とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2013愛鷹連峰・位牌岳登山(後半)

2013-02-25 19:09:51 | 山登り
池の平公園を出ると、本格的な山道となる。最初に出会ったのが、竹が風や雪でしなりトンネルのようになった場所だった。自然の造形は、思わぬものを微妙な形で作り上げる。


次第に雪深い登山道になっていく。




急な斜面で、獣の爪の跡のようなものを見つける。すわっ!これはクマの足跡かと、一瞬思ってしまったが、よく見れば、人間の指の跡だとわかった。急な斜面を上がる際、手を付いて上がったのだろう。自分の手を当てたら、だいたい同じ位置に収まった。


ちょっと広くて足跡がついていない雪面を見つけると、飛び込みたくなってしまう。


これは、スノーエンジェルの作成中と作成後。




さらに雪の尾根道を進む。




出発して3時間半が経った。やっと、つるべ落としの滝への分岐に到着する。池の平公園からガイドブックでは1時間半となっていたが、実際は2時間以上かかってしまった。やはり積雪期は、予想以上に時間がかかるものだ。それでも、天気がいいので雪だるまを作る余裕がある。


分岐から20分ほどで、位牌岳山頂に到着する。すでに午後2時を回ってしまっていた。


いくら天気がいいとはいえ、日没前には下山しないといけない。あまりのんびりもできないが、いろんな食料を持参してきているので、いそいで昼食の用意をする。女性陣が多いので、いろんな食材が出てくる。水餃子やお雑煮まで出て、ちょっとしたパーティである。天気がいいときは、こんな山の食事は最高にうまい。重い食材を運んでくれたN島さんや、よっぴーさんには、大いに感謝だ。








食事も、大方終わり山頂記念写真を撮る。急いで、食事の支度をしていたから、記念写真がまだだった。そして、午後3時きっかりに下山を始めた。




こちらは、鋸岳への登山道だが、危険な場所が多いという事で、少し下ったところで引き返す。雲がなければ、富士山の絶景ポイントなのだが、残念ながらこの時間では、富士山が隠れてしまっていた。


下山途中で、東方面を臨む。駿河湾と沼津市内や伊豆半島が見える。


西に目を転ずれば、由比、蒲原の街並み、そして、キラキラ光る海面と清水市内や三保半島の姿も見える。


あとは、グングン下っていく。下りは、全員アイゼン着用で歩きもスムーズだ。


1時間半ほどで、つるべ落としの滝に到着する。大雨の降った翌日でないと水がない滝だというが、ツララの間をある程度の水が流れ落ち、滝にはなっていた。


千じょう岩を通過する。


登山道が終わり、雪の林道を歩く。時間は、すでに午後5時を回っていた。日没前に駐車場に着けるよう急いで歩く。


水神社の駐車場に着くと、午後5時半になっていた。このところ日が長くなっていたので、まだ明るくて助かった。あとは、身支度を整え帰路につく。途中、N山さんのお勧め「駿河健康ランド」で入浴し、晩飯も日本平PAで済ませたりしていたら相当時間が遅くなり、家に着いたのは午後11時を回っていた。朝早くから夜まで長い一日だったが、好天に恵まれ雪山を満喫できた一日でもあった。