神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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蓋碗の魅力

2004-12-31 | 茶道具
茶器で最初に興味を持ったのは、茶壷でも茶杯でもなく、蓋碗だった。
その優雅な佇まいと実用性がいい、と思った。

もともと蓋碗は中国的な雰囲気をかもし出すものとして私の中にインプットされていた。
中国や香港の古装片(時代劇)には欠かせない小道具だ。
清代の貴族の傍らにはいつも蓋碗があり、蓋をずらしながら茶を啜る姿はとても上品に見える。
映画『グリーン・デスティニー』やドラマ『環珠格格』ではチャン・ツィーイーやルビー・リンが優雅に蓋碗を使うシーンが印象的だ。

蓋碗を茶壷代わりに使う、ということを知ったのは2年半ほど前のこと。
渋谷の華泰茶荘で金宣茶を飲んだときに出てきたのが蓋碗と聞香杯、茶杯の組み合わせだった。
林夫人が親切に使い方を教えてくださって、それ以来私はすっかり蓋碗の虜となった。

家で中国緑茶や清香の青茶を飲むときには小さめの蓋碗を使って淹れている。
鳳凰単ソウも広東式に蓋碗を使うことが多い。
蓋碗は手入れもラクで、どんな種類のお茶でも気軽に淹れることができるのがいい。

たまに家人の知り合いや私の友だちを呼んでホームパーティを開くことがあるが、
そんな時、最後を締めるのが中国茶。
人数も多いので、大き目の急須やポットで高山烏龍茶を淹れ、
柄違いのエルメスの蓋碗に入れてお出ししている。
おしゃべりをしながらいただくので蓋付きだと冷めにくいし、
蓋を開けたときの香り立ちに感動してもらえるととても嬉しい。
エルメスの蓋碗、というのもちょっと話の種として使えるというわけだ。
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今年は福袋を断念

2004-12-27 | 茶館・レストラン・専門店
毎年この時期になると福袋を買おうといろいろ画策する。
そんな時は当然ひらたさんのこのサイトを参考にするわけだが。

一昨年は台湾烏龍茶の福袋を購入。
去年は阿里山茶房の福袋を買ったっけ。

さて今年は・・と考えて、ふと思いとどまった。
先日かめきちさんに単ソウと安渓鉄観音をオーダーしたばかり。
年明けに届くことになっている。福袋ならぬ宝袋の如くすごいお茶が入っているはずなのだ。

それと、11月末に台湾旅行をした家人がお土産に杉林渓と阿里山と梨山を100gずつ買ってきてくれたのがある。
まだ杉林渓しか開けていないし、この冬はこれで十分越せそうだ・・。

台湾みやげは「新純香茶業有限公司」で購入したもの。
家人がここで買うのは2度目。
中山北路一段にあって、ホテル街にも近く、青葉や梅子からもすぐなので、空いた時間にふらっと寄るのに都合がいいらしい。
場所柄日本人観光客も多く、日本語OK、試飲もさせてくれるし、おまけもつけてくれて、とても親切なんだそうだ。

家人は仕事関係の人たちとの観光旅行だったのだが、ちょっとびっくりしたのは家人以外誰も中国茶に興味を示さなかったということ。
迪化街にカラスミを買いに行った時は皆乗り気だったそうなのだが、中国茶を買いに行きたいと言った人はいなかったらしい。
そのくせ帰りの空港では慌てておみやげに烏龍茶を買っていた、という話だから、ちょっと悲しいものがある。
世間ではお茶には興味がない、という人はきっと多いのだろうなあ。
というか、わざわざ高いお茶を買う、という感覚が身についていないのかもしれない。
お茶はタダで飲めるもの、もしくはペットボトルを買う程度の値段、と思っているのが大多数の日本人なのだろうなあ。
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武夷岩茶 白瑞香

2004-12-24 | 烏龍茶(中国茶)
やっと冬らしくなってきた。
このくらい肌寒くなってくると、やはり岩茶が恋しくなる。

先日岩茶坊で買ってきた白瑞香を開けてみた。
岩茶坊のメニューの紹介文に「岩茶の清香・沈丁花の香り。」とあるとおり、優しい香りのする、優雅な岩茶だ。
去年、岩茶坊に初めて行った時に飲んでとても気に入ってしまった。
ガツンとしっかりした味わいの岩茶も好きなのだけれど、この白瑞香の柔らかさも素晴らしい。

中国語の発音「パイルイシアン」もとっても耳に心地いい響きで、この命名はヒットだな、と思う。
瑞香=沈丁花の意味だが、瑞には吉祥の意味があるので、縁起のいい香り、という言葉とも掛けているような気がする。
そもそも岩茶の品名はどれも凝っていて、雅である。
漢字ってすごいなあ、とつくづく思う。
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海風號セールの戦利品

2004-12-21 | 茶道具
ちるさんのBlogにも書いてあるように、先週末は海風號のクリスマスセールが開催された。
これまでも何回かセールのお知らせは受けていたのだけれど、なかなか行くことができなかったんだよね。
ちるさんからとにかく「すごいよ!」と聞いていたので、今回お財布を握り締めて突撃。
でも、グズな私が着いた時にはお昼をだいぶ回っていて、お店の中はハンターたち(笑)で既にいっぱいだった。

お目当ては錫製の茶托
これはちるさんともう一人のお茶友だちNさんも買いたいといっていたので、気がついたら目ぼしいブツには二人の名前が書いたポストイットが張られていた。
しかしもう1セット良さげな茶托があって、取るものもとりあえず自分の名前を書いたポストイットをベタ!とキープ。

あとはお手ごろ価格の使いやすそうな蓋椀を一客だけ購入して狩りは終了。
クワガタ茶壷にも後ろ髪を引かれたけれど、今月はデジカメも買っちゃったし、当面必要ないものは我慢、我慢。
ということで、大満足で海風號を後にしたのであった。
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ANOMAの単叢茶会

2004-12-18 | お茶会
昨日、安渓鉄観音とはうまくお付き合いしていない、と書いたばかりですが、今日早速素晴らしい出会いがありました。

場所は東京根津のANOMA 、単叢茶会にて。
高知のバンブー茶館店主かめきちさんが中国で買い付けてきたとっておきの鳳凰単ソウと安渓鉄観音を堪能できる茶会です。
前から行ってみたい、と思っていたのですが、今回やっと参加することができました。

本当に美味しかった!思いっきり飲み倒しました。

飲んだお茶は
 雪片 玉蘭香
 潤韵香型安渓鉄観音
 兄弟単ソウ 宋種
 団樹葉単ソウ 桂花香
 蘭花香型安渓鉄観音
 油葉香単ソウ
 金枝玉葉単ソウ
 都毛尖
 安渓鉄観音 茶王
 安渓鉄観音 賽茶王
 絲線単ソウ

特に賽茶王は絶品!
上品な桂花香、さわやかでありながら力強い味わい。雑味も全く無く、何煎も美味しさが続きます。
でも、これだけいいお茶だと、どんな風にいれても美味しいので淹れ方の練習にはならないんですけどね。

いやいや、本当にいい思いをさせていただきました。
単ソウも皆素晴らしくて当分余韻で暮らせそうです。
と言うか、しばらく単ソウと安渓鉄観音は他のは飲めないカモ・・。
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安渓鉄観音、他

2004-12-17 | 烏龍茶(中国茶)
昨日の中国茶サロンは、今期最後の「茶藝を極める」コース。
飲んだお茶は

鳳凰単ソウ(広東省)
永春佛手(福建省)
四季春(台湾)
茉莉珍珠(福建省)
武夷水仙 陳年(福建省)
安渓鉄観音 春茶(福建省)

私が入れたのは安渓鉄観音の04年春茶。
工藤先生がおっしゃるには、この茶葉だけで今日の受講料のもとは取れるとか。どひゃ~~!
何だかものすごく緊張してしまった。

白状すると、私は安渓鉄観音が苦手である。
味が苦手、というわけではゆめゆめない。
美味しい!ともちろん思う。
でも、どうにも入れ方がつかめないのだ。
自宅で買ったものを入れてみても、これだ!と思えたことがない。
いつも「こんなものかな?」止まり。
以前、サロンで村上先生や工藤先生が入れてくださった安渓鉄観音は美味しかったのになあ。

今回も何となく納得できない出来上がりだった。
香り立ちがいまひとつなんである。
一煎目は香りで勝負しよう、と思ったのに、かすってしまった。
あとは残り香と甘さで引っ張るしかない。
二、三煎目は味はそれなりに良かったのだけれど。

思うに、私はまだ安渓鉄観音と十分仲良くしてないのではないか?
私にとって何となくつかみ所のない存在ではある。
少し覚悟を決めて投資して、
茶葉をいろいろと買って試してみるとか、
思い切ってご当地の安渓に行ってみるとか、
真剣なお付き合いが必要なんではないか、と思うのである。
今後の課題その1という感じ。

さて、上の写真は左が佛手、右が四季春。
佛手は前のブログで書いた「武夷岩茶 佛手」の品種と同じである。
どうやら佛手の言われは、茶葉が大きく佛手柑の葉に似ていることから来たらしい。
この四季春は茶葉がとても小さいが、これはオリジナルに近い。
今はもっと大きい種類が市場に出回っているとのこと。
どちらもそれぞれ本来の特長がよく出た、美味しいお茶であった。
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祁門紅茶

2004-12-13 | 紅茶(中国茶)
いただきもののロイスダールのクッキーに何を合わせようかと考えて、今日の午後は祁門(キーマン)を選んだ。
香り高く、渋みの少ない美味しい紅茶だ。
紅茶と言えばティーポットでじっくり出すのが一般的だが、祁門の場合は揉捻が強く、5~6煎は飲めるので茶壷で入れている。
小さな杯を使って飲むと、甘さがより強く感じられる気がする。

世界三大紅茶(あとの二つはダージリン、ウヴァ)のひとつと称され、安徽省祁門県で作られている。
世界遺産に選ばれた水墨画の世界、黄山も近い。
この地域の銘茶にはもうひとつ、黄山毛峰がある。こちらは緑茶だが、同じ茶葉から祁門も作られるそうだ。
いつか、訪れてみたい憧れの地である。
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武夷岩茶 佛手

2004-12-09 | 烏龍茶(中国茶)
昨日はお茶友だちのちるさんと目黒にある『岩茶坊』に行ってきた。
岩茶はここで買う、と決めている。種類が豊富で20gから帰るのが魅力だ。
茶葉だけならネット通販でも買えるが、このお店のウリは食べ物も美味しいこと。特に豚まんが逸品。
今回はランチのジャージャー麺を食べた後に、お茶は「佛手」と「老水仙」を注文した。

佛手は佛手柑という柑橘系の果実が成る樹木に茶樹を接ぎ木したという話もあるが、本当だろうか?
味もそういえばさわやかな酸味があり、甘く優しい飲み口だ。
『岩茶坊』のメニューには、「糖尿、肝機能が気になる方におすすめ。」と紹介されている。
何とも不思議なお茶である。
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茉莉銀針

2004-12-07 | 花茶・工芸茶(中国茶)
今日の中国茶サロンで飲んだお茶は

 白豪銀針(福建省)
 茉莉銀針(福建省)
 プーアル散茶(雲南省)
 安渓鉄観音 秋茶(福建省)
 安渓鉄観音 秋茶 荒茶(福建省)

の5種類。
秋、と言えば安渓鉄観音の秋茶だが、今日、一番美味しかったのは茉莉銀針だった。

何とも上品な香りと味わいで、雑味が全くない。
全体的なバランスが素晴らしく、茶葉も美しい。
このお茶、最高級品は秋に出来上がるのだそうだ。
明前に積んだ芽に春、夏、秋、それぞれ何回ずつかジャスミンを吸着させ、9月末~10月頃に仕上るのだと言う。

工藤先生のお話では今年は特に出来が良いということ。
今回飲ませていただけてとてもラッキーだった。
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鳳凰単ソウ 蜜蘭香

2004-12-04 | 烏龍茶(中国茶)
鳳凰単[木叢]([]内は一語)を初めて飲んだのは約2年前のこと。
東京三田にある「China Cha Club」 でお薦めのお茶は何か、と聞いたら入れてくださったのがこのお茶だった。
それまで青茶は台湾と福建省のものしか知らなかった私は、広東省でこんなに美味しいお茶が作られるのか、と驚きだった。
マスカットのような果実香と、力強い後味にすっかり魅了された。

正直に言えば、中国茶は台湾が一番、と私は長い間思っていた。
大陸には仕事で何度も訪れたことがあるが、その時に飲むお茶は焙煎の強い(香港人好みの)烏龍茶とか、かび臭いプーアル熟茶か、渋みの出てしまった緑茶がほとんどだったからだ。
いま、私はここで懺悔する。大陸のお茶をみくびっていて、ごめんなさい!
それほどまでに鳳凰単ソウは自分の中で革命的だった。
(その後、大陸の緑茶やプーアル茶にも素晴らしく美味しいお茶があることを知ったが・・)

でも残念なことに単ソウは当たり外れが大きいお茶だ。
美味しい!と感動する単ソウに出会うのは並大抵ではない。
鳳凰水仙という種類の茶樹の一株だけの茶葉を使って作ることからこの名前がついたというが、出来にはばらつきがある。
人気のわりに生産量が追いつかないのだろうか、まがい物も多いらしい。

今回の単ソウは、「遊茶」 で買った、蜜蘭香。
香りはまずまず。パーフェクトではないけれど・・。
だんだん舌も肥えていっているのかもしれないなあ。
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