とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

世界有数のパワースポット「分杭峠」に行く

2011-09-24 18:36:40 | 観光
遠山郷マラニックの翌日は、山登りに行こうかとも思っていたが、私のたっての希望で前から行きたかった分杭峠にマラニック仲間の人達と行くことにした。分杭峠は、「健康に良い『気』を発生させるゼロ磁場地域である」と言われ、マスコミにも「エネルギーが凝縮しているゼロ磁場であり、世界でも有数のパワースポットである」と取り上げられ、観光客が急増している場所である。

通常の行きかたは、飯田方面に出て駒ヶ根か伊那あたりから峠に来るように案内されているが、遠山郷からは152号で真っ直ぐ進むのが一番近い。最初は、通常の行き方で大回りして行くしかないと思っていたが、一度行ったことがあるというSさんの助言で、山間部を走る酷(国)道152号をそのまま進むことにしたのだ。

しらびそ高原へ向かう道の途中から大鹿村への分岐に入る。細い道が続くが、それが国道152号線である。大鹿村に入ったところで、中央構造線博物館に立ち寄る。ヒロボーさんお勧めの場所なので、開館前だが立ち寄ってみる。


中央構造線博物館とは、日本で唯一の中央構造線の専門博物館である。関東から九州へ西南日本を縦断する大断層があり、それを中央構造線という。中央構造線を境に北側を西南日本内帯、南側を西南日本外帯と呼んで区別しているそうだ。中央構造線博物館では、それらのいろんな解説や展示があるそうだ。


この境目が実際の中央構造線になり、左右の岩の種類が違っている。右側が青っぽい石が多く左側が赤や白っぽい石が多い。


中央構造線博物館を出た後、中央構造線北川露頭にも立ち寄る。この場所は、国道ぞいの駐車場から歩いて3分の鹿塩(かしお)川の川岸にある。昭和36年(1961年)の大雨で大きく露出して、見つかったそうだ。


ここでも中央構造線がはっきり判る。右側が青っぽい地層で、左側が赤っぽいのが良く判る。


北川露頭からしばらく行くと、分杭峠に着く。ただし、この近くに車を停めるところはない。すでに大勢の観光客が集まっているのが見える。駐車場はさらに数キロ下った場所にある。シャトルバス乗り場の下にある駐車場は、かなりの車が停まっていた。


シャトルバス乗り場で往復のチケットを買う。


分杭峠に着くと、いよいよパワースポットに向かう。シャトルバスを降りた場所から下った場所にゼロ磁場水の水汲み場があるようだが、最もパワーが強いという場所は、林道の先にあるらしい。ただし、その林道は進入禁止となっているが、誰も気にせず戸を開けて中に入っていく。自己責任で入るのなら勝手にどうぞという事らしい。


しばらく歩いた先に大きな土砂崩れの場所があった。この場所が進入禁止の原因のようだ。たしかに雨の日は危ないようだ。何処かのHPにも雨の日には絶対に入らないで下さいと書いてあったのを思い出した。


ここが、最もパワーが強い場所らしい。ほとんどの観光客は、大きなポリタンクを持って水汲みに来ている。


我々も、手持ちのペットボトルなどに水を汲んでいく。


手をこするとビリビリしてくるなんてヒロボーさんが言うものだから、みんな手をこすりパワーを送り出している。まるでドラゴンボールみたいだ。


みんなパワーを得ようと、瞑想して同じ場所にずっと立っていたり、椅子に座ってじっとしている人もいる。磁石がくるくる回ったりするなんて話も聞いていたので、磁石をあっちこっちで移動して見てみるが、どうも異常な動きは見えない。このあたりをカメラで撮ると白いもやもやとしたもの(たまゆら:エネルギー体)が写ることがあるらしいが、そんなものも写らなかった。これも信じるか信じないかで結果が変わってくるのだろうか。


パワースポット地点から駐車場に戻り、本来の分杭峠前で記念写真を撮る。分杭峠は標高1424mの峠で、高遠藩が他領(南方は天領であった)との境界に杭を建て目印としたことに由来するといわれ、「従是北高遠領」の石碑がある。


分杭峠から、再びシャトルバスで駐車場に戻り解散する。その後、遠山郷に車があるメンバーだけで元来た道を戻る。

帰りは、大鹿歌舞伎で有名な大鹿村の市場神社舞台を見学していく。現在では春と秋の1年2回の定期公演が行われ、春の定期公演は5月3日に大河原の大磧神社舞台、秋の定期公演は10月第三日曜日に市場神社舞台が会場として使用されるそうだ。


こちらが、舞台隣にある市場神社だ。ちなみに、大鹿歌舞伎を題材にした『大鹿村騒動記』という映画が最近公開されたばかりだ。この映画は、原田芳雄の遺作となった。


その後、無事に遠山郷に帰り、それぞれ帰宅の途についた。今年の遠山郷マラニックも天気に恵まれ楽しい連休を過ごすことができた。