ここ数年は台北ではお馴染みの茶荘でお茶を買っていますが、
今回の旅では何箇所か初めてのお店を訪れました。
高鉄の新竹駅からほど近い場所にある「
襲園美術館」へ(トップ写真も)。
ここは一階から三階までギャラリーとイベント会場になっています。
一階では茶葉の販売もあります。
カウンターで試飲させてもらい、気に入ったお茶を購入。
坪林の自然農法の茶園と提携し、襲園茶品ブランドを展開。
従来の台湾茶とはひと味違う、野性味とパワーのあふれるお茶です。
こちらのお茶は滋賀の「
季の雲」でも取り扱いがあるようです。
(詳しくはお店に直接お問合せください。)
そして今回は「東方美人に会いたい!」をテーマに茶農家の直販店を突撃訪問。
突撃と言っても事前に電話を入れておきましたが、6月は製茶真っ最中。
一見さんお断りのお店も多い上、
オープンしていてもコンテストをこれから控え、
今年の新茶はまだ販売していないところがほとんどです。
結局峨眉で2軒、北埔で1軒訪問した中で
新茶を買うことができたのは1軒のみでした。
他の2軒では去年の東方美人を購入。
3軒とも3等賞レベルでお値段もほとんど一緒でした。
茶農家を訪問したからと言っていいお茶が買えるとは限らないのは
どんなお茶でも同じですが、東方美人は特に難しい。
日本で買える東方美人の生産者が限定されている理由もわかりました。
北埔ではWPさんが営む「
水方」へ。
店主さんのセンスが光る品揃え。
茶器もお茶もちょっと通好みのものが置いてあったりします。
北埔で合流したうらりんさんの好友SさんがWPさんの友だちと言うことで、
ちょっとスペシャルな非売品のお茶をご相伴させていただきました。
北埔を代表する茶師2名の東方美人を飲み比べ。
香りのJ氏、味のL氏、どちらも当たり年2011年もの。
ああ、それぞれ違った美味しさ。
これぞ一期一会。
台南では
茶友の会の皆さんに合流させていただいて「
奉茶」へ。
台北にもドリンクスタンドがあるそうですが、こちらは本店。
一階にドリンクスタンドとショップ、二階はカフェスペースになっています。
私たちが訪れたのは昔ながらの茶荘の門構えのショップ。
可愛らしいパッケージのお茶が棚に所狭しと並んでいます。
オーナーの葉東泰さんが淹れてくださったお茶をいただきながら、
ひとしきりお土産選びにあれこれ悩みました。
台北では今回初めて訪れたのが「
福藏文創」。
内湖にあり、市街地からは少し離れていますが、MRT大湖公園駅のほど近く。
メインは布製品ですが、有機のお茶を扱い、自家焙煎も行っています。
少し時間に余裕を持って、ゆっくりと訪れたいお店です。