『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

嵐の傷跡

2019-10-22 08:03:00 | 食物・飲物
台風20号は
温帯低気圧に変じたものの、
また雨降りをもたらした。

そして、
遠く洋上には
955hPaという勢力の強い
21号が発生して
関東沖合いに向かって
接近している。

今朝の朝刊では、
3.11の津波で家と夫を失い、
今度の19号で新築した家が水没して、
二度目の避難所暮らしになっている
ご婦人がいるという
まことに気の毒な記事を読んだ。

まさに、
「弱り目に祟り目」
「踏んだり蹴ったり」
「泣きっ面に蜂」
「便所に行けば人が入っている」
である。

かくも、格言、諺があるというのは、
凶事は続くことがある・・・という
先人の経験則を
教訓としているのだろう。

カウンセリングでも
よく、このような相談を受けるが、
「いっぺんにワルイ事が起こる時は、
そこを難負けせずに凌いでいけば、
イイ事もいっぺんに起きてくるものです」
と、お慰めすることがある。

口で言うのは簡単だが、
それまでに、その難儀について
聴いて聴いて、共に泣いて、
「悲しみを共に悲しめば
 悲しみは半分になる」
という処まで随行しての後の
お慰めなので、
「先を楽しめる」一縷の希望の光と
受け取って下さる方が多い。

「何を言うかでなく、誰が言うか」が
肝要なのである。

なので、お弟子さんたちには、
その「誰」になる為には、
己れを掘って掘って
個のレベルを超えた
“トランス・パーソナル”な領域にまで達して
普遍的無意識レベルで
共存・博愛の境地にまで行きなはれやー、
と自戒を込めて教えている。

目の前の人が
ウメボシやレモンを食べて、
酸っぱさに顔をしかめるのを見ると、
自分も自ずと顔をしかめたり、
口中に生唾が湧くことがある(笑)。

なかには、
その話を聞いただけでも
ツバが出る人もいるので(笑)、
我々は、かくばかりに、
つながっているのである。




海外料理番組で、
「アドヴォカート」というリキュールで
リンゴを煮ると、
カスタード味になって絶品、
というシーンがあったので、
さっそく市中の酒屋を探し回った。

残念ながら、
何処でも見つからず、
「困った時のアマゾン頼り」で
検索してみたら、
在ることはあるのだが、
なにせ、1.500円の本体に
送料が千円近い。

これは、いかにも冥利が悪い。

ならば、市外の酒店にも
電話で在庫を尋ねてみようと、
かつて、6年間の田高通勤で
何度も立ち寄っていた
二本松の「勢州屋」に訊いてみたら、
在るとのことで、ラッキーだった。

♪( ´θ`)ノ ヤタ~

アドヴォカートは、
酒薀蓄マンガ『レモンハート』で
80年代から知ってはいたのだが、
卵黄のリキュールというので、
なんだかキモチわるいなぁ・・・
という偏見を長らく抱いていた。

でも、料理番組で、
「カスタード風味で絶品」
と聞いて、なるほど!
卵黄+バニラ+シロップなら、
まんまカスタードやん!
と、気づいて、
テイスティングしてみたら
その通りだった。

きっと、昔は、
風邪を引いた時に飲むだような、
玉子酒のようなイメージを
抱いていたのかもしれない。

ウィキってみたら、
これは、オランダ産のリキュールで、
オランダ語でアドヴォカートは
「弁護士」という意味で、
このエピソードは
まんがの『レモンハート』にも出てきた。

これを飲むと
まるで弁護士のように
弁舌が爽やかになるそうだ。

アルコール度数は20%で、
トロリと濃厚な甘さと香りがあり、
オランダではアイスや
ペストリー(焼き菓子)に用いたり、
食前・食後酒に出されるらしい。

伝統的には、
口広のグラスに入れ
ホイップクリームをかけ、
ココアを振って供されるというので、
ぜひ、それをやってみようと思う(笑)。

ホイップ カイニ イカネバ~ッ ! ε=ε=ε=ヾ(*。>◇<)ノ





二本松の阿武隈川沿いも
氾濫跡が今尚、土嚢が残され、
通行止めになっていた。

川沿いの畑は
軒並み水没したらしく、
果樹がいずれも
泥まみれになっていた。

12月にも
台風が来た年があったので、
まだまだ、21、22号・・・と、
水害の油断はできないかもしれぬ。




先週は台風19号で
異常な一週間だったせいか、
生活リズムやペースが
いつもと違っていて、
ソータの棋戦を二つも見逃した。

どちらも、
有料棋戦で、
払い込みしようと思っていたが
ついつい失念して、
その対局日すら忘れていた。

きのうは、
大一番の「羽生永世七冠」戦だったが、
偶然、夕方に検索して思い出した。

当日観戦料は
前売りより500円も高い
1.500円なので、
終盤だったからチケットは買わずに、
新聞社のライヴ棋譜と、
ユーチューブのライヴ音声中継のみで
想像の世界で楽しんだ。

ついでに、
18日の糸谷戦の棋譜も再生し、
ユーチューブの解説サイトでも
楽しんだ。

糸谷八段は、
阪大大学院出の
インテリ棋士である。

A級棋士ふたりに対して、
ソータが圧倒的な強さで
完勝だった。

羽生戦では、
ソータも研究に用いている
かつての最強ソフト『エルモ』と
ほぼ99%に近い一致率で
「最善手」のみを指し、
あたかも羽生ちゃんが
AI相手に闘っているかのようであった。

動画でこそ見られなかったが、
ラジオ中継を聞くように、
動画を見ている人たちのコメが
次々とユーチューブに投稿され、
「羽生さんがガックリうなだれた・・・」
「ソータが勝ちキョロキョロに入った!!」
という目に浮かぶような
文字中継をしてくれた。

新聞社の棋譜中継コメには、
観戦記者のライヴ・コメが書かれるが、
「見えてる世界が違うのか。
 恐るべき藤井」
という、
畏怖とも言えるような
「投了」寸前のコメに
鳥肌が立った。

相手は、
タイトル99期の永世七冠で
棋界の最高峰・大天才と言われてきた
羽生九段である。

ソータは、
17歳の高校二年生だが、
「400年にひとりの天才」
と棋界が賞賛し、
「詰め将棋選手権5連覇」の
文字通り世界一の
チャンピオンでもある。










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