。






現在わかっている状況は、東西約50m以上・南北150m・高さ25~26mの岩礁に、人の手が加わったようなテラスや階段、排水路らしき溝などがあり、遺跡のようにも見える。人工物だとすれば、水没したのが動植物の分布や鍾乳石から1万年以上前とみられることから、世界最古の古代遺跡ということになるかもしれないそうだ。とにかく、与那国島に行ったら絶対見ておきたい場所だ。




1時間ほどのツアーが終わり、石垣島に向かうフェリーに乗船する。


民宿「おもろ」の女将さんたちが見送りに来てくれた。




これで、与那国島とはお別れだ。


いつの間にか、フェリーに付き添うようにカツオドリの群れが前後を飛びかっていた。








石垣島で船を乗り換え、波照間島行きの船に乗り、約1時間で波照間島に到着する。




波照間島では、道路際にアマリリスが咲いていた。


今夜の宿「うりずん家」に到着する。うりずんとは、「潤い初め(うるおいぞめ)」が語源とされ、冬が終わり大地に潤いが増してくる時期(2~4月)のことをいうそうだ。


夜は、うりずん家の屋外のテラスで夕食である。


おまけ:石垣空港で新聞記者の取材を受けたのだが、民宿に届いた一日遅れの八重山毎日新聞に載っていた。


さて、翌日は波照間島一周マラニックである。
2013日本最西端・最南端エンジョイマラニック「5日目前半」に続く。