とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

雷の避け方

2012-08-22 18:41:09 | いろいろ
しばらく前、日本の各地で落雷事故が相次いだ。18日には、大阪でコンサートの開場を待っていた女性2人が死亡し8名が軽傷、槍ヶ岳では1名が死亡、大津市ではランニング中に落雷を受けた中学生が意識不明の重体となったという。時々は、新聞記事になったりして雷の怖さを思いさらされるが、街中でも落雷事故で亡くなったというニュースは、かなり衝撃的だった。

このところ、天気が不安定で例年よりも雷の発生頻度が多いような気がする。私の場合は、山に出かけることが多いので、雷の避け方を再度確認しておくことが必要だと改めて思った。そこで、どんな注意が必要か調べてみた。

まず、雷に注意しなければいけない状況はこんな時だ。
・寒冷前線が通過するとき
・上空に寒気が流れ込んでいるとき
・雷注意報が発令されているとき
このようなときは、天気予報で「所により、にわか雨か雷雨」と表現されている。
ということで、まずはこんな天気の時には外出しないのが、一番の対策である。

しかし、外出先で雷に遭遇してしまったら、こんな事に注意する。
■平坦な屋外では姿勢を低くする。
 雷は、高く尖った物に落ちやすいので、絶縁されたプラスチックの柄でも、傘やゴルフクラブなどは体より高く突き出さない。
■高い樹木があるときは、2m以上離れて姿勢を低くする。
 木に近すぎるとかえって危険。幹、枝や葉からは、1.5~2m以上離れる。30m以下の木であれば、先端を45度に見るところが安全といわれている。大阪で亡くなった女性は、木の下で雨宿りしていたのが良くなかったようだ。
■鉄筋コンクリートの建物や電車、自動車は、安全。
 木造家屋や小屋の内部では、電気配線からも1m以上離れる。

私の場合は、山の中で落雷に会う危険性が最も多いと思われる。そうなると、平坦な場所は少ないし、樹木で生い茂った場所を歩いている可能性が多い。もちろん、建物や車等近くにはない。そう思うと、これらの対策も上手い具合にできるかどうか難しいところだ。

ただ、2000年から2009年までの10年間で、国内の落雷事故による死傷者数は148人。うち死亡(行方不明)者数は30人。年平均すると死者はわずか3人だという。ちなみに、同じ期間の航空機事故の死者が年平均11.1人、交通事故の死者は5000人前後で推移していることを考えれば、落雷事故は実はそれほど怖がらなくてもいいと言う。当たる確率で言うならば、今年のサマージャンボ宝くじ1等4億円の当選確率(1千万分の1)のほうがずっと高いそうだ。ということで、やはり運を天に任せるしかないというのが良くわかった。