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とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

ウナギの漁獲量が史上最低になるらしい

2013-02-07 23:37:05 | 呟き
ここ数年まえから、養殖ウナギの「原料」となる稚魚のシラスウナギ漁獲量が
ピーク時の1960年代から大幅に減少しているという。
ピーク時には3400トン弱の漁獲量だったが、近年は200トンを割るまで減っているそうで、
ニホンウナギの資源は危機的な状況にあるようだ。
今年の状況も、さらに減少の一方で、史上最低の漁獲量になりそうだという。

環境省は、不漁が続き価格が高騰しているニホンウナギについて、
絶滅の恐れがある野生生物のリスト「レッドリスト」に先日指定している。
レッドリストの分類の中では、絶滅危惧1B類(近い将来に絶滅する危険性が高い)になったそうだ。
国でも、二ホンウナギの状況がついに危機的であるということを認めた形である。

先日、浜松の餃子の消費量が日本一だという事を書いたが、ウナギの消費量も日本一である事を忘れてはならない。
2011年のウナギの蒲焼の年間購入金額は、1位浜松5110円、2位京都4929円、3位奈良4618円だったそうだ。
鰻料理専門店の数も、全国一ではないかと思う。
しかし、このウナギ漁獲量の大幅な減少は、鰻料理専門店にとっては死活問題になりつつある。
漁獲量減少により価格が上昇して一般市民にはますます手が届かなくなってお客が減っているそうだ。
また、浜松の特徴として名物のウナギをお中元として知人に贈る習慣が昔から定着している。
このため、7月の購入量がぐっと増えるのだが、これからは簡単にお中元用に買えるかどうかもわからない。
我が家にも、毎年お中元でウナギを送ってくれる人がいて、
実は大いに楽しみにしているのだが、今年はキビシイのかなと思っている。
年に数回は食べていたウナギであるが、せめて年1回だけでもいいので酷暑の夏に食べる楽しみだけはなくならないでほしい。

二ホンウナギが「レッドリスト」に記載されたとしても法的な規制力はなく、
漁獲や取引は規制されないというが、日本人の大好きなウナギを未来にも残すために、
親ウナギの禁漁とシラスウナギの漁獲量の大幅な削減などの資源保護策を早急に進めてほしいものである。