とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2012会津駒ケ岳登山

2012-08-19 19:03:00 | 山登り
15日は、会津駒ケ岳に登ることにした。私にとっては、69座めの百名山である。登山口には、檜枝岐村の民宿から10分程度で到着する。民宿の親父さんから、早く行けば登山口近くに止まられるよと聞いていたので、急いで向かったが、既に午前5時半を過ぎており、駐車場は満車に近かった。それでも、いいところに一台だけは何とか止められるスペースを見つけ、滑り込みセーフだった。さすが人気の山である。朝からこんなにも登山者が入っていると思わなかった。


早速支度をすると、直ぐ近くに階段の登り口があった。


最初の1時間ほどは、きつい急坂が続く。少し緩くなってきたところで水場があるところに出ると、ほぼ半分くらいの行程となる。しかし、まだまだ1時間半くらい歩かなければならない。見通しがいいところから、緩やかな山頂の会津駒ケ岳が見えてきた。


木道になった辺りから、駒の小屋が見えてきた。夏場は、管理人が常駐しているが、食事は自炊の避難小屋である。


お花畑の中の木道を進んでいく。


イワイチョウを見つける。


駒の小屋までは、もう少しである。お花畑が広がる気持ちよい斜面となってきた。


我々を迎えるかのように、数輪のニッコウキスゲが咲いていた。もう、時期的には終わってる花である。


駒の小屋前には、大きな池塘があり、ベンチでゆっくりくつろぐ事が出来る。駒ケ岳山頂までには20分程度の場所だが、のんびりと景色を楽しむには最適の場所だ。


池塘の回りでは、いろいろな高山植物を見ることができる。

(チングルマ)


(イワカガミとチングルマ)


(ハクサンコザクラ)

一息ついて、駒ケ岳までの緩やかな木道を進む。どこまでも、広い草原が続き飽きることのない景色を見せてくれる。


中門岳への側道との分岐から分かれ、駒ケ岳山頂への急勾配を上がる。山頂には、標高2132.4mと書かれた会津駒ケ岳の立派な山標が立っている。


山頂からは、パノラマガイドのようにたくさんの山々が見えるはずだが、残念ながら遠くの山々には雲がかかりよく見えなかった。


会津駒ケ岳に来たからには、その先にある中門岳にも是非足を延ばして欲しいという話を聞いていたので、駒ケ岳山頂に重い荷物を置いて、中門岳まで行くことにした。片道50分ほどかかるのだが、天気はよく、高低差はほとんどないので、水だけ持って進んだ。


みんなに薦められるだけあって、素晴らしい景色が続く。駒の小屋前にあったお花畑よりもさらに見事なハクサンコザクラのお花畑が広がっていた。


写真を撮りまくり状態となっていた。


ハクサンコザクラに蝶々もとまっている。


ハクサンフウロやカラマツソウも見かける。




池塘の回りには、ワタスゲの群落が広がっている。本当に綿のような面白い花である。




程なく、標高2060mの中門岳に到着する。はっきりしたピークはなく、池(中門の池)のまわり一帯を山頂としているようだ。




中門岳周辺にも、ミヤマキンポウゲやタテヤマリンドウが咲いていた。




キベリタテハという珍しい蝶々を見つける。


人懐こい蝶々で、女性の背中にしばらくとまっていた。


中門岳で景色を堪能して駒ケ岳まで戻る途中で、今まで雲の中に隠れていた燧ケ岳が顔を出してきた。柴安と俎の二つのピークがはっきり見えて嬉しかった。前日は、あの頂に居たのである。


駒ケ岳から駒の小屋前まで戻り、ベンチで昼食にした。小屋で買った冷えたビールを飲むとまさに至福の時である。会津駒ケ岳の女性的な山容を肴にのんびり休憩して、下山となった。帰りの長い下りもいいかげん疲れたが、この日も民宿でのんびり出来るので気持ちは楽だった。