有名な物理学上の2重スリット実験によって、
素粒子は人が観察するときだけ粒子であり、観察していない時は波動であることが証明された。
一般にはこの事実だけが世の中に出ているのだが、そこから派生することにあまり注意がなされていないだろうと思われる。
この実証された事実の意味を深く解釈する必要があるはずだ。
物質の元である微細な素粒子には・・粒子性と波動性を併せ持つ不可思議な性質がある。
ただそれだけではなく、
それは、『人が観察した時だけ』”粒子”として姿を現すということだ。
観察しない時は・・”波動”なのである。
波動の場合は、一か所に集約して観測されないと言う意味である。
つまり、我々がイメージしているような、しっかりした原子や分子構造の体を成さない・・ということだ。
観察していない時は、波動である・・ということは、
我々の周囲にある堅い物質と思っているものも、観察しているときだけ存在しているということだ。
例えば、あなたが眠っているときには、
つまり意識がない時には、
我々が堅牢な物体と思っているものはそのように存在しておらず、
不定形の波として存在しているということである。
つまり、素粒子が組み合わさって、原子、分子となっている堅牢な物体は存在していないという事なのである。
このような原子構造は、観察しているときだけのものであり、
観察していない場合は・・波・・不定形として存在する。
ここはよくよく考えなければならないところだ。
実に重要無比な点である。
観察者がいない時には・・物質は・・物質として存在しない。
言い換えれば、
意識がない時には・・物質世界はその姿を現していないということだ。
・・・・
最も身近で、最も自分自身であるところの
わたしたちの「意識」・・・
それがなければ・・物質は・・その物質の形を成さないのである。
意識的に気づいていなければ、
我々が見て、聞いて、感じている世界、もちろん無限遠に広がる宇宙さえも存在していない・・のである。
・・・
そんな馬鹿な・・!
二重スリット実験を曲解しためちゃくちゃな言説である!
世界はわたしたち(意識を有する人間)がいなくても、ちゃんと存在しているんだ!・・・と、
そう想うかもしれないが・・、
実際はそうではないのである!
例えば、・・・
あなたが眠っているときに、あなたは世界が存在していると実証できない。
その時、あなた以外の人が目覚めていて(意識があって)世界を見ているとしても、
あなたは・・それを実証できない・・
なぜならば・・その時あなたには「意識」がないのだから。
もし、そのままであれば、意識がなければ・・、
永遠に世界等ないという事はわかるはずである。
わたしたちは、毎日、毎日、寝ては起きて生活しているし、
成績だ、お金だ、生活改善だ・・と、
この世界で何やかやと忙しくしているけれども、
この重要極まりない・・真実を素通りしてきたのである。
あるいは、この世界に映し出される様々な他者からのノイズ、雑念によって、実に長い時間、幻惑されてきたともいえるだろう。
しかしながら、外側に映し出された不本意極まりない幻影は、
いまはどうでも良いことも知ることが出来るだろう。
結果として現象化したものは、どんなパワーも持たず、
それを観察している者だけが・・根源的なパワーなのであることを知るからである。
・・・
この事実に、まことに気付くならば、意識がパワーであり、
すなわち物質的現象世界を創り出すということが理解可能な意識レベルになることだろう。
そう・・、自分自身・・わたし‥という意識こそが、
わたしたちそれぞれの現象世界を難なく創り出しているパワーなのである。
この真実を・・まことにまことに、あらゆる手段を講じてでも、
たとえ長く時間はかかろうとも、深く理解することである。
・・・
この世界は意識によるマトリクス世界であると気付いたネオ?
本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました。