神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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7月ミニ茶会@ANOMA

2006-07-29 | お茶会
お友だちと誘い合わせてanomaさんのミニ茶会へ。

今日は先月の新茶茶会で飲めなかった単欉や岩茶が中心でした。

柿葉単欉
老欉石古坪
肉桂王
安渓鉄観音 蘭花香
凹凸単欉
白鶏冠
大烏葉単欉
(このほか、別テーブルで淹れていた姜花香単欉、
 北斗、海底撈針も少しずついただきました)

単欉も少し時間を置くと落ち着いて味に変化が出てくるみたいで、
柿葉単欉は一ヶ月前に飲んだときよりもしっとりしていた。
凹凸単欉は後味がスーッとするのが心地よい。
大烏葉はガツンとしているので淹れるのはちょっと難しいけれど、戻り香が楽しめる。

岩茶は肉桂王が焙煎もしっかりしていて力強いのに対し、
白鶏冠は仕上げの火入れのないタイプで、今までのイメージとは違う感じ。

老欉石古坪は見た目は単欉に近いけれど、
水仙種ではなく、烏龍種で作られていて、
香りの立ち方が文山包種に似て清らかな感じ。
すんごく美味しいです。

今日いただいたお茶請けの一番人気はココナッツ粥(写真)。
インドネシアのソロという街ではこのココナッツ粥の屋台が
夜中の2時くらいから開かれるのだそうです。
これは本当に眼から鱗の美味しさ。
お醤油を数滴たらして食べるのもGOODでした。

星川ご夫妻にはまたまた長い時間お世話になりました。
ありがとうございました。
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どうでもいいこと

2006-07-28 | 自己紹介など
(写真は出番を待つ茶器たち。今日は手前左の茶壷で軽焙杉林渓をいただく予定)

先日、お友だちからこのブログのタイトルについて
「てっきり例の香港歌手の歌の題名から採ったんだと思ってた」
と言われたので、ここでちょっと弁明しておこうかと。

まあ、確かにメインのHP『Sugar In The Marmalade』
(ほとんど更新していないので表紙の役目しか成していませんが)
のタイトルは某香港歌手のヒット曲の題名から採っております

でも、この『神融心酔』はちがいます!

と言ってもたいそうな理由はありません。
誰も使っていなさそうなタイトルで、かつ漢字を使いたいな、と思って
いろいろ本をめくっていたところ、孔令敬著『中国茶・五感の世界』の中に
明代の屠隆(とりゅう)が記した『考槃餘事』という書の
飲茶について語った部分の引用がありました。
そこにあった「神融心酔」の言葉がパッと眼に入ってきたので即決。

ちなみに読み方は shen rong xin zui (シェン・ロン・シン・ツイ)、
日本語はジンユウシンスイであります。

「神」の字は、もちろん「God」の意ではなく、
某巨大掲示板などで使われる「ネ申」でもなく、
精神を表しているのですが、
新中国のベストセラー、多分全世界でも最も発行部数が多い辞書、
『新華字典』で「神」を引いてみましたら面白いことが。

神 shen (1)迷信的人称天地万物的“創造者”和被他們崇拝的人死後的所謂精霊。

拙訳:迷信的な人々が言うところの天地万物の「創造者」及び彼らに崇拝された人が死んだ後の所謂精霊を指す。

共産主義下の中国では、宗教の自由は当局の管制のもとに一応認められているとは言え、神が党の上にあることは許されないのですよね。
今朝の朝日新聞に、中国では今、「家庭教会」と呼ばれる当局非公認のキリスト教地下教会が都市部で多くなっていると言う記事が載っていました。
物質的には豊かになる一方で、心の拠り所を求めて彷徨う人々が増えているということでしょう。
当局はそれに対し、党の威信を脅かすものとして警戒しているとか。
彼らも「迷信的人」とされ、規制されることになるのでしょうか。
コメント (4)
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おうちで緑茶!

2006-07-22 | 緑茶(中国茶)
OZONEで買った雲南毛峰をちょっとかしこまっていれてみた。
一煎目は柑橘系の香りがして、キリリと美味しい。
さすがに二、三煎目は香りが落ちるけれど、余韻はちゃんと残っている。
茶杯に分けて茶海に残ったお茶を溜めて冷茶にしてみたけれど、これもものすごく美味しかった。

雲南省の緑茶って、他の省の緑茶とちょっと違う。
品種だとか気候だとかいろいろと影響しているんだろうけれど、
さすが神秘的なプーアル茶を生む土壌だよね。
力強さを持ちながらも、飲んだ後に爽快感があるのがイイ!

ついでに備忘録として、この春我が家に来た緑茶をまとめてUP。

左から

明前西湖龍井(寶田荘)
 こちらのエントリー参照。

明前東山碧螺春(楽工房)
 大好きなお茶で毎年お店を変えて購入するのだけれど、
 なかなか「毎年ここで買おう!」というのに当たらない。
 
斉頭山六安瓜片(紫翠庵)
 ダシのような甘さが嬉しい。

峨眉竹葉青(ちるさんより譲っていただく)
 ちょっとスモーク臭があるような・・?

峨眉毛峰(同上)
 きりりとした渋さととろりとした甘さのバランスが良い。

安吉白茶(同上)
 3年前初めて飲んだ時、美味しいなあと感動したお茶。
 甘く優しい。 

雲南毛峰(今古茶籍)
 今年はやっぱりこれがベストだったかな?
 去年の春も雲南早春茶(平田氏よりいただき物)がベストだったので、
 2年続けてベスト・オブ・マイホームグリーンティーは雲南省のお茶ということで。
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OZONE Summer Tea Festival 2006

2006-07-18 | 茶にまつわる文化・芸術
OZONEで開かれている「夏の大茶会」最終日に行ってきた。
今回は購買欲押さえ気味(と言うより軍資金が底をついているため)で
軽く見て回るだけの予定で行ったのだけれど
やっぱりFTCさんのところは素通りできず
今古茶籍さんでは欲しかった雲南毛峰が売っていたので購入。
一緒に行ったちるさんも欲しかったモノが買えたようだ。
大茶会は掘り出し物があるので、やっぱりはずせない。

今年は1Fの大ステージもなかったし、
何となく規模が小さくなっていたような印象を受けた。
人の入りは雨だったし平日最終日なのでこんな感じかな。

3Fの特別企画展「遠州流モダン&クラシック」では遠州流のお点前を拝見。
姿勢がブレず、無駄のない所作が気持ちいい。
ディスプレイされたお道具も眼福♪

それほど歩き回った覚えはないんだけれど
帰ってきたら足がかなり疲れていた。
今日はわりと涼しいし、買ってきた緑茶をゆったりといただこうかな。
コメント (8)
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棗香!

2006-07-15 | 黒茶(中国茶)
プーアール茶.comから7月のお試し茶が届いたので早速飲んでみました。
義安棗香73特厚磚茶。

初期の「73厚磚」の中でも棗香が顕著で、価値が高いもののようです。

いつもはまずは蓋碗でいただくのですが、
今回は送っていただいたのが8gと少なめだったし、
この暑さの中、茶壷でチビチビだらだら飲みたいという気分だったので
4gを大き目の紫砂茶壷でいただきました。

実力が出てくるのは三煎目くらいから。
確かに棗香です。
じんわり後のほうにやってくる甘さ。
美味しいですねえ。

そういえば、台北の「世逢」で試飲させてもらった「73厚磚」にも同じ香りと甘さがありましたっけ。
このお茶の根強いファンがいるというのも頷けます。

P.S.このお茶を味わっていて、自分の家に似た味の磚茶があったことを思い出しました。
  一年半前くらいに楽人居さんで買った「七十年代後期普洱茶磚」。
  買ったばかりの頃は何となく馴染んでない感じで味がとがっていたのですが、
  先日久しぶりに飲んだらほんのりとした甘さがあって美味しかった。
  この73特厚磚ほどではありませんが、軽い棗香がありました。
  今思えば、この茶磚、すごいお買い得だったんだなあ。
  楽人居さん、もう通販はされていないようなので非常に残念です。
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肉桂王@バンブー茶館

2006-07-08 | 烏龍茶(中国茶)
夏の臨時収入も入ってちょっと気が大きくなっている私。
もうすぐOZONE夏の大茶会もあるので油断は禁物なんだけど。

でも、買っちゃいました。
かめきちさん@バンブー茶館の新茶。

安渓鉄観音の茶王(天然果熟香)、
鳳凰単叢の群体桂花香単叢、
武夷岩茶の肉桂王。
そして、プーアール茶を少々。

新茶茶会での好みと購入品目は若干ずれているけれど、
あれこれ考えて結局このラインナップに決定。

まずは肉桂王を開けてみた。
これは新茶茶会では飲んでいない。
かめきちさんがこの春扱っている岩茶の中で特にオススメとのこと。

「三紅七緑」よりはちょっと青めかな、と思える茶葉。
でも飲んでみると落ち着いた焙煎香があり、
岩茶独特のどっしりとした余韻があって美味しい。
のど越しがすっきりしているのに口の中に甘さが残る。
わずかに感じられる酸味も魅力だと思う。

いつも肉桂を飲んで思うんだけど、
「肉桂」とはシナモンのことで、
シナモンの香りがするから「肉桂」と名付けられたっていう話だけれど
シナモンの香りだ!と感じたことは残念ながら皆無。
私にはどうもシナモンというイメージがなくって。

「桂」の字がキンモクセイを表すので、キンモクセイの香り、という説明も聞くけれど
それとも違うような気がするんだよねえ。

シナモンを感じなくてもキンモクセイの香りがわからなくても関係なく美味しいからいいんですが、
何だかちょっと気になっています。
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7582青餅の飲み比べ

2006-07-07 | 黒茶(中国茶)
7582青餅を飲み比べてみた。
プーアル茶の場合、保存状態などでかなり味が変わると聞いている。
ましてや30年もたっているとなると、環境によって育ち方は違ってくるだろう。
このへんは人間でも同じだよね。

左をAとし、右をBとする。


茶葉を見る感じではBのほうが白っぽい感じ。どちらもかび臭さはない。
(Bは若干ピントがあっていないので悪しからず)

水色は最初はAのほうが若干濃い目に出たが、5煎目を過ぎたあたりからはBのほうが濃い目だった。
どちらも赤栗色の透明感のある水色。

味は微妙に違う。
Aのほうが酸味があるが、後味が甘い。
Bはもう少し落ち着いた感じ。
どちらも大葉を使った陳年生茶に特有の力強さのようなものがある。
それぞれに美味しさがあって、これはもう好みの問題かな。


葉底はBのほうが少し薄い色をしているような気がする。
どちらも等級の大きい葉を使っている。
Bのほうが若干茎が多く混ざっている。


Aのほうが葉にイボイボが多く、ゴワゴワしている。
Bの葉のほうが柔らかい。

《雑感》
でもね、こうやって飲み比べるのは勿体無い気がするね。
どちらも単独でゆったりダラダラと飲み続けたいお茶
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2006年春茶 試飲会@千年茶館

2006-07-02 | お茶会
白金台にある、千年茶館で開かれた
2006年春茶の試飲会に参加してきました。

白金台のプラチナ通りから一つ入った通りにある千年茶館。
小さな庭園の石畳を歩き、茶神の前の橋を渡り、
木戸を開けるとアンティークで落ち着いた空間が広がります。

ここでは台湾茶を中心とした品揃えで週末に喫茶が楽しめるそうです。
今回は2006年春に仕入れたお茶の試飲をさせていただきました。

茶譜は

阿里山烏龍
阿里山佛手
宋種単欉
文山包種 参等奨
文山包種 弐等奨

阿里山烏龍は軽くすっきりとした味わい。
樟樹湖のもの。

阿里山佛手、佛手は品種の名前で、
葉が仏様の手のひらのようだ、ということで付けられた名前。
ちょっとナッツ香があって力強く、美味しいお茶でした。

宋種単ソウは甘く、マスカットの香りがして爽やか。
軽やかな美味しさなので、普段飲みにもOKなタイプ。

文山包種は坪林郷での品評会で弐等と参等をとったものの飲み比べ。
品評会では上から特等、頭等、弐等、参等、優良奨とランクがつけられるそうです。
参等も十分美味しいけれど飲み比べてしまうとその差は歴然。
香りが違うな~。

と言うことで弐等のほうを持ち帰ってきました。

早速蓋碗で淹れてみました。
うーん、美味しい。
品評会で奨をとったものが好みに合うとは一概に言えないと思うけれど、
これは本当にいい文山だー。
コメント (13)
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