とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2013愛鷹連峰・位牌岳登山(前半)

2013-02-24 21:58:55 | 山登り
23日の土曜日は、愛鷹連峰の位牌岳に登ってきた。愛鷹連峰は、富士山の南側にある連峰で富士山を間近に展望できる山々が連なっている。今回は、9つほどある山の中では最高峰の越前岳(1504m)に次ぎ2番目の標高を誇る位牌岳(1458m)を目指す。

今回は、びっくりするほど参加者が集まり総勢10名のパーティになった。この時期は、山頂周辺はかなりの積雪が予想されたため、全員、アイゼンとストックは必携ということでお願いした。

磐田IC、日本平PA、興津BSで順次参加者を拾いながら、登山口を目指した。ところが、沼津ICを降りたところから、何故か裾野方面にどんどん向かってしまった。変だなあとは思いながらもナビの指示通り進み、ゴルフ場の中を進んでいくと、突然係員に止められてしまう。ここで、嫌な予感が…。「この先、行き止まりで進めません!!」。そんな馬鹿なと、目の前が真っ暗になったが、地図をよく見てみると、登山口の位置が地図上で一つずれていた。位置設定が間違っていたのだ。山の中では、道が一つ違うだけで、メチャメチャ大回りして戻らなければならない。結局20キロも戻る羽目になってしまった。

結局30分近くも時間をロスして、登山口に到着する。ところが、もう一台もどこかで道を間違えたらしく、駐車場に来ていない。携帯も圏外で連絡がつかず、困ったなあと思っていたが、しばらくしてもう一台も無事到着して事なきを得た。スタート前から、アクシデントがあって、のぼりだしたのは10時過ぎになってしまった。


今回のコースの登山口は水神社からだ。ここは、水神社愛鷹教会とも呼ばれ、桃沢川の上流、源泉近くに位置し、秘境と呼ぶのに相応しい深山幽谷の地にある。水神社の上流には、近年では数がめっきり減ったサンショウウオが生息しているという。




水神社愛鷹教会の由来には、「法華経の本義により御本尊並びに大聖人像を奉遷し、恩師身延山第七十九世本信院日慈上人より開眼供養す」とあることから、日蓮宗に所縁が深く、行者でもあった日竜上人(近藤寿善)と信者たちによって開かれた新興宗教であったらしい。教会は、三階建ての立派な建物で、こんな山奥によくぞ建てたものだと驚く。境内には無料の水汲み場があり、富士の雪融け水が湧き出るとされる水は3年間腐らないといわれているそうだ。試しに飲んでみたが、なるほど富士の湧き水は、絶品だった。




水神社前の駐車場で、集合写真を撮って歩き始める。


駐車場からは、車止めのある林道を進みしばらく歩く。林道には、ところどころ雪が残っており、雪道になることが予想された。少し暑くなった来た頃、池の平登山道近道入口(急勾配)の看板を見つける。


急勾配の前に、ひとまず一服して、上着を一枚脱ぐ。


登り始めは、たいした勾配ではないなあと馬鹿にしていたが、それは最初だけで、あとは確かにキツイ急勾配の道だった。笹が生い茂る道を喘ぎながら、一気に登る。


急勾配が終わったあたりで、雪が増えてきたので、藪の陰からいきなり雪の塊を投げつける。静岡県人は、雪を見ると何故かはしゃいでしまうのだ。




気持ちのいい雪道歩きが続く。


何にもないところに、自分の足跡が付くのが嬉しい。


広場に出たところで、再び雪合戦が始まる。




池の平入り口である。ここは整備された公園となっており、イスやテーブルが設置されている。


雪で覆われたテーブルに、N山さんが奥さんへのメッセージ?を指で書いていた。


ここからの景色は、まさに絶景である。駿河湾越しに伊豆半島の島影がよく見えていた。


後ろを振り向けば、雪を被った愛鷹連峰の山並みが美しい。まさに雪山にキタ~!という感じだ。


とりあえず、ここでも記念撮影だ。




池の平公園を抜けると、これからが本格的な山道となる。


2013愛鷹連峰・位牌岳登山(後半)に続く。