5月22日から26日まで、3年半ぶりに台湾に行ってきました。
今回は茶旅というよりは、久しぶりの台湾を味わう旅。
旧友と会って、美味しいものを食べて、買物を楽しんできました。
やはり台湾は穏やかで親切で落ち着きます。
台湾茶は今年は雨があまり降らず、春茶はかなり遅れていました。
例年であればこの時期、高山茶の清香はだいたい出揃っていたはずなのですが、
今回手に入ったのは阿里山のみ。
新茶の収穫は少なかったです。
九壺堂にて。
詹老師にはお会いできませんでしたが、
スタッフの皆さんと談笑しながら
8種類ほどお茶を飲ませていただきました。
2日目は迪化街近くに移転した鴻徳茶業行へ。
2019年に麗茶ツアーで凍頂に案内していただいて以来お世話になっています。
10年物、20年物の老茶や特別に仕入れたという岩茶をご馳走になりました。
3日目は台中へ。
台中に行くと必ず立ち寄る才青さんに今回もお邪魔しました。
こちらではいつも茶道具を購入させていただいています。
オーナーの王さんの旦那さまは陶作家の康嘉良氏。
硬質で朽ちた金や鋼のような茶器が格好いい。
今回台中で初めて訪れたのが、才青にほど近い菩提寺という場所。
ネパールに本院のあるこじんまりとした寺院ですが、
都市部の真ん中にあるとは思えないような静寂さと佇まい。
今回は時間がありませんでしたが、座禅や写経も人気とのこと。
4日目は15年来の茶友、C小姐夫妻に車で
陽明山~金山~石門~淡水に連れて行ってもらいました。
昼食は陽明山の山中レストランで地元の食材を使った料理をいただき、
その後北の海の方へ下りて、金山の海沿いのカフェでひと休み。
C小姐がブレンドした東方美人を潮風を浴びながら飲ませてもらいました。
彼女はどこへ行くにも必ずお気に入りの茶葉を携え、
お湯さえあれば飲めるように準備しています。
彼女は本当に'茶人’なんだなあ。
台湾は変わらず優しく、温かく、美味しかった。
でも、変わったことも結構ありました。
(コロナ中の変化ということではなく、今回私が初めて気付いたこととして)
まずは台北では横断歩道の無い場所で横断すると罰金!
それから、かなり歩行者優先が浸透してきた様子。
台北は交通網も整備されて、住宅地が広がりました。
淡水には淡海ライトレールという路線ができて、タワーマンションが建ち並んでいます。
一番驚いたのは台中駅前の変化。渋谷のように分からなくなってしまった(笑)。
さて、次に行くときにはどんな風に変化しているかしら?
(トップ写真:石門からの夕日)