とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2012籠ノ登山

2012-08-25 22:34:17 | 山登り
今日は、長野県東御市にある籠ノ登山(かごのとやま)に登った。
籠ノ登山は、水ノ塔山、東籠ノ登山、西籠ノ登山の三山を含んだ総称である。
今回は、その三山を巡り、池ノ平と呼ばれる広大な湿原を含んだ周回コースを歩いてきた。

登山口は、小諸市からチェリーパークラインを上がり、高峰温泉から入る。
まずは、高峰温泉の手前にある高峰高原ホテル前で素晴らしい景色が見えたので
登山を開始する前に、さっそく写真撮影となった。
朝5時半である。ヤナギランの花の向こうに朝日に染まった富士山がくっきり見えていた。
これは、朝から幸先いいスタートであった。




富士山の写真を撮って、高峰温泉の登山口に移動する。
昨夜、標高2000mの駐車場で見た星空が素晴らしくよかったので、この日も素晴らしい景色が期待できた。
まずは、水の塔山にむけて登りはじめた。


早速登山道では、夏から秋にかけての高山植物をいろいろ見つける。

(ツリガネニンジン)


(マツムシソウ)


(ミネウスユキソウ)

かなり高度を稼いだ頃、樹林の向こうに北アルプスの槍ヶ岳がくっきり見えてきた。穂高連峰も見えている。


更に進むと、同じく北アルプスの鹿島槍ヶ岳や五竜岳等も見えてきた。


水ノ塔山を通過し、前方左側に見えてきたのが東籠ノ登山、右側が西籠ノ登山である。


蛾(蝶?)がマツムシソウにとまっている。


東籠の登山(2227m)に到着する。


東籠の登山からは360度の大パノラマが広がっていた。

(左から富士山、八ヶ岳連峰が広がっている。八ヶ岳の奥には南アルプスの北岳が見える)


(手前の山の奥に浅間山の頭が僅かに見える、噴煙が少し見えた)

東籠の登山に荷物を置いて、西籠の登山(2212m)に向かう。往復1時間弱のコースだ。


西籠の登山からは、湯ノ丸スキー場と湯の丸山、烏帽子岳が見える。こちらの山は、昨年登った山だ。


靴の先にトンボがとまっていた。


再び東籠の登山に戻り、30分ほど休憩をしたり景色を堪能したりして、池ノ平湿原に向けて下りはじめた。


ガレ場を抜けると、森の中となり、涼しく気持ちよい道となる。


ここでも、いろんな花を見かける。

(カワラナデシコ)


(ノアザミ)

池ノ平湿原の駐車場から、見晴歩道をあるく。
横に倒れた木から垂直に枝が伸びている。逞しい生命力である。


見晴歩道には、見事なお花畑が広がっていた。特に目立ったのが、ヤナギランの大群落である。




ヤナギランに混じって、マツムシソウやツリガネニンジンの群落も広がっている。


雲上の丘からは、池ノ平湿原が一望である。




雲上の丘から東籠の登山を望遠で覗くと、山頂には登山者がたくさん見えた。


三方ヶ峰(2040m)周辺では、コマクサの群落があるが花の盛りは過ぎていて、数株程度の花しか見えなかった。


これは、クガイソウ。


湿原に下り、木道を歩く。




ウメバチソウを見つける。


鏡池。風が少しあって、池に映る景色は揺らいでいた。


池ノ平湿原から、湯ノ丸高峰林道を歩く。


1時間弱ほどで、登山口の高峰温泉の林道入口ゲートに到着する。ここが、今回のコースの終点である。


高峰温泉は、日本秘湯を守る会会員になっており、ランプの宿としても知られる秘湯である。


高峰温泉でゆっくり温泉につかり、無事帰宅した。今回も天気に恵まれいい山旅であった。