とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

富士山登山で、はぐれる人が増加

2012-08-27 19:03:15 | 呟き
新聞を読んでいたら、最近富士山登山で仲間とはぐれる人が多く、遭難に巻き込まれる恐れもあり警察などが注意を呼びかけているそうだ。日本一の山ということで、登山経験の少ない人たちが安易に計画して、仲間を置き去りにしていってしまうなどのケースが多いようだ。

どんな例があったかというと、仲間9人とはぐれた男性が6合目付近で体調不良に陥ったり、韓国人グループ(35人)のうち6人が7合目付近で一時、行方不明になったりする騒ぎがあり、5合目に子ども1人を置き去りにして、山頂を目指す家族もいたという。

私も何度か富士山には登っているが、3000mを超える山であり、天候の激変で何が起きるかわからないことが多い。いつも山に登るときは、いちばん天気を気にする。天気予報はしつこいくらい良く見る。大雨や強風になることがないかを充分確認して決行か中止を決めたりする。そして、充分時間に余裕があって、下山が日没にならないような計画をすることにしている。ましてや、グループで行く場合は、全員無事下山できるようにしなければ意味がない。常に最後尾を気にして、遅れる人がないようにするのが登山の常識である。

今後、富士山が世界遺産に登録されるようになったとしたら、観光気分で登る人がもっと増えそうな気もする。やはり、富士山は神聖な山として入山制限や入山料をとるなどして、安易に登れる山にはして欲しくないと思っている。私自身は、富士山を登ること自体はあまり興味がない。何度も登る人も多く、こんな事を書くと怒られそうだが、山頂からの雲海の眺めや展望は素晴らしいが、登山道はガレ場ばかりで全然楽しくないし、緑がなくて花を楽しんだりすることもほとんどない。ましてや、シーズン中は人ばかりで、山の静けさを楽しめる気分にはなれない。本当に山を楽しむなら、北アルプスや南アルプスをはじめとする遠くから富士山を眺めることの出来る山のほうがお薦めである。いろんな山から富士山を見つけたときの感動のほうが、よっぽど素晴らしい。富士山は、遠くからその形の良さを眺めることで、日本人の心に訴えるものがあると思っている。