『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

地球沸騰化・・・人類存続の危機

2023-07-30 08:56:51 | 社会問題

 

連日の猛暑で、
38℃超えが続いている。

冷房の効いた室内から
外気と同じ廊下に出ると
熱気が空気の圧力のように
グイッと肌を刺激する感覚は、
これまでの人生65年で感じた
初めての体験である。

37℃と38℃では、
わずかに1℃だけの違いだが、
その1℃がこうも違って
体感されるのかと、
意外にも思われた。

*



きのうは、
前日にメンタルクリニックで
処方された薬を
行きつけの薬局まで
受け取りに行った。

熱中症の予防にと
開業時間の9時に一番乗りしたが、
精神障害長期療養支援の
負担軽減の操作に手こずっていて
モタモタしていたので、
暑さのせいで気が立っていたのか、
ちょっとムカついて
声を荒げてしまった。

けっきょく、受給者証を呈示して
事は収まったが、受付事務が
不慣れとはいえ、
モタモタしすぎるので、
ついついイラついてしまった。

仕事の出来ない人が
どこでもいるので、
それに我慢を強いられるのは
かなわないと思いながらも、
もちっと寛容の精神を
養わねばだなぁ・・・とも、
反省させられた。

*



帰路、
ブーランジェリー(ベーカリー)前を 
通ったので、ついでに、
バケットを買っていこうと、
すでに32℃にもなっていたが、
厳重にクーリング・セットを
腋窩部に施しながら車を降りた。

すると、
バケットは11時の焼き上がり
と告げられて、ガックリした。

仕方なく、気を取り直して、
出来立てのカレーパンと
サンドイッチを買った。


*


ここんところ、
熱中症の予防と
“夏負け”しまいと、
よく食べてるせいか、
また体重が増えて
ダイエットどころでなくなっている(😿)。

年々、基礎代謝量が低下してるのか、
日常生活ではちっとも燃焼せずに
贅肉や内臓脂肪になってるようで、
また、眼底出血するのではと
戦々恐々でいる。

*



子どもたちが幼児の頃、
よく、タオルケットを
立膝にかけて即席テントにして、
そこにもぐらせて
遊ばせたものである。

自分もアタマから
すっぽり自家製テントに入ってみると、
不思議に落ち着く感じがし、
きっと胎内回帰の安心感だなと
深層心理的に納得した。

わざわざ猛暑の戸外で
キャンプしなくっても、
涼しい寝室でテント気分が味わえて
これもまた一興だなとも思った(笑)。

*



夜は、寝室から
寝転んだまま、
県庁前の阿武隈川での
花火大会の大玉の開花が鑑賞できた。

アイスコーヒーをやりながら、
なかなか贅沢な気分だなぁ・・・と、
盛夏のひと時を味わった。

*



この尋常ならざる猛暑について、
ちっとばかり調べてみようと、
YouTubeの関連サイトで
にわか学習した。

直接の原因は、
「北極の温暖化」と
「エルニーニョ」による
「偏西風の蛇行」により、
局地的に熱暑帯が発生するのだという。

ヨーロッパでは
40℃超えで、この夏、
6万人も亡くなっているという。

このまま続けば、
9万人に達するかもともいう。

まさに、殺人的猛暑である。

局地的には
50℃を超えている箇所もある。

そうなると、ほぼ100%が
熱中症死に至るようである。

ヒトのホメオスタシス(恒常性維持)の
機能である体温調節が、
37℃に保てなくなり、
体内での生化学的な作用一切を担当する
酵素(蛋白質)の最適温度から外れて
機能不全に陥るから、
とうぜん、生命活動は害される。

低体温症により死ぬのも
高体温症により死ぬのも、
いずれも生体酵素の機能不全により
細胞レベルでの活性が消失するからである。

なので、生物としてのヒトの
気温のハビタブル・ゾーン(棲息域)は
0℃から50℃の狭い範囲なのである。

*



元・生物教員なので、
氷河期についても
古生物学の領域で
生徒に教えたことがあり、
「ギュンツ・ミンデル・リス・ヴルム」
という暗号めいた(笑)
氷河期名をもテストに出題したことがある。

現在は、
間氷期の「温暖期」ではあるが、
この暑さは、それに加えて、
明らかに産業革命後の
人為的なCO₂排出によるもの、
と、2021年のノーベル賞受賞者の
真鍋 淑郎 博士により証明された。

*

そもそも、氷河期と間氷期の
周忌的な交代は、なぜ起こるのか・・・。

それは、
地球の公転軌道が
木星や土星などの
質量の大きい天体の重力作用で
数十万年の周期で
楕円になったり円になったりするからである。

それに、もう一つのファクターは
地軸が26000年の周期で一回りする
「歳差運動」が関与している。

地球の公転面に対する地軸の傾きは
23.4度あるが、その角度を維持しながら、
回ってるコマの芯棒が止まる寸前にブレるように
「すりこぎ棒のような運動」するのを
「歳差運動」と言う。

*



世界各地の地層や
南極の氷の観測から、
5600万年前には、
気温が一気に5~8℃上昇した
特異的な時期があり、
これは『暁新生-始新生 温暖化極大』
(PETM)と呼ばれている。

この原因には諸説あるが、
間氷期(温暖期)になり、
北極の氷や永久凍土が解けて、
CO₂の20倍の温室効果のある
メタンが大量放出されたのではないか
と考えられている。

この急激な温暖化促進は、
その後、収まって平均に回帰するが、
その要因も化石から解明されており、
多くの水系でアカウキクサが
大量に発生して、空気中のCO₂を
光合成で大量消費して
その分の温室効果が低減したと
考えられている。

*



現在の人為的なCO₂排出による
急激な温室効果による高温化は、
地球環境にバタフライ効果で
ドミノ的な影響を及ぼし、
極地の永久凍土が溶けだしてきて
メタン濃度が上昇しつつある。

高温化により、
山火事の多発はもとより、
枯死する植物帯もあり、
CO₂を吸収する炭酸同化
(光合成)作用が低下し、
さらに温暖化が加速する・・・
という悪循環のサイクルに
すでに入っているという。

さらに、恐ろしいのは、
この負のスパイラルが
臨界点(ティッピング・ポイント)を
迎えると、指数関数的に
加速するという。



国連のグテーレス総長は、
「もはや、温暖化ではなく、
これからは、沸騰化だ」
と警告を発している。

*

神宮外苑の再開発で、
大木に成長した樹木を伐採して、
幼木を植樹するとか聞いたが、
その愚かしい行為に
コイケ知事が如何に馬鹿か
というのを再認識した。

それは、
街路樹が邪魔だから、
除草剤で枯渇させた
全国の『ビッグモーター』と大差なく
罪深い、愚かな所業である。

 

 

 

 

 


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