神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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深い森の中に湧く泉

2015-04-28 | 茶道具
久しぶりに抹茶を点てました。

二階堂明弘さんから届いた包みを開けると、益子青磁茶碗が。

緑がかった深い青。
口当たりの良さそうな薄手の口縁。
底の茶溜りも深遠な色合い。

「伝統釉を独自の解釈で再考し
深い森の中に湧く泉のような
色合をイメージして」いるそうです。


二階堂さんは5月にニューヨークで海外初個展を開催します。

東日本大震災以来抱いてきた想いを形にしていく第一歩として。
日本文化の集大成といえる茶の湯と陶芸を海外の方々に感じてもらうため、
茶人傳田京子氏と和菓子職人ユニットWagashi asobiと共に渡米し茶会を開くというプロジェクト。

そのプロジェクトに支援する形でこの茶碗を購入しました。

6月には東京でNY報告茶会もあるそうで、今からとても楽しみです。




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茶は薬

2015-04-20 | 麗香茶課
茶文化講座「麗香茶課」、4月は岩間眞知子先生の「茶は薬---茶薬同源をさぐる」でした。

岩間先生の新刊『喫茶の歴史: 茶薬同源をさぐる (あじあブックス)』の内容に沿ってお話ししていただきました。

講座の後半には岩間先生が3月にご旅行された南京、揚州、錦江のお話も伺えました。
江南の春の写真は美しく、お話も楽しくて、
次は先生のツアーに参加したい、と表明された方も複数いらっしゃいました。

先生のチャーミングなお人柄に魅了された二日間でした。



※「麗香茶課」は会員制の茶文化講座です。
  今年度の募集は終了いたしました。
  次年度の募集開始は9月を予定しています。
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茶壺との対話 11

2015-04-14 | 茶話
中国茶は磁器製の急須か蓋碗ひとつあれば
どんな種類でも入れることができます。

でも、お茶の醍醐味はやはりお気に入りの茶壺(チャフー)や急須と出会ってからではないかと思うのです。

それも釉薬のかかった陶器製や磁器製ではなく、焼き締めのもの。
中国の宜興・潮州、台湾で作られる茶壺、
そして日本では備前焼、常滑焼、萬古焼などがよく知られています。

最初からお茶を美味しくしてくれる優秀な茶壺はもちろん理想的ですが、
お茶をたくさんいれる=育てていくことでどんどんお茶が美味しくなっていくような
一筋縄ではいかないけれどポテンシャルの高い茶壺も魅力的です。


最近手に入れたもので、
お茶への寄り添い度が半端ない!と、
使うのを楽しみにしているのが
写真の後手急須です。

天空窯の永井健さんの中国茶用急須。
岡山県真庭市に登り窯の工房をお持ちです。
使っているのは備前の土ではなく、何と大阪の土だそうな。

大きめのポットや急須は既に定番人気ですが、中国茶用を作り始めてからはまだ数年だそう。
でも随所にポットなどで培われた工夫が生きています。

何より、とても謙虚で優しい感じがします。
本当にお茶に少しずつ寄り添っていくような。

永井さんは焼き物の仕事は
土に命を吹き込んでいるのだとおっしゃいます。

この急須にぬくもりを感じるのはそんな永井さんのお人柄を反映しているからかもしれません。



★お知らせ★
Salon de Leecha 麗茶では5月開講の中国茶レッスン「ベーシックコース」全5回の参加者を募集しています。
詳細はコチラ→ベーシックコース新規参加者募集のお知らせ
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桜茶會

2015-04-06 | お茶会
台北の茶藝館「小慢」のオーナー謝小曼さんのお茶教室が東京にオープンし、
その開幕茶会が行われました。

折しも武蔵野は桜舞い散る頃。
教室の裏手には川が流れ、土手にはソメイヨシノや山桜が競うように咲いています。



門には「桜茶會」の札が(トップ写真)。
ドアを開けると廊下が待合になっています。



この奥からは撮影禁止。
参加者だけが共有できる空間です。

杉謙太郎氏の9種の花を楽しみ、
小曼さんセレクトのお茶に酔う。
窓の向こうには満開の桜。
なんと贅沢なひとときでしょう。

秘密の花茶会、茶譜だけご紹介いたしましょう。


■茶譜■
劉官寨 老君眉 2014
陳年木柵鉄観音 20年老茶

■茶果■
茜実 (蘇州産)
黒胡麻酥糖 (黄山産)
果実の花かご イチゴ、文旦 (杉謙太郎氏セレクト)

花人 杉謙太郎氏

茶主人 謝小曼氏 
茶侶  高橋喜久子氏、山本真理子氏




※小慢東京教室、レッスンは5月から開始。
 お申し込みは4月9日午前10時からメールにて受付だそうです。
 詳細はコチラ→
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明前碧螺春を蓋碗で

2015-04-05 | 緑茶(中国茶)
今日は清明節。
中国ではとても大切な祝日のひとつです。

この日より前に摘まれた茶葉は明前茶と呼ばれます。

茶友のYさんから、貴重な洞庭碧螺春の明前茶を譲っていただきました。

一芯一葉の若芽だけを原料とする高級茶です。

上品な甘みと苦味が春の息吹を感じさせます。


今年もまた緑茶の季節がやって来ました。

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