先日、
XiangLe中国茶サロンの2005年1~3月期が終わりました。
季節柄、おいしいコースの中心となったのは台湾の高山茶。
こんなに台湾の冬茶をまとめていただくのも初めてだったし、
3月には台北旅行もできて、まさに台湾ずくしの3ヶ月でありました。
思えば私が中国茶と向き合ったのは20年ほど前に台北で凍頂烏龍茶と出会ったのがきっかけ。
台北に2年住んだとは言え、帰国後は仕事がずっと中国本土関係でしたし、
そのあと出産・子育てと続いたため、台湾とは全く離れた生活をしていました。
最近の台湾のお茶についてはほとんど初心者も同然。
今回サロンで台湾の高山茶をいろいろと飲ませていただき、
台北旅行で台湾のお茶事情を少しだけ垣間見ることができ、
またゆっくり台湾のお茶と向き合いたいな、と感じています。
今年は天候の関係で台湾の冬茶は生産量がかなり少なく、大変な年でした。
サロンでいただいたお茶も工藤先生のコネクションでやっと少量手に入ったというものばかりでした。
天候だけではなく、台湾のお茶産業はいろいろな問題に直面しているようです。
後継者問題、摘み手の不足問題、土壌と植え替えの問題。中国大陸との関係。
若い世代からは活路を見出すために新しい試みに挑戦している経営者も出てきているので、
まだまだ今後に期待が持てますが、
全体としては決して楽観できる状況ではないようです。
台湾は私にとっても第二の故郷のように感じている場所。
そしてやっぱり何よりも台湾のお茶が好き。
台湾の美味しいお茶をずっと飲むことができるために、今、私たちは何をしたらいいのでしょうか?
そんなことをつらつらと考えながら、今日もまた凍頂烏龍茶をいただいています。
結局飲むしか出来ない私?
とりあえず台北で購入した『台湾茶』という本を読んでみます。
台湾のお茶の歴史と現状(とは言え出版は2001年なのでちょっと古いかも)が
わかりやすく書いてありそうです。