とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2011遠山郷マラニック マラニック(後半)

2011-09-23 00:02:32 | マラソン
「上島」エイドからスノーシェードのトンネルを抜け、コース中最も標高がある下栗1072mへの上り坂に入る。最初だけ走れたが、直ぐにきつくなって歩き出す。標高差550mを走りぬく体力はまったくない。前半は、木陰の下の山道なので意外と涼しい。


木陰の道がなくなると、日当たりがいい急な坂道になる。この辺りは暑くて厳しい道だ。


「祈る交通安全無事にカエル」のカエル様が見えてきた。もう少しで、このマラニック中、最高のおもてなしで有名な「熊谷邸」エイドだ。


「熊谷邸」エイドは、コースマップには載っていない私設エイドである。しかし、屋根のある広い展望テラスのテーブルには、有り余るほどの食べ物と飲み物が用意されている。お馴染みのランナーはこのエイドに寄るのを毎年楽しみに参加しているくらいだ。「おはぎ」「おにぎり」「イカ」「ソーメン」「バナナ」「オレンジ」「ビール」「ジュース」など目一杯頂く。一番長居をしてしまうエイドである。


テラスからは、南アルプスの3000mの山々が展望できる。この日も、聖岳や兎岳がよく見えた。


エイドを出たところで、ここの名物おじいさんと今年も記念撮影する。海軍の将校姿が様になっている。


そばの花も満開である。


コスモスも咲き乱れ、秋らしくなってきた。


道祖神も並んでいる。


根野上神社で、完走を祈願する。


最後の上り。ここからも南アルプスの眺めがいい。


ついに、最高所である第11エイド「下栗の里 はんば亭」に到着である。


ここのエイドの楽しみは、なんと言っても「観音霊水」の氷で作ったカキ氷である。昨年もカキ氷を作ってくれた小学生の女の子がいた。1年の間に成長していたようだ。冷たくて美味しいのでおかわりまでしてしまった。


「下栗の里」からは、一気に下る。集落の間の道が曲がりくねって下に続いているのがよく見える。標高500mほど下ったところにある第12エイド「三軒家」では、炭火で焼いたアマゴの塩焼きが出る。これも楽しみなエイドだ。


この塩焼きは、絶妙の味であり頭から丸ごと頂く。


その後は、川沿いの木陰の道を緩やかに下っていく。昔、森林鉄道が敷設されていた道だそうだ。第13エイド「水神様」に着いた時、突然ごつい「おネエさん」?が飛びついてきた。なかなか笑える歓迎である。一緒に「おネエさん」?と記念撮影する。


橋を渡り、「梨元ていしゃば」からしばらく走ると、熊野神社に寄るように指示された。


第14エイド「熊野神社」である。去年は前半に寄ったが、今年は後半に寄るようになったようだ。


「熊野神社」では禰宜さんが、参加者にお祓いをして一人ずつに『安全楽走祈願』の木札を掛けてくれる。後半になったので順番待ちも短く、すぐに自分たちの番になった。


御祓いを受けた後は、お神酒も頂く。神社を出て、最後の吊橋を渡る。


第15エイド「大島」が最後のエイドだが、ここからが結構長い。コース図では残り3キロでゴールとなっているが、実際は6キロくらいある。このマラニックでは、距離表示はかなりアバウトである。平坦な道でも歩きが入って嫌になってきたが、街中では応援があるので一頑張りして走る。橋を渡って曲がると「かぐらの湯」の看板が見えた。


「かぐらの湯」玄関目前である。


15時10分、無事ゴール。月桂冠の冠をかぶりゴール写真を撮る。GPSの距離表示は61キロ程になっている。55キロより多いらしいと聞いていたが、こんなにも距離があったとはビックリだ。


ゴール後は、早速温泉に飛び込む。やっぱり走った後の温泉は最高だ。ほぼ全員がゴールした頃、後夜祭が始まった。後夜祭でも、美味しい料理がいろいろ出てきた。




こちらは、5回連続出場で表彰された人たち。遠山郷の魅力に魅せられた人たちでもある。


その後も、じゃんけん大会などでいろんな景品が当たり、私は遠山郷のビューポイントから写した紅葉の写真を頂いた。なかなかいい写真である。そして、この日も遠山郷で車中泊する。翌日は、分杭峠まで足を延ばし、観光して帰る予定だ。