神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

ブログへのご訪問ありがとうございます


千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

Instagramにて教室風景やお茶のある風景を随時UPしています
よろしければフォローをお願いいたします!

★Facebookページ「中国茶・台湾茶ファンの集い」を作りました
Facebookのアカウントをお持ちの方、いいね!を押して、情報をシェアしてください♪

★サロンへのお問い合わせ、お申し込みのメールには一両日中に必ずお返事を差し上げています
こちらからの返信が届いていない場合は、お手数ですが再度メールをお送りくださいますようお願い申し上げます

★ブログランキングに参加しています
よろしければ、一日ワンクリックお願いいたします♪

茶会的主角応該是茶湯

2013-01-30 | 茶にまつわる文化・芸術
「茶会の主役はお茶でなくてはいけない」
私が師と仰ぐある茶人の言葉。

これはかなり厳しいお言葉である。

「茶会」と銘打つからには
お客さまがお帰りになるときに
一番印象に残るのはお茶であるべきだ、と言うのがその真意。

ゆめゆめ主役が茶器であったりお茶請けであったり
設えであったりパフォーマンスであったりしてはならない。

ああ、耳が痛い・・・。
一応、覚え書きとして書いておこう(笑)。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

萬古焼を知る旅 後編

2013-01-29 | 茶旅
前の晩は興奮気味で寝るのが遅くなってしまいましたが、
二日目の朝はホテルのそばのコメダ珈琲で餡トーストを食べてエネルギー満タン、
最初の訪問先加藤輪業さんへ向かいました。

ここ、かなり面白かったです。
個人コレクションが展示されているのですが、
正直申しまして、前日に訪れた市立博物館より見応えがありました。
(市立博物館はコレクションは多いのですが、普段はしまい込んでいるようなのです・・



館長さんもとても楽しい方で、昭和の萬古焼急須を見ながら思い出話を語ってくださいました。


その後ばんこの里会館へ移動。

すぐ前にある萬古神社へのお参りも忘れません(トップ写真)。

会議室にて稲垣先生の急須についてのレクチャーを拝聴。
スライドと急須見本を準備してくださって、
急須の材質、焼き方の違いなどをわかりやすく説明してくださいました。



萬古急須で入れるお茶の美味しさの秘密が科学的な数値で証明されていて、ガッテン!を押したくなりました。


お次は同じ会場内で中国茶の呈茶。
萬古急須の作り手の方や販売に携わる方々をお招きしました。
山本健二さん、山本広巳さんの奥さまも参加してくださって、
賑やかな茶会となりました。



茶席は二席。
Gさんが銀化窯変急須で祁門紅茶と雲南紅茶を。
私は宜興紫砂壺で阿里山蜜香烏龍と宜興紅茶を。
(写真はツアー参加メンバーのUさんからお借りしました。)


昼食後、最後の訪問先酔月陶苑へ。



こちらはご家族の皆さんが各々の得意分野を生かした作陶をされていて
ギャラリーもバラエティに富んでいます。

一同興奮気味で買い物させていただいた後、
工房を見学させていただきました。
私はろくろ体験までさせていただいて、緊張しまくり!
ろくろをマスターするには10年かかるそうですが、
酔月さんの優しい指導で何とか形になり、ホッとしました。


(写真提供:Uさん)

2月4日(月)~2月11日(月)、東京ドームで開かれる「テーブルウェアフェスティバル2013」にも
20番ブースにて出店されるそうですので、お時間のある方は是非遊びに行ってみてください!


さて、これで楽しかった四日市ツアーの全行程が終了。
現地解散で、それぞれが帰途につきました。
たくさんの思い出とご縁あって購入した萬古焼たちを携えて。


普段何気なく使っている道具でも、
その成り立ちを知り、作り手さんにお話しを伺うと
使う姿勢も変わるし愛着も増してきます。

急須でお茶を入れる、
私たちが小さい頃当たり前だったことが
今では本当に少なくなってきています。
今回のツアーの感動をできる限り多くの方に伝えることができれば、と思います。


現地でお世話になった皆さま、
ツアーに参加してくださった皆さま、
そして徳田さん、稲垣さんご夫妻、健二さんご夫妻、広巳さんご夫妻に
心から感謝の意を表したいと思います。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

萬古焼を知る旅 前編

2013-01-27 | 茶旅
徳田さんにご紹介いただいて使い始めた萬古焼松風窯の急須、
お茶の味をそのままの美味しさで抽出してくれる優れもの、ということで
教室の生徒さんや茶会のお客さまにもお勧めしています。

今回、徳田さんから四日市に行ってみませんかとのお話があり
松風窯の急須を購入した皆さんにも声をかけてみたところ
4名が参加表明してくれました。
そこにやはり松風急須をお持ちのGさん、Hさんが加わり
総勢8名で四日市を訪れ
作り手の皆さんにお会いし、萬古焼をより深く知ろうというツアーが実現しました。

一泊二日のツアーは徳田さんが前日入りして手配してくださったお蔭で充実したスケジュールとなりました。
「萬古焼の良さを皆さんに知っていただければ」と手弁当で奔走してくださった徳田さんには感謝、感謝です。
三重県工業研究所窯業研究室の稲垣先生ご夫妻も二日間同行してくださいました。
第一日目には愛知から烏龍茶職人の浦山さん、常滑焼の若手作家伊藤雅風さん、morrinaの竹内さんも参加されました。
多くの方の協力を得て実現したツアーでした。

一日目の行程の一部を紹介します。

萬古焼急須の大量生産工場を見学させていただきました。
大量生産と言っても細かいところは全て手作業。
一つ一つに手間がかかっています。




私たちが愛用している銀化窯変急須の作り手、松風窯さんにもお邪魔させていただきました。
(通常は公開していない工房ですが、徳田さんの計らいで特別に。。)

山本健二さんのろくろ引きの様子。
「若い頃は片手でできたんやがなあ」とおっしゃりながらも
未だその技術の高さには目を見張ります。
急須ができていく行程を目の当たりにして、一同沈黙。




夕食は古萬古の展示室があるという老舗の日本料理「浜松茂」へ。
独特な釉薬によるピンク色が美しい有節萬古も見せていただきました(トップ写真)。
本来なら博物館でガラス越しにしか見られないような逸品を手に取ることができて一同感激。



夜は徳田さんのお部屋で茶話会。
急須をめぐるお話は未明まで続きました。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一期一会のその先に

2013-01-20 | 茶にまつわる文化・芸術
茶人の方々に好きな言葉は?と聞けば
多分上位にランクされるであろう「一期一会」。

「一期一会」はもともと千利休の茶道の心得を表した言葉で
「どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきこと」の意である。
転じて、「一生に一度の機会であると考えてこの瞬間を大切にせよ」と言うような意味で普段でも使われるようになった。

私もこの言葉は好きで、
茶会に臨むときにはいつも心に刻むことにしている。
お茶を入れている時でも、客として飲ませていただいている時でも
その瞬間が無二であることを実感する機会が多々あるものだ。

しかし、中国茶の世界には「以茶會友」という言葉もある。
「茶を通じて友となる」という意味で、
これも本当にその通りだと思う。

以前、ある茶人に初対面でお茶を飲ませていただいた時のこと。
数種類のとても美味しいお茶をいろいろ説明していただきながら味わっていた。

これが最後のお茶、という段になって、
その茶人はそのお茶の名前を教えてくれない。
いつ作られたのかも、どんな品種で作られたのかも秘密のまま。
何とも不思議な味わいで、とても引き込まれるお茶だった。

聞けば、「秘密がないと次に来る楽しみがないでしょう?」との返事。

その茶人はこの茶席が一期一会の機会であり、
今その時に入れているお茶の味わいが唯一無二であることも知っている。
それでもお茶の韻が喉の奥に残るように、
人と人との出逢いも余韻が大切だと教えてくれたのだろう。

粋な計らいに私は完全にノックアウトされてしまった。
その茶人とのお茶は余韻がずっと残る印象深いものとなった。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小曼さんのお茶会

2013-01-14 | お茶会
先週から今週にかけての私の星占い、
―「そのうち」とか「いつか」とか言っていたことを
 「何月何日」と定めるような作業が発生しそうです―
なんて言うのが出てました。

そんな時にFacebookで見つけた「小慢」オーナー、謝小曼さんの東京でのお茶会のお知らせ。
小曼さんとは以前からC小姐が紹介したいと言っていて、
何回か連絡を取ったのですが台北ではタイミングが合わずそのままでした。
これだ!と思い、申し込みメールを送ると、大人気で既に“満席”。
それでも席を増やすことを検討中とのお返事だったので、
数日待っていたら夕方の部を増やしてくださり、エントリーできました。

会場は二子玉川の「コホロ」という生活雑貨のお店。
とっても雰囲気があって、置いてある物も魅力的、またゆっくり買い物に来たいようなお店です。

初めてお会いした小曼さんは笑顔の柔らかい素敵な方でした。
日本語も堪能でお話しも楽しく、居心地のいい、素晴らしい茶会でした。

小曼さんのセンスの良さは「小慢」のお店を訪れてもわかりますが、
今回の茶会もシンプルさの中にもこだわりともてなしの心が感じられるものでした。

何より小曼さんに直接お茶を入れていただいたのが良かったですね。
今までテレビや雑誌などで小曼さんのお茶入れの様子は拝見していたのですが、
一煎一煎、茶葉の様子やその時の状況を考えながらお茶を入れてらっしゃいます。
呼吸のリズムと寄り添うような所作も心地よいものでした。



久しぶりに「お茶入れ」そのものに刺激を受けたお茶会でした。

小曼さん、スタッフの皆さま、ご一緒した皆さま、ありがとうございました。


◆茶譜◆

蜜香烏龍 2012夏
正凍頂烏龍 2012



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一杯のために

2013-01-13 | お茶会
昨今は中国茶会も毎週のようにどこかで開かれていて
中国茶ファンには嬉しい限り。

内容もバラエティに富んでいて皆さんいろいろ考えていて楽しい。
中国茶の枠にとらわれないコラボも増えている。

でも、内容にしても設えにしても、どこかやはり模倣の域は超えられない、
それは誰もが抱えるジレンマかもしれない。

どんな時代のどんな偉大な茶人も最初はきっと模倣から入っているのだろう。
その人のスタイルを確立し、回りから認められるためには才能も努力も運も必要だ。

完全なオリジナルなんてあり得ないかもしれないが、
それでもその人らしいエッセンスを一滴落とすだけでもその茶会は魅力的になる。
そんな努力は怠らないようにしたいものだ。


先日のK先生の教室での茶会もそんなエッセンスがちりばめられていた。
「おいしい」をその場で共有できる幸せを感じる茶会。

最後の極上の一杯のために奏でる前奏が素晴らしい。

厳選した素材で彩るお茶請け数種。
それぞれが先生のとっておき。
舌鼓を打ち、感想を語り合い、情報をメモする。

壁にかかる書画にしばし目を奪われる。
部屋のあちこちに配された新年を祝うコレクションたち。

そんな演出は全て最後の一杯の清香のためにある。
ゆっくりと、なごりを惜しみながらいただく一杯。
どこまでも透明な、澄んだ茶水は
心を洗い、新しい年のスタートを後押ししてくれる一杯だった。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国茶講座 『鳳凰単叢の現状』@春風秋月のお知らせ

2013-01-12 | 茶にまつわる文化・芸術
何度かブログにも書いていますが、
私が中国茶の深みにはまったきっかけは広東省の青茶・鳳凰単叢でした。

そして今でも自分にとって柱となるお茶は
昔から身近にあった台湾茶と、この鳳凰単叢です。

鳳凰単そうは日本で安定的に上質な茶葉を調達するのはなかなか難しいのですが
5年前に徳田志保さんと知り合ってからは彼女が扱っている烏トン産の単叢を譲っていただいています。
2010年の春には現地にも連れて行ってもらいました。

その徳田志保さんが2月9日(土)品川の「春風秋月」にて『鳳凰単叢の現状』という講座を担当します。
講座内容は2部制で第1部では初級~中級者向けの「鳳凰単叢の生産について」、
第2部では上級者向けに「鳳凰単叢を通して見えるもの」と題し
生産現場の画像などを見ながらの臨場感溢れる勉強会となる予定です。

私もお手伝いに入らせていただきます。
入れるのが難しいと言われる鳳凰単叢ですが
第1部では様々な楽しみ方をお伝えし、鳳凰単叢とより親しんでいただき、
第2部ではもう少し踏み込んだ形で何かを感じ取っていただければと考えています。

講座の詳細と予約については「春風秋月」のコチラのページ→をご参照ください。

皆さまのご参加をお待ち申し上げております。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初荷ならぬ初煮

2013-01-02 | 茶道具
新年2日目、新しい焼水壺をおろしました。

台湾の茶館でお馴染みの戴竹谿氏の「唐盛陶藝」の焼水壺。

一度薄めのお粥を入れて煮ています。

今日はまだすこーしお水が固いかな。
2月の自宅サロンでの新春茶会デビューまでには
こなれてくれるといいのだけれど。

入れたお茶は台湾の高山冬茶。
茶会で使うお茶を吟味中なので具体的な名前はまだヒミツです。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年快楽 恭喜発財!

2013-01-01 | 自己紹介など
旧年中はお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



今年も素敵な出逢いがたくさんありますように。

皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする