今月末から景徳鎮千年展が松涛美術館でも開催される。
今年2月に笠間の茨城陶芸美術館で見たときと同じ展示だが、もう一度足を運んでみようかなと思っている。
折りしも、友人が月刊中国NEWSという雑誌を送ってくれた。
この中に「毛沢東の愛した五彩の磁器」という記事がある。
「景徳鎮千年展」で展示されているのは、1975年に毛沢東のために景徳鎮で作られた「7501工程」の「毛磁器」であるが、
この記事に書いてあるのは、それ以前に毛沢東の故郷に近い醴陵窯で作られた「毛磁器」のことである。
実物写真が載っていないのが残念だが、釉下五彩を施した薄く軽く美しい碗があったと言う。
私は「毛磁器」についてあまり詳しく知らなかったので、
「千年展」を見るまでは
「さすがに共産国家になっても皇帝への貢物は健在なのね」くらいに思っていたが、
どうやらこの「毛磁器」というのは晩年を迎えた毛沢東の健康と生活の利便さを考えて側近たちが手配した物のようだ。
清代以前の官窯磁器の華やかさ、緻密さとは全く趣きを異にするが、
実用面と衛生面を考えて作られた「毛磁器」もまたひとつの中国陶磁器文化の頂点に立つものであると言えよう。
今年2月に笠間の茨城陶芸美術館で見たときと同じ展示だが、もう一度足を運んでみようかなと思っている。
折りしも、友人が月刊中国NEWSという雑誌を送ってくれた。
この中に「毛沢東の愛した五彩の磁器」という記事がある。
「景徳鎮千年展」で展示されているのは、1975年に毛沢東のために景徳鎮で作られた「7501工程」の「毛磁器」であるが、
この記事に書いてあるのは、それ以前に毛沢東の故郷に近い醴陵窯で作られた「毛磁器」のことである。
実物写真が載っていないのが残念だが、釉下五彩を施した薄く軽く美しい碗があったと言う。
私は「毛磁器」についてあまり詳しく知らなかったので、
「千年展」を見るまでは
「さすがに共産国家になっても皇帝への貢物は健在なのね」くらいに思っていたが、
どうやらこの「毛磁器」というのは晩年を迎えた毛沢東の健康と生活の利便さを考えて側近たちが手配した物のようだ。
清代以前の官窯磁器の華やかさ、緻密さとは全く趣きを異にするが、
実用面と衛生面を考えて作られた「毛磁器」もまたひとつの中国陶磁器文化の頂点に立つものであると言えよう。
茨城の時逃してしまったので。
焼物も興味深々ですが、道は長いです。
お茶って広いですね。
松濤から今古茶籍さんへは天気がよければ歩けるのでは?
先日、「黒葉単そう」お勧めしましたが、あの後飲み続けてみると、感じがどんどん変わるのでびっくりしています。 機会があったらちょしさんのご意見もお聞きしたく。楽しみにしております♪
毛磁器も、激務の主席が楽しく食事できるように、高齢の主席が軽くて持ちやすいようにとの配慮が込められていたのですね。
こうした物作りの心、今の中国の人たちにも忘れてほしくないです。
今回行ったら、ピンポイントで気に入った器をじっくり見たいなあと思ってます。
松涛美術館は初めてなので、楽しみ
日傘差して頑張って駒場まで歩きますかねー。
簡さんの単ソウはまだいただいたことがないので、是非行かなくては。
とっても楽しく読ませていただきました<中国NEWS
歴代官窯の磁器展示を見た後に毛磁器を見ると、「あれ?全然違う」と拍子抜けする人もいると思うんです。
でも、背景を知っていると見方が変わってきますよね。
使う人のことを最優先に考えた物作りの心、本当に昨今の中国関係の報道を聞くと、また取り戻して欲しいと思いますね。。
今古茶席へ行かれるのですね!
私は、変わった店だなーと思いながら、簡さんと話をするわけでもなく、ただ茶を飲んで帰って来たことがあるだけなので、ちょしさんの詳しいお店レポート楽しみにしています。
黒葉単叢もお勧めです。
私もちょしさんの感想を聞きたいです。
お茶の情報は、いつもこちらで仕入れさせていただいています。
それなのにコメントもせず申し訳ありません。
これからも色々教えてください。期待しています。
茨城に見に行ってから随分たっていたんですね。。。
渋谷で夏にも見れるとお聞きした時には、
「まだまだ先だな」って思っていたのに、
もう今月だとはっ
とても充実した内容で楽しかったので、
私もまた行っちゃおうかしら??
コメントありがとうございます。
私も金魚さんのブログ、参考にさせてもらってます。
季節の花巡りの記事も楽しみにしてるんですよー。
今古茶籍さん、これは近いうちに行かなくてはいけませんねー。乗換えが多いので、ついつい足が遠のいてしまいますが、この夏トライします!
その節はお世話になりました。
楽しいプチ遠出でしたね♪
笠間はもう一度行ってみたいと思いつつ(魯山人の別邸とか)、なかなか気軽に行ける距離ではないので、また何か面白い展示がないかなーと思ってます。
その時はまたご一緒しましょう!
松濤美術館は区立とは思えないほど、おしゃれなたたずまい。展示の中ではすてきな水盂に目を奪われました。
毛沢東の蓋杯はかなり大ぶりなんですね。絵柄は可憐だけれど、国家の男性指導者を意識した作りなのかな。この中に入っていたのはどんなお茶だったんだろう…?
私も松濤という場所に惹かれてるので、
何とか時間を作って行きたいんですけど、
この暑さで動けません(大汗)。
確かに蓋杯は大ぶりでしたね。
多忙な毛氏、お湯を足す時間も節約したのではないかしら?