御父の命令

 「わたしが自分のいのちを再び得るために自分のいのちを捨てるからこそ、父はわたしを愛してくださいます。
 だれも、わたしからいのちを取った者はいません。わたしが自分からいのちを捨てるのです。わたしには、それを捨てる権威があり、それをもう一度得る権威があります。わたしはこの命令をわたしの父から受けたのです。」(ヨハネ10:17-18)

---

 十字架と復活、その予告。
 ただ、イエスの話していることを理解できる人はいなかった。

 イエスは十字架を、御父の命令であると説明する。
 具体的には、罪人の救いである。
 罪人を救うために、律法に照らして何の罪もないイエスが極刑を受ける。
 そして、それにもかかわらず「自分のいのちを再び得」ることで、身代わりに背負った罪を処分する。

 これは救いの型で、イエスがはじめて切り開いた道である。
 恵みによってこのイエスの道に入り込んだ罪人は、死んで、そしてイエス同様生きる(参/ローマ6章)。
 そのときはじめて、上のイエスの言葉がすとんと落ちる。
 自分が通ったところを言っているからである。

---

 よろしければクリック下さい。
にほんブログ村 哲学ブログ キリスト教・クリスチャンへ ブログランキングへ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )