『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

譜読み

2019-11-30 07:47:00 | 勉強
ニュースの
スポーツコーナーでも
女子ゴルフの「賞金女王」の
話題で持ちきりである。

最終戦の1、2Rは
ローカル放送なので、
テレビでは視れないが、
ユーチューブでライヴ・アップ(違法?)
してるサイトを視れた。

現在、賞金獲得1位の鈴木は
不調のようで、
「何をやっても上手くいかなかった」
と、クラブを叩きつけるシーンも
たびたびあった。

それを見て、
道具に当るようでは、
ゴルフの女神も
祝福してくれないだろうなぁ・・・
と、感じた。

テニスの錦織がキライなのも
すぐにラケットを投げたり
叩きつけたりするからである。

名選手のフェデラーやイチローは
絶対にそんなことはしないし、
ソフト選手で書道をやってきたシブコも
道具に当るのは見たことがない。

道具を自分の分身のように
磨いて、大切にし、
ツアーを共にしている
パートナーのように扱う者から見れば
感謝こそすれ、八つ当たりするのは
お門違いなのである。

男子テニス部顧問の頃、
試合中にそのたぐいの
マナー違反をやらかした選手は、
勝っても負けても
教育的懲罰を与えた。

中学の時、
同様のことをやらかしてたフミにも
それを戒め、
その後、県のチャンピオンになった。




ユーチューブに
シブコのプロテスト合格直後の映像があり、
今の姿とは別人のような
プクプク、ムチムチの
ポッチャリ体型と丸顔で驚いた。

昨日も、解説の元レジェンドが
「全英を獲ってから、
顔付きが、勝負師の顔になりましたねぇ」
と、その変貌ぶりを
挙げていた。

体型も締まって、
均整のとれたアスリート型になった。



前日、イーグルを取ったホールに
4オンというミスが続いた時には、
「やったるでぇ~と、思ってたのに、
情けねぇ~・・・と、思った」
と、アッケラカンと言っていた。

そして、次のロング・ホールでは
胸のすくような見事なショットで
2オン成功しバーディを取った。

そのハチャメチャぶりが、
いかにもシブコらしい。

なので、新聞の見出しも
「のびのび渋野」
に対して
「こちこち鈴木」
と対照的であった。

その自然体ぶりを
「末恐ろしい21歳だ」
と新聞も評していたが、
何処かで聞いたセリフだと思ったら
「末恐ろしい14歳だ」
というのは、ソータで
さんざん言われてきた言葉だった。

どちらも早熟天才型だが、
その「天然」ぶりから、
久しぶりに
【運・鈍・根】という
成功の三条件を思い出した。

ソータも「運」に恵まれ、
わずか3年で
四段から七段にまで昇段した。

某棋士は、
自分は20年もかかったのに・・・と、
畏怖と羨望で語っていた。

「根性」というのは、
近頃、あまり流行らなくなったが、
ふたりとも練習と研究が好きなので
それをやり続けることを
苦にもしないというのが、
「性根」が出来ているということである。

時には苦しくとも、
好きだからこそ
やり続けていられて、
そしてその技量が高まり、
人を魅了するのである。

そして、ふたりとも
人に学ぶことに素直で、
あらゆることを吸収して
己の力・武器としている。

それと、
情けない試合をして、
負けると泣くし、
勝つと全身で喜びを表す。

今日、明日の本選3、4Rが
「シブコ劇場」の全英に次ぐ、
“天然天才”スターの
見せ場である。

ワクワク (((o( ˙-˙ *))o))) 





今日は、4時から、
音楽堂での医大オケの定演を
聴きに出かけてくる。

プログラムにある
シューベルトの交響曲第8番
『ザ・グレイト』は、
名前のとおり重厚長大な名曲で、
スコア(総譜)をプリント・アウトしたら
120頁にも及んだ。

CDやユーチューブでも
いろんな指揮者&オケのものを
毎日聴いていたが、
スコアでヴィジュアルに見ると
音楽の構成、作曲家の意図が
手に取るように理解できる。

スコア・リーディングの楽しみは、
深く読んでいくと、
最終的には、楽譜から
音楽が立ち上がってきて、
それは誰の演奏家のものでもない
自分だけの脳内音楽として
魂に響いてくるのである。

その時、
知らず知らず、
無意識に手や体が動いているので、
これが指揮の原点か・・・
と感じることもある。



ネットにある限りの
シューベルトの肖像画を検索してみた。

31歳の短命だった彼は、
人生80年の現代であれば、
35歳を青年期の末期とする
発達心理学では、
まだ中年以前である。

『ザ・グレイト』は、
晩年に近い28~29歳頃の作品だが、
その老獪な作風を鑑みるに
彼もまた早熟型の天才だったのだろう。

もっとも、
ベートーヴェンとは同時代、
ハイドンやモーツァルト、
といった楽聖たちとも
近い時代を生きていたので、
その先達の音楽を深く吸収し
創作の母胎にしたであろうことは
想像に難くない。




ステージ以外では
あまり着る機会のない
ライトブルーのジャケットには、
リサイタルの時以来、
ずっと『トムとジェリー』の
トムのラペルピンと
水色ストライプのチーフが挿したままで
クロークで眠っている。

来週の身内の結婚式でも
黒礼服なので、
着る機会がなく
残念である。




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