神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

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麗香茶課 井上菜津子先生「茶樹は山の上」出版記念講座ご報告

2023-03-03 | 麗香茶課
2月27日(月)、28日(火)に横浜香流サロンにて
井上菜津子先生の『茶樹は山の上』出版記念講座を開催いたしました。

午前の部は「近代プ―アール茶の成立と現在」と題し、
清朝末期から現在までのプーアール茶の流れをお話いただきました。

代表的な国営三茶廠(勐海、下関、昆明)のお茶をたっぷりと飲ませていただき、
体の隅々まで温まりました。



中華街でのランチを挟んで、
午後の部は「茶と人間の出会いはヤオ族から始まった」をテーマにお話いただきました。

茶の引用はミャンマーのヤオ族から始まったという説から
現代のミャンマーの茶事情のお話まで、
ミャンマー果敢茶をいただきながら拝聴しました。
後半は日本の番茶(山茶)のお話を日本の品種で日本で作った晒青緑茶をいただきながら伺いました。

スペシャルとして、中国でも人気の小青柑の作り方を説明いただき、
実際に金柑と紅茶を使ってトライ。
乾燥はご自宅にて!


久しぶりに実習も伴った講座を開くことができて
ご参加の皆さまにも喜んでいただけたようです。

井上先生、ありがとうございました。
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麗香茶課 井上菜津子先生「茶樹は山の上」出版記念講座のお知らせ

2023-02-03 | 麗香茶課
厳寒の折、お健やかに新年を迎えられたことと存じます。
ウィズコロナの状況はまだ続いておりますが、
茶課では、昨年夏より、直接参加型の講座再開しております。

今年も、できる限りの感染予防対策を取りながら、
講座を開催していきたいと思っておりますので、
どうぞ宜しくお願い致します。
2023年初の企画は、昨夏「茶樹は山の上」を出版されました、
井上菜津子先生による記念講座です。


~井上菜津子先生「茶樹は山の上」出版記念講座のご案内~

井上先生といえば、2009年に出版された「一年365日、プ―アール三昧」を読まれて、
プ―アール茶にご興味をお持ちになられた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
昨年、13年の時を経て新たな本を刊行されたのは、
「私自身がスタートだと思い、もう一度、基本的な資料を纏めて、皆さまとプ―アール茶を考えてみたい」
と思われてのことだそうです。

今回、麗香茶課では、出版を記念いたしまして、
今、先生が一番関心を持たれて研究を続けていらっしゃる二つのテーマについてお話いただきながら、
今はもう入手が困難な稀少なお茶をお出し頂くという、なんとも贅沢な会を開催させて頂くことになりました。
しかも、今回、先生のご厚意により、
それぞれの回に貴重な「お土産茶葉」も付けて頂けるとのこと。
私たちにとっても、「もう一度、プ―アール茶について考える」機会となるのではと思います。

皆さまのご参加をお待ちしております。

なお、ご著書をまだお持ちでない皆さまには、当日販売も可能です。

●テーマ:

1.「近代プ―アール茶の成立と現在」 :

代表的な国営三茶廠のお茶をお飲み頂きます。
ご参加の皆さまには、お土産として「2003年国営孟海茶廠で作られた大益7542」7g一回分をお持ち帰り頂きます。

2.「茶と人間の出会いはヤオ族から始まった」

ミャンマーのお茶、陳年の碁石茶など、普段はなかなかお飲み頂けない三種類のお茶をお飲み頂きます。
ご参加の皆さまには、お土産として「2015年ミャンマー果敢茶」と宮崎茶房の「やまなみ」各20gずつをお持ち帰り頂きます。


(井上先生よりメッセージ)

中国全土に存在する古茶樹の90%以上が雲南省にあると言われます。
西双版納と呼ばれ、中国だけではなく接しているミャンマー、ラオス、ベトナム、タイの一部も含まれた山岳地帯は常に茶の歴史に重要な役目を果たしています。
ミャンマーヤオ族に始まった茶と人間の出会いは様々な地域と人間によって、ある時は同じ発展を、ある時は全く違う方向を向いて、茶は世界中に広がって行きました。
今回は、
1.ヤオ族から日本に伝わったと言われる山茶を中心とした庶民の茶の歴史、輸出の為に消えてしまった山茶と現代の日本の茶
2.中国雲南省で清朝宮廷人に愛され、1950年代以降に完成されたプーアール茶と2007年以降のブームがもたらした現在の状況
についてお話し、西双版納と日本について考えて見ようと思います。


●開催日時とテーマ:
2月27日(月)、28日(火)2日間に渡る開催となりますが、27日、28日は同じ内容となります。

◆2月27日(月)
①午前の部: 10 時 30 分〜12 時 30 分
テーマ「近代プ―アール茶の成立と現在」
②午後の部:14 時 30 分〜16 時 30 分
テーマ:「茶と人間の出会いはヤオ族から始まった」

◆2月28日(火)
③午前の部:10 時 30 分〜12 時 30 分
テーマ:「近代プ―アール茶の成立と現在」
④午後の部:14 時 30 分〜16 時 30 分
テーマ:「茶と人間の出会いはヤオ族から始まった」

●募集人数:各回 10名

●参加費:各回 6,000円
午前・午後連続ご参加で10,000円

★両日共、午前の部と午後の部の間、13時~14時には中華街にて、「お祝いランチ会」を企画したいと思います。
参加費は1,500円前後を予定しております。
お申込みの際、ご参加の有無をご連絡ください。

●場所:中国茶文化空間・香流 http://xiang-liu.com/ 
             みなとみらい線・元町中華街駅1出口より徒歩1分

●講師紹介:井上菜津子(いのうえ・なつこ)先生

中国茶サロン「茶壷天堂」https://www.facebook.com/chahuu.tendo/ 主宰。
成城大学国文科卒。
(財)日本近代文学館勤務を経て、編集者として1981年、中国華南(天竜寺)へ旅行、以後、香港にて中国茶を学ぶ。
80年代末、香港西武百貨店で骨董の店をプロデュースし、プ―アール茶に出会う。
90年代より「茶壷天堂」を主宰し、中国茶器中心のコーディネーターを務める。
著書に「1年365日、プ―アール三昧」(2009年9月)、プ―アール茶の教科書「茶樹は山の上」(2022年8月)がある。
現在は自宅にて、プ―アール茶講座、茶会等開催。

■お申込み方法:

ご希望の回(ナンバー)を明記の上、lixiangchake@gmail.com 宛、メールにてお申し込みください。
先着順にて予約を承ります。

確認のメールは2月5日(日)より順次お送りさせていただきます。 
準備の都合上、できる限りキャンセルはご遠慮いただきたく存じますが、やむを得ない場合は1週間前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルはキャンセル料半額を申し受けますことをご了承ください。 皆さまのご参加をお待ち申し上げております。

(企画・主催)
麗香茶課:富田直美・加藤多都子
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鳳凰単叢品茶会@麗香茶課

2022-07-03 | 麗香茶課
6月末に中国茶サロン「TEA&TEAWARE CHANOME」の田中優伊先生をお迎えして
鳳凰単叢品茶会を横浜「香流」にて開催いたしました。
麗香茶課では2年4ヶ月ぶりの通常の参加型講座でした。

前半は先生が説明を加えながら、
蓋碗と茶壺を使った単そう茶の淹れ方を披露してくださいました。
現地スタイルに習い、日本の環境も考えながら、
先生が提案してくださる単そう茶の淹れ方には
美味しさのヒントがたくさん詰まっていました。

後半は4~5人のグループに分かれて
4~5種の単そう茶の品茶会を行いました。
自分はどんな香型が好みなのかを知る機会にもなりましたが、
同じ香型でも品種によって印象が全く違うものもあり、
鳳凰単そうの奥深さと面白さを再確認できたと思います。

鳳凰単そうは中国茶の中でも美味しく淹れるのが難しいと感じる方が多いお茶。
田中先生のご自宅のサロンでは予約制で単そう茶のワークショップも開かれていますので、
ご興味ある方は先生のHPやインスタグラムをチェックしてみてくださいね。

猛暑の中、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
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麗香茶課 須賀努先生の「茶旅ベストセレクション」講座のご案内

2021-10-16 | 麗香茶課
新型コロナ感染症流行以降、茶文化講座「麗香茶課」では
当面座学スタイルの講座をお休みしておりますが、
オンラインを使った講座を企画しています。

今回はアジア各地の茶畑、茶荘を訪ね歩く「茶旅」でお馴染みの
須賀努先生による「茶旅ベストコレクション」講座のご案内です。

須賀先生がお茶をテーマに旅を始めてから、昨年がちょうど20周年。
これまでの旅を振り返り、年代別に構成した特別バージョンを麗香茶課のために企画していただきました。
お茶好きも旅好きも気軽に渡航できない今だからこそ見ていただきたい、スタッフいち推しの講座です。

全部で8本のシリーズ配信となります。
8本を4回に分け、月に1~3本配信を予定しています。
今月は第一回配信として、3本配信します。

【第一回配信】 
視聴期間は2021年10月21日(木)から11月21日(日)まで。
期間中はいつでも何回でも再生可能です。

第1回:茶旅って何?(2000年~2006年) 
◆中国福建 武夷山・安渓 ~初めての茶旅でその魅力にハマる
◆中国広東省 潮州 ~鳳凰山中で飲む単叢
◆台湾 坪林 ~タクシーでいきなり茶農家に突撃して
◆台湾 阿里山 ~温泉宿の番頭さんに紹介されて山を登ると
◆ミャンマー シャン州 ~食べるお茶を求めて山中へ
◆日本 入間 ~世界一きれいな茶畑に感動して
◆タイ メーサローン~国民党残党の村で怪しまれながら茶を探す

第2回:サラリーマンから本格茶旅へ(2006年~2012年)
◆中国 雲南 シーサンバンナ、易武 ~茶馬古道を求めて苦難の旅へ
◆中国 深圳 ~茶の基礎を学んだ茶葉世界
◆中国浙江省 杭州~会社を辞めて龍井茶の茶摘みへ
◆台湾 桃園・魚池 ~徐先生に導かれ、茶業改良場で台湾茶の歴史に触れる
◆インド ダージリン ~ダージリンの民家にホームステイして
◆ベトナム北部 ~ベトナム北部はなぜ濃い緑茶を飲むのか
◆トルコ リゼ ~トルコの茶畑に辿り着く
◆スリランカ ~お坊さんと茶産地一周の旅

第3回:中国、アジアを駆け回る(2013年~2014年)
◆中国広西壮族自治区 梧州 ~マレーシアで飲まれる六堡茶の街は
◆インドネシア バンドン ~客家人に連れられて行くインドネシアの茶畑は
◆マレーシア キャメロンハイランド ~リゾート地にあるマレー半島の唯一の茶畑を訪ねて
◆中国江蘇 蘇州 ~留学時代の同学と行く碧螺春
◆中国雲南 大理 ~大金持ちと行く下関沱茶
◆インド ムナール ~ニルギリに行くはずがなぜかムナールへ
◆カザフスタン アルマトイなど ~カザフの茶文化から考える茶貿易の歴史
◆ミャンマー シャン州 ~バイクで決死行 ミャンマー茶の起源に迫る

講座の内容紹介の録画を15分程度にまとめたものを無料配信しています。
受講を検討されていらっしゃる方は是非ご覧ください。
●オープニング画像 
https://vimeo.com/633329541 
パスワード opening

講座へのお申込み、お問い合わせは
lixiangchake☆gmail.com (☆を@に置き換えてお使いください)
までメールにてお願いいたします。

●講師プロフィ-ル:
須賀 努 すが・つとむ/1961年東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。金融機関在職中に、上海語学留学、台湾、香港、北京で合計17年の駐在を経験。その中で中国茶と出会い、2000年よりお茶をキーワードにした「茶旅」でアジア各地の茶畑、茶荘を訪ね歩く。中国の日本語雑誌『人民中国』に「中国紅茶の旅」、日本台湾交流協会『交流』に「台湾茶の歴史を訪ねる」を連載、静岡県茶業会議所『月刊茶』にも執筆中。またアジア各地でお茶関連のセミナー講師を務めている。
ブログ『茶旅』  http://www.chatabi.net/

●須賀先生よりメッセージ
これまで数え切れないほどの茶旅をしてきましたが、今回はその中から選りすぐったベスト版をお送りします。単にお茶を知るだけでなく、その茶の歴史、時代背景なども理解できるようにお話しし、更にお茶のご縁の強さ、茶旅のワクワク感も味わって頂ければ幸いです。

●受講方法
配信された講座に各々でアクセスし、ご受講頂く形です。
一回90分、パワーポイントで写真をご覧頂きながら、お茶と旅のお話を語って頂きます。
受講料お振込確認後、10月20日以降に3回分の録画URLとレジュメをお送りします。
期間中いつでも何度でも再生可能です。
第一回の配信期間は10月21日(木)〜11月21日(日)まで 。

● 募集期間(第一回配信分)
 10月末日まで

● 受講料:
★ 第一回配信分 6,000円
お申し込み後、確認メールにてお振込先をお知らせいたします。
ご入金後のキャンセルはご遠慮ください。

● 講座ご参加までの手順と注意点
1. 受信環境のチェック
今回配信に使用するのは「Vimeo」という動画配信サイトです。パソコンでもスマートフォンでも視聴可能ですが、スマートフォンはVimeoの無料アプリをダウンロードしていただいたほうが快適に視聴できます。
2.一人一口のお申込みをお願いいたします。複数の方々が共同で一口としてお申込みされることはご遠慮下さい。

皆さまのご参加をお待ち申し上げております。 麗香茶課 

※トップ写真提供 須賀努氏

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松宮先生の「中国紅茶講座」@麗香茶課

2020-02-06 | 麗香茶課
今年最初の麗香茶課の講座は京都「ラ・メランジェ」の松宮美惠先生の「中国紅茶講座」でした。
1月31日と2月1日の二日間、午前と午後の2テーマでお話いただきました。
ほとんどの方が午前と午後通しで受講くださり、中国紅茶漬けの濃厚な一日となりました。



午前は「ボヘアを追いかけて~ラプサンスーチョンの歴史」と題し、正山小種と河口紅茶についてスライドを見ながらお話を伺いました。

正山小種の歴史、産地の様子、薫香についてなど、興味深い話題満載。
正山小種は桂圓香、松煙香、妃子笑の三種を飲み比べました。

近年注目されている「万里茶路」の起点として清代に栄えた茶の集積地、河口についても言及され、
河口紅茶として売られているものも三種飲み比べました。


最近の中国での紅茶ブームにより、現在は各地でブランド紅茶が作られています。
午後は松宮先生がご持参くださった紅茶を9種類ほど飲み比べました。
日本ではなかなか入手できない紅茶も多く、
産地の違い、グレードの違いなどを認識しながら充実した品茶会となりました。

ご参加の皆様、ありがとうございました。
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ラ・メランジェ松宮先生の講座@麗香茶課

2019-09-07 | 麗香茶課

先週のことになりますが、8月30日と31日に中華街の香流サロンにて
京都の「ラ メランジェ」オーナー、松宮美惠先生をお迎えし、
「インド紅茶の歴史と今 ~アッサムとダージリン~」と
「白茶についてのお話 ~白毫銀針とシルバーチップは同じ?~」
の2つのテーマで麗香茶課の講座を開催いたしました。

「インド紅茶の歴史と今 ~アッサムとダージリン~」では
これまでイギリスのサイドからの紅茶の歴史については多く語られてきましたが、
インドのサイドからのアッサムの歴史に着目し、
アッサムに最初に茶園を開いた一人としてインドでは有名なマニラム・デュワンのお話を伺いました。

また、松宮先生が今年4月に訪れたアッサム、6月に訪れたダージリンの写真を拝見しながら、
アッサム茶1種、ダージリン茶5種を飲み比べました。

「白茶についてのお話 ~白毫銀針とシルバーチップは同じ?~」のテーマでは
松宮先生が懇意にされている福鼎の茶園を訪問した時の写真を拝見しながら
同茶園の白茶を等級別、年代別に試飲しました。
一つの茶園による茶をこれだけの種類揃えるのは難しく、白茶の等級の違いなどがよく分かったと思います。
老寿眉餅の煮出したものも好評でした。

スリランカやミャンマーやネパールのシルバーチップなどもご持参いただき、
白茶との製法や味の違いなどもお話いただきました。

生産から消費まで、世界中のお茶のシーンを見て回っていらっしゃる松宮先生のお話は本当に面白く、いつも新しい発見があります。
また違ったテーマでお話を伺う機会を作れたらと思っております。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。


◆お知らせ◆

1.よみうりカルチャー柏で9月30日(月)に開催する茶会『気軽に楽しむ台湾茶&手作り月餅』
  はお蔭さまで午前午後は満席となりました。
  午前はお席がございます。
  お申し込みはよみうりカルチャー柏のHP→までお願いいたします。

2.10月27日(日)に開催いたしますコラボ茶会『三華物語』のお申し込みは9月14日(土)午前10時より受付開始いたします。
  詳しくはブログ記事→をご覧ください。

 

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台湾茶講座第三弾 ~坪林の祥泰茶荘四代目・馮懷謹氏に学ぶ~

2019-04-18 | 麗香茶課
麗香茶課では先週末に坪林・祥泰茶莊四代目の馮懷謹(フォン・ホアイジン)氏と弟君の馮青淞氏をお迎えし、
『台湾茶史を変えた、ふたつの茶葉の真実』をテーマに講座を開いていただきました。
一昨年・去年に引き続き、三回目の講座です。
コーディネートと通訳はいつも通りルハンさんが担当してくださいました。

講座は台湾茶初期の重要輸出茶の二つ、包種花茶と東方美人をテーマに、
午前の部は「包種窨花茶――花の香りと茶の香りの出会い」
午後の部「東方美人――ウンカに噛まれた茶、蜜香の物語」
をお話しいただきました。


包種花茶の講座では台湾茶輸出史の中での花茶の起源と成長、そして現在について
中国大陸の花茶の状況も交えながらのお話で、とても興味深いものでした。

また、ジャスミンだけではなく、キンモクセイやジンチョウゲ、クチナシ他
様々な花の香りを着けた花茶を10種ほど試飲させていただきました。
花の香りと茶の香りの見事なコンビネーションに花茶への認識を新たにした方も多かったのではないでしょうか。




東方美人茶の講座では製法やウンカに噛まれた茶葉の様子などを
豊富な写真資料を見せていただきながら詳しく説明していただきました。

試飲はウンカ被害の多いものと少ないものの比較から
珍しい品種で作った東方美人茶まで、12種飲ませていただきました。

いつもながら惜しみない情報の提供と他では味わえない豊富なテイスティングは
参加された皆さまからも大好評でした。

馮さんご兄弟とルハンさんに心より感謝申し上げます。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。
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麗香茶課 佐々木先生の「安化黒茶の魅力を味わいつくす」

2019-02-22 | 麗香茶課
2月21日、横浜の茶文化空間・香流にて佐々木真弓先生による安化黒茶の講座を開催いたしました。

佐々木先生は中国滞在中に出会った安化黒茶の美味しさに感動され、
ライフワークは中国黒茶、湖南安化黒茶の研究と紹介とおっしゃいます。
その熱い思いが伝わってくる、とても充実した内容の講座でした。

日本ではなかなか飲む機会のない湖南省の黒茶を
実際に手に取り、目で見て、佐々木先生が丁寧に淹れてくださったものを飲ませていただきました。
花の香りのあるもの、香ばしいもの、落ち着いた老茶など、バラエティに富んだ茶譜でした。

参加者の皆さんも安化黒茶の美味しさに感動されたようです。
またファンが増えたのではないでしょうか?

佐々木先生、ご参加の皆さま、ありがとうございました。

◆茶譜◆
ウエルカムティー:梅山蛮茶
渠江薄片 2008年(再現版)
天尖茶
茯磚茶
千両茶 2016年洞市千両茶と「1997年制」千両茶の飲み比べ

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麗香茶課 須賀先生の「台湾高山茶・鉄観音の歴史と現状」

2019-02-08 | 麗香茶課
今年最初の麗香茶課の講座はアジア各地の茶畑、茶荘を訪ね歩く
茶旅」でお馴染みの須賀努先生による講座。
テーマは「台湾高山茶・鉄観音の歴史と現状」でした。

午前と午後の2部制とし、午前は「台湾高山茶の歴史」、
午後は「鉄観音茶の歴史」についてお話を伺い、
半数以上の参加者の方が通しで聴講してくださいました。


午前は「台湾の高山茶は、いつ・どこで始まったのか?」という、根本的な問いから
ベトナムやタイで作られている高山茶についても考察しました。
台湾の高山茶の将来についても須賀先生のお考えを伺うことができました。

午後は両岸(福建省と台湾)の鉄観音茶の歴史についてのお話を伺いました。
ところ変われば茶も変わる、安溪と木柵の鉄観音のつながりも興味深いものでした。
良く知っているお茶だけれど、意外とその成り立ちや変遷については知らないものです。

最近は「歴史」をたどることを中心に動かれているという須賀先生のお話は
「えーっ」という驚きもあれば「なるほど」という納得もあり、とても楽しく刺激的でした。

講座を聴きながら、須賀先生が各地で入手した高山茶と鉄観音茶も飲ませていただき、
盛りだくさんの講座となりました。

須賀先生、ご参加の皆さま、ありがとうございました。



★お知らせ★

次の麗香茶課の講座は2月21日(木)10:30~、「安化黒茶の魅力を味わいつくす」です。
詳しくはFBのイベントページをご覧ください→https://www.facebook.com/events/388578258572283/
どなたでもご参加いただけます。
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麗香茶課 須賀先生の「台湾高山茶・鉄観音の歴史と現状」講座のお知らせ

2019-01-21 | 麗香茶課
2019年最初のブログUP!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

麗香茶課の今年最初の講座をお知らせいたします。
アジア各地の茶畑、茶荘を訪ね歩く「茶旅」でお馴染みの須賀努先生による「台湾高山茶・鉄観音の歴史と現状」講座のご案内です。

須賀先生に講師をお願いするのは麗香茶課では2回目となります。
前回の「包種茶・台湾緑茶の歴史」も大変好評でしたが、今回は人気の高山茶と鉄観音。
実際に現地に何度も足を運ばれて収集した貴重な情報をお伝え頂きます。

~須賀先生の「台湾高山茶・鉄観音の歴史と現状」講座~

●日時:2月7日(木)
★午前の部(10:30~12:30):「台湾高山茶の歴史と現状」
★午後の部(14:00~16:00):「鉄観音の歴史と現状」

●募集人数:午前・午後各12名(どちらも若干名の残席あり)

●会場:茶文化空間・香流
みなとみらい線・元町中華街駅1出口より徒歩1分

●参加費:各回3,000円(午前のみ・午後のみのご参加も可能です)

■お申し込み方法
ご希望の時間帯を明記の上、lixiangchake@gmail.com 宛メールにてお申し込みください。
一両日中に確認のメールをお送りさせていただきます。

●講師プロフィ-ル:
須賀 努 すが・つとむ/1961年東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。
金融機関在職中に、上海語学留学、台湾、香港、北京で合計17年の駐在を経験。
その中で中国茶と出会い、18年前よりお茶をキーワードにした「茶旅」でアジア各地の茶畑、茶荘を訪ね歩く。
現在は台湾を半拠点に活動中。中国の日本語雑誌『人民中国』に「中国紅茶の旅」を執筆したほか、
現在日本台湾交流協会『交流』に「台湾茶の歴史を訪ねる」を連載中。
また日本各地でお茶関連のセミナー講師を務めている。
合わせて「茶旅」を通じて、その国、地域の経済・社会・文化・歴史などを独特な視点で読み解き、ビジネスへのヒントも提供している。
ブログ「茶旅

●講座内容ご紹介〜須賀先生より〜

★午前の部:
〜台湾高山茶の歴史と現状~
今回は、いまでは台湾を代表するお茶となっている「高山茶」について、各地のお茶 を飲みながらお話しします。
まず、「台湾の高山茶は、いつ・どこで始まったのか?」という、根本的な問いについて。
台湾の高山茶に慣れ親しんでいる方、茶業関係者でも漠然としたイメージしかないかもしれませんが、どうもそのスタートは意外な時期・場所のようです。
そして、その後の発展の歴史を茶産地ごとに紹介し、高山茶の現状、将来へ向かって 奮闘する生産家の方の様子もご紹介します。
またタイやベトナムなど、海外にまで拡張した高山茶生産の現場もお話ししていきます。

★午後の部
~鉄観音茶の歴史と現状~
今や烏龍茶の代表銘柄にもなっている鉄観音茶。この歴史は知られているようで、あまり知られていません。
中国福建省安渓の始まりから話を進めますが、実は鉄観音茶 が中国茶のメジャー商品になったのはいつか。
厦門及び安渓での調査をご報告します。
そして台湾に渡った木柵鉄観音茶はどのような変遷を経て、現在に至るのか。
更には 石門鉄観音や高山鉄観音など、あまり知られていない台湾鉄観音も登場します。
中台 両岸の定義の違いなどを踏まえて、双方の鉄観音茶を飲みながら、お話ししていく予 定です。
台湾鉄観音の歴史はなぜこれまで語られてこなかったのか、興味深い内容に なっています。

★お申込みに当たり、高山茶や鉄観音に関して疑問に思っていることなどありましたら、事前にお寄せください。
須賀先生ができる範囲でお調べくださり、講座で取り上げてくださるそうです。
今更聞けない素朴な疑問なども大歓迎!とのことですので、この機会に、是非。

皆様のご参加をお待ちしております。

 (トップ写真提供・須賀努氏)
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