きのうは
無事、大腸内視鏡検査を終え、
腫瘍はなく、
大中小のポリープが
3つあったが、
ポリペクトミー(切除)は
なされなかった。
ついでに
取って欲しかったのだが・・・
検査が主眼だったようだ。
術後の説明で、
解像度のクッキリした
スチル画像を見せられ、
小は数ミリで、
中は5ミリ程度だったが、
結腸部のは1センチほどあり
表面の毛細血管まで赤々と映っていた。
中小のものは
放置してても大丈夫だが、
1センチのものは、
「がん」になりそうなので
摘出した方がいいとの事だった。
ただ、結腸部にあって
やや難しい部位らしく、
しかも、その結腸が
移動盲腸の手術後の癒着なのか
硬いらしく伸展性がなかったという。
というわけで、
冬休みに再度、一泊入院での
内視鏡手術を受ける事になった。
*
検査自体は
麻酔薬のおかげで
思ったりよりも楽だったが、
ただ、熟睡とはいかず
朦朧(もうろう)状態で
やはり結腸部あたりで
痛みを感じて
「いたた・・・」
と声を出していた記憶がある。
さほどに深い麻酔でもないので
痛さで半覚醒するほどである。
投薬名を調べてみたら、
ドルミカムは商品名で、
一般名は「ミダゾラム」という
ベンゾジアゼピン系の
麻酔導入薬・鎮静薬である。
これは、静脈内注射後、
10秒から2分以内に効果が発現し、
1 - 6時間継続するものだが、
投与後の最大効果発現は
およそ10分後だという。
作用機序は、
中枢神経系の
ベンゾジアゼピン受容体に結合して
抑制系のGABA受容体と相互作用し、
GABAとGABA受容体の
親和性を向上させて
神経細胞の興奮性を鎮めることで、
鎮静効果と抗痙攣作用を発揮する。
フルマゼニルは、
ベンゾジアゼピン系薬剤の拮抗薬で、
麻酔からの覚醒に用いられた。
*
1時の予約だったが、
他にも施術患者がいた為か、
準備の点滴をしたまま
1時間ちかくも前室で待たされた。
その間、
手持ち無沙汰だったので、
マスターしている
自律訓練法(自己催眠)の
6過程を施し、
完全に催眠下の状態で過ごした。
そしたら、
身体感覚と不安が消え、
気持ちのいい
フローティング感覚でいられた。
左脳による
ネガティヴ・マインド・ワンダリングを
防ぐために、
呼び出されてから
鎮静剤を打たれるまでの過程を
何度かシュミレーションして
脳内リハーサルを繰り返した。
麻酔で眠りに落ちるのは
初めての経験なので
いささか不安があったが、
それでも、眠くなり意識を失う
という入眠過程は、
生まれてから2万回ほど
毎日やってるので、
恐れる必要もなかった。
内視鏡室での
直前に計測した血圧は
これまでで最高の168にもなった。
自己催眠で落ち着いたとはいいながら、
その実、カラダはしっかり
緊張していたのである(笑)。
術後の測定では、
98にまで落ちていて、
落ちすぎだなぁ・・・とさえ思った(笑)。
*
カミさんが
半休を取って、
待合室で待っててくれたので、
術前に顔を合わせて
ちょっぴり安心感を得た。
術後説明では、
看護師さんが呼んでくれて、
ふたりでドクターの
検査結果を聴いた。
*
二週間後の夏休みに入ったら、
すぐにでも
摘出手術を受けようと思ったが、
若いドクターから
「また、洗浄剤呑むの
つらいでしょ・・・」
と言われて、
それもそうだと思わされ、
冬休みに伸ばした。
かのマズイ洗浄剤は
ほんとにつらかった・・・。
でも、それなりに
初めての体験は
貴重でもあった。
下剤の効き目は
たいしたもんで、
呑んで1時間もしたら、
きっちりゴロゴロきて・・・。
それから、間欠的に
便意がくるたんびに
「きた、きた、来た~ッ‼️」
と、排便ゲームみたいに
10回もトイレに駆け込んだ。
もう、こうなりゃ、
楽しんでやれ、
である。
後半になるほど、
サンプル画像どおり
次第に透明化して
しまいには文字通りの水になった。
ウィキで
経口腸管洗浄剤の
組成について調べてみた。
ポリ・エチレン・グリコール と
塩化ナトリウム、塩化カリウム、
炭酸水素ナトリウム、
無水硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム
などの電解質と下剤成分として
クエン酸マグネシウムや
ピコスルファートを含有する。
ピコスルファート・ナトリウムの
分子式は「C₁₈H₁₃NNa₂O₈S₂・H₂O」。
有機物のCHONに
イオウが含有している。
ポリエチレングリコールは
HO-(CH₂-CH₂-O)n-H 。
《下痢を起こさせるメカニズム》
腸管での水分吸収は
電解質が吸収されることで発生する
腸管内と体内の間の
浸透圧差に応じて
水分が移動することにより起こる。
腸管で吸収できる電解質の量には
限りがあるため、
等張の電解質液を
大量に経口摂取すると
浸透圧差が小さくなり、
経口摂取した水分のほとんどが
腸管に滞留し峻下作用を表す。
また継続的に投与することで
腸管内の固形物を流去させる。
消化管運動機能改善剤
(モサプリドクエン酸塩錠/ガスモチン)
を併用する場合もある。
重要な副作用として、
低血糖症、ショック、
アナフィラキシー、脱水症状、
血圧低下などがある・・・
との事だったが・・・。
初回の下痢を催す時、
虚血性大腸炎や
血管迷走神経反射の前駆症状にある
血圧低下によるザワザワ感が
軽く起こった。
このまま、発作に移行しないように
心中御祈念させて頂いたら、
軽い心悸亢進と共に
排泄後に治まってくれて幸いした。
なかなか、
大量の下剤を服用するという経験が
ないだけに、カラダが最初は
驚いて、プチ・パニックに
陥りかけたのだろう。
なので、オナカを撫でながら、
「だいじょうぶ。大丈夫!!」
と、細胞たちをなだめ聞かした(笑)。
**
検査が終わったら
お鮨を食べよう・・・と、
決めていたので、
帰路の近所にあった
高級回転系の『平助』に寄り、
早目の夕飯とした。
丸々、一日の絶食後だったので、
急には大量摂取はできず、
ふた皿の六貫を
ゆっくり、よーく噛んで、味わった。
こはだ・赤味・〆鯖・中とろ・
イワシ・大トロ・・・の順でやった。
〆は、鯛茶漬けにして、
デザートに黄な粉プリンで
オシマイにした。
これでも、
ここ一週間では、
はじめて、まともな食事で、
しかもご馳走だった(笑)。
*
帰路、近所のダイソーに寄って、
指の怪我用のカットバンを買い、
ついでに、お菓子を沢山
衝動買いしてしまった(笑)。
これらも、久しぶりに味わう
駄菓子のような味で
懐かしかった。
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