神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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茶会に彩りを添える脇役

2010-06-24 | 茶道具
自宅サロンの「台湾茶会」~Standard~編が一昨日、昨日と二日間の日程を終えました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
まだ来週~Extra~編の一回を残しているので、詳しいレポートは併せてまた後日にでも。

毎年この時期の茶会では包種茶、高山茶、鉄観音、東方美人の新茶をお出ししているのですが、
いつもお客様の好みはきれいに分かれます。

今年も高山包種茶の清らかさが気に入った方、
高山烏龍茶の味わいに魅せられた方、
木柵鉄観音の香ばしさにホッとする方、
東方美人の華やかな香りに驚く方、様々でした。

でも今回脇役の注目株は一点に集中したかもしれません。

いつも茶器を選ぶ時は
そのお茶に合わせて
白磁の蓋碗や宜興の茶壷など
オーソドックスなセッティングをすることが多いのですが、
アイキャッチを考えて、
茶譜の中に一つだけでも遊び心を入れる時があります。

今回は東方美人に合わせて、
形から美人肩壺と呼ばれるポットを選びました。
美人肩壺は陶器でも磁器でも人気の形なのでいろいろと作られていますが、
台湾茶会ということで、
景徳鎮や宜興ではなく、
台湾の有名作家、蔡暁芳窯のクコの実が描かれた美人肩壺にしました。

これが皆さんのツボだったらしく、
しきりとシャッターが切られておりました。

華奢で洗いにくいと言うこともあり、年に数回しか使いませんが、
お茶はとてもきれいに華やかに入ります。

茶会に彩りを添えてくれる茶器、
一つだけでもあると気持ちを豊かにしてくれますね。
コメント (4)
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都会に住む茶仙

2010-06-11 | 烏龍茶(台湾茶)
このところ、家では同じお茶ばかりを入れて飲んでいます。
新竹産の文山有機包種茶。



このお茶は普通のお茶屋さんで買うことはできません。
入手先は、今回の台北滞在中にC小姐が連れて行ってくれたとある茶人宅。
ここでは仮に小Y老師と呼ばせていただきましょう。

C小姐とは昔からのお茶を通じた友人だそうで、
台湾茶の世界では、あまり表舞台に出ることはないけれど、知る人ぞ知る存在らしい・・・。

台北の住宅街のマンションに奥様と二匹の猫と暮らし、
ご自慢は屋上に置いてある大きな鉢植えの数々。
そこで文旦やオレンジや竜眼などの果実やいろいろな花を育てています。
室内にはテレビもパソコンもありません。
倉庫用の部屋には茶葉の入った大きな錫や陶器の茶缶が並べられており、販売もしています。
畳のある部屋には大きな木のテーブルが置かれ、
そこで小Y老師が、訪れた客人たちに静かにお茶を入れてくれます。
(こう書くと誰のことかわかる方も多いかもしれません。
日本人とフランス人の客人が多いそうなので。)

その風貌はまさに現代の茶仙と言う感じです。
どこかの山に人知れず住んでいて、
噂を聞いたお茶好き人が教えを乞いに訪れるような…
そう、七碗茶詩の盧仝のようなイメージでしょうか。

気がついたら、台北滞在三泊四日のうち、三日間毎日続けて通っていました。

その間、小Y老師は私にいろいろな岩茶を飲ませてくれました。
今まで飲んだことがないようなスペシャルなお茶でした。
そんな小Y老師でも、昨今の武夷山の状況の変化と価格高騰にはついていけず、
ここ2年ほどは新茶を仕入れていないそうです。

今年の新茶で飲ませてもらったのが、
最初に書いた文山有機包種茶でした。
私がこれまで飲んできた清らか系の包種茶とは違って、
少し深みのある、包種茶です。

それは竹葉紅心種と言う、今ではほとんど見られない台湾の在来種を
無農薬有機栽培で育て、伝統的な製法で作ったものでした。

「こういう台湾茶を日本で紹介するといいよ」と言う小Y老師に
あまりこのタイプの包種茶を飲み慣れていない私が
「上手く入れられるか心配」とポロッとつぶやくと
「これから入れ方を教えよう。」と、
いきなりお茶を入れる席に座らされ、その場で茶入れ特訓が始まりました。
お湯の当て方、置く時間など、ちょっとしたコツを実に合理的な説明の元に指導してくださいました。

印象的だったのは、
「上手く入れられるかどうかを心配してはいけない。
どうやったら美味しく入るかをまず考えるんだ。
お茶を入れることはとても易しいはずだよ。」と言う言葉。
ちょっと見は気難しそうな(失礼!)小Y老師ですが、
優しくて、経験豊かで思慮深い方です。
私よりずっと年下ですけどね(笑)。

このお茶は6月30日の茶会でお出ししますので、ご参加の方はお楽しみに!


◆お知らせ◆

※中国茶好きの有志が企画運営する「地球にやさしい中国茶交流会」第4回が
 6月26日(土)に開催されます。詳しくは公式HPをどうぞ。
 私は残念ながら所用で今回も参加できません。
 お客として行きたかったですよ~お茶も入れ手もものすごく豪華なラインナップです!
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猫空纜車

2010-06-06 | 茶にまつわる文化・芸術
二年前、猫空からの帰りに乗車しようとして雷雨に遭って載り損ねた猫空ロープウェイ

去年は支柱の土砂が崩れ(怖っ!)、その修復のため営業停止になっておりました。

今年は運転再開されたというので、C小姐とT小姐が連れて行ってくれました。
MRT木柵線の動物園駅で待ち合わせて、ゴンドラに乗り込みます。
台北MRT悠遊カードも使えるので便利です。

平日と言うこともありますが、お客さんはまばらでした。
やっぱり支柱が崩れたんですもんね、修復されたとは言え、若干不安
土砂が崩れたと言う場所に差し掛かるとC小姐が
「ここが問題の場所よ!」と三人で恐る恐る下をのぞきました。

動物園駅から猫空駅まで片道20分ほど。
結構長いです。
何せゴンドラの中は蒸し暑い!
「中の空気が回らない構造だよね」と文句を言い、
途中の駅の駅員さんにも「暑いんですけど」と訴える私たち。
駅員さんも苦笑しながら「ゴンドラの上に窓が付いているから開けてね」と。
いや、窓は最初から開いているんですが、暑いんです(爆)。
でも景色は台北も見渡せて、気持ちよかったですよ。

猫空に到着。
普通ならどこかの茶藝館に入って一服するのでしょうが、
屋外の蚊のいる場所でお茶を飲むのは嫌いというC小姐なので、そのまま下山。
当初の予定ではG茶師がそこへ車で迎えに来てくれるはずでしたが遅れると言うのでミニバスに乗りました。

バス停には初老のご婦人たちがグループでバスを待っていて、
人懐こいC小姐が輪に入ってひとしきりおしゃべりを始めました。
ご婦人たちは木柵からハイキングコースを登ってきて、バスで下りるとのこと。
「いい運動になるわよ!」皆さんとっても元気なご様子。
時間があればハイキングコースで登って来るのもいいなと思いました。
もうロープウェイは一度乗れば十分だしね。

ミニバスを木柵の政治大学前で下車し、
「張協興茶行」へ。
木柵鉄観音や文山包種茶をいただきながらほっと一息。
こんな感じで台北二日目の午後はのんびりと過ぎていきました。
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食茶空間 [木龍]翠坊

2010-06-04 | 茶館・レストラン・専門店
台北に到着したその日の夕方、
スコールが通り過ぎる中、今年もC小姐のバイクの後ろにまたがりました。
何だかもう乗り方も板についてきたもんね。

到着したのは蔡奕哲さんの台湾茶懐石の店、「[木龍]翠坊」。
蔡さんにお会いするのは2年ぶり3度目ですが、
旧知の間柄の如く歓迎してくださって、嬉しいです。

武夷山~杭州お茶の旅から帰国されたばかりで、
出来立てほやほやの龍井と岩茶の毛茶(荒茶)、正山小種などを飲ませていただきました。



コンパクトな天目茶碗で龍井をいただきます。
蔡さんのお茶道具は何だか渋くていいんですよね。
茶器に対しても一つ一つ愛情を注いでるのがわかります。

そうそう、[木龍]翠坊はこの4月に移転したばかりです。
新しい住所は

 台北市中山区松江路124巷23号6F
 Tel:886-2-25629542

南京東路二段から一つ北の、吉林路と一江街の間の巷にあります。

ここへは3回訪れているのに、食事をしたことがないんですよね。
4名~8名で予約を受け付けるとのこと、
次回は日本から友人を誘ってちゃんと茶懐石をいただきに来たいですね♪


※6月22、23、30日に自宅サロンにて「台湾茶会」を開きます。
 蔡さんのお茶も登場するかもしれません!
 詳しくはHPのInformationをご参照ください。
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ヒーリングフラワー第三弾

2010-06-03 | 茶にまつわる文化・芸術
Magical Carpetアトリエ・オルタンシアのコラボ企画、
ヒーリングフラワー第三弾月の女神が発売中です。

今回はすべての女性を守護してくれる象徴神、強く優しき女性の守護神である「月の女神」がテーマです。
同梱のパワーストーンはローズクォーツ、愛情を高めてくれます。
バスソルトに使った香りはエンシャントメモリーオイルのMoon Goddes(月の女神)。
合わせたお花は柔らかなピンクのバラに白いピンポンマムがアクセント。
見ているだけで穏やかな気持ちにさせてくれます。



テーマが「月の女神」と来れば、
やはりお茶はこれしかありません。
ダージリン、キャッスルトン農園のムーンライトダイアナ。
夜明け前のまだうっすらした月明かりの中で摘み取られると言います。
フラワリーな香りとフルーティな味わいが魅力です。

 ※ヒーリングフラワー受付中です。
  お申し込みはMagical Carpetのサイトからどうぞ。
  (お茶は付いておりませんのでご了承ください)


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