神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

ブログへのご訪問ありがとうございます


千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

Instagramにて教室風景やお茶のある風景を随時UPしています
よろしければフォローをお願いいたします!

★Facebookページ「中国茶・台湾茶ファンの集い」を作りました
Facebookのアカウントをお持ちの方、いいね!を押して、情報をシェアしてください♪

★サロンへのお問い合わせ、お申し込みのメールには一両日中に必ずお返事を差し上げています
こちらからの返信が届いていない場合は、お手数ですが再度メールをお送りくださいますようお願い申し上げます

★ブログランキングに参加しています
よろしければ、一日ワンクリックお願いいたします♪

松菸茶會 台湾の旅2013Vol.5

2013-12-31 | 茶旅
そして旅も残すところあと2日。
このために日程を組んだとも言えるイベントに参加してきました。
小慢」主催の「松菸茶會」です。

会場はタバコ工場の跡地に作られた「松山文創園區」。
展覧会や藝術活動を行う場所としてリノベーションされたカルチャースポットで、
庭園や工場の古い建物が残され、台北の中心地にありながら、独特の雰囲気を醸し出しています。



兆欣氏の京劇、鄭惠中氏の服、「小慢」の呈茶、という三者のコラボ企画で
政府の文化部も協賛する文化イベントです。



茶会中は写真撮影禁止だったので
その素晴らしい雰囲気を直にお伝えできないのが残念ですが、
中央に3~4畳ほどの京劇舞台があり、
その回りに小曼さんがプロデュースした茶席が10席しつらえられています。
淹れ手は小曼さんのお弟子さんたちです。

無駄を取り払った静寂な空間に
茶の香りと茶席主の緊張感と客人たちの高揚感とが交錯します。

シャッターの音もなく、甲高いしゃべり声もなく、
静かにお茶を味わい、その余韻に浸ります。

(FacebookのIDをお持ちの方は小慢 Whole food tea experience のアルバムを是非ご覧下さい)

10席の茶席ではそれぞれ異なる中国茶・台湾茶を呈茶し、
客人は自由に2席選ぶことができます。
第1席と第2席の間に兆欣氏が演じる『聊齋』一幕を鑑賞します。

私は寒露炭香2012春(高山茶に軽焙煎をかけたもの)と
野放大葉凍頂2012夏をいただきました。

会場が広いのと、外が雨模様で少し寒いこともあり
お湯の温度を保つのが大変そうでしたが、
皆さんかなり淹れ方を工夫されていて、
事前に練習を重ね、検討し合ってきたことを伺わせました。
美味しく、感慨深くいただきました。

終了後の挨拶で鄭恵中氏が台湾の新しい茶文化の形の始まりだとおっしゃってましたが
伝統芸能と台湾茶藝の融合は
どこか昔の茶館の形態を踏襲するような面もある気がします。
小慢メンバーの皆さんが着ていた鄭恵中氏デザインの茶服もステキでした。

小曼さん、淹れ手の皆さん、そしてイベントに携わった全ての皆さん、
素晴らしい茶会をありがとうございました。


《おまけ》
美しい兆欣氏との記念撮影タイムも。
もちろん男性です。色っぽい♪





ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台中! 台湾の旅2013Vol.4

2013-12-30 | 茶旅
今回の大きな目的の一つが台中行き。

台中は留学時代に一度行ったきり。
高速鉄路にも乗ったことがないし、
噂の宮原眼科にも行って日出のパイナップルケーキ買いたいし、
茶器のお店にも行きたいし、ということでヒロエさんがスケジュールを作ってくれました。

まずは高鉄の新烏日駅で台中線に乗り換えて豊原駅へ。
ここから歩いて10分ほどで「泉芳茶荘」に到着。



このあたりは午前中に市がたって賑わっています。
時間があればひやかしながらゆっくり歩いて見たかった。



泉芳茶荘は五代続く老舗の茶荘。
梨山華崗地区に華剛製茶廠を構え、今や「華剛」ブランドで有名です。

最近は今年の秋の日本の世界お茶まつりにも出展、
来年3月のFOODEX JAPANにも来日するそうですよ。
CIにも力を入れていて、パンフレットやパッケージなど、ものすごく立派です。
松山空港には高級パッケージで華剛の天池烏龍が並んでいて、飛ぶ鳥落とす勢いを感じました。



五代目のジョニー・トーさん(香港の有名な監督と同じ名前ですね!)、ハンサムでソフト♪
4種類の冬茶を鑑定杯で入れてくださり、気に入った2種類を急須で飲ませてくれました。

こちらの看板茶はやはり標高2100m超の華崗と2500mの天池。
高山気のある滋味の深い清香茶です。
ちょっと台中から距離はありますが、伺って良かった!


豊原を後にして、台中駅へ向かいます。



ランチは「民生嘉義米糕」。
ここはヒロエさんがネットで探し出したお店なんですが、大ヒットでした。
シンプルな肉のせご飯(餅米)と煮卵と肉団子とスープの4品だけのメニュー。
それも全部食べても55元。
また行きたい美味しさでした!



そしてデザートは「宮原眼科」へ。
中に入るとディズニーとハリーポッターを足して二で割ったようなエンターテインメント空間。
本棚に商品がディスプレイされていて、パッケージも可愛い。



アイスクリームは種類も豊富。チョコレート、台湾産フルーツ、お茶、と3つの味が充実しています。
これはトリプル。トッピングは4種類まで。チーズケーキもパイナップルケーキも乗せたった。
ひとりではとても食べきれません!ってか、二人でも辛かった。
東方美人のアイス、美味しかったですよ♪


さて、お茶の第二の目的地は「才青」。



こちらは茶席用品や茶道具が揃うお店。
茶葉も売っていて、美味しいです。

店主の王さんがしつらえの相談も乗ってくれます。
意外とありそうで、ないお店。
台湾茶道の茶席に興味のある人は一度行く価値あり、ですね。
(ただしクレジットカードは使えませんので、ご注意を。)


次に向かったのは良質の茶器が揃うお店「養心堂茶業」。
‘草堂’の名前でおなじみの大人気のガラス茶器は大陸のオーダーも多いらしく、在庫がない状態でした。
大陸では‘自慢堂’のブランドで展開しているそうです。
台中にも来年あたり広いショールームを開く予定があるとのことです。


そして日も暮れてきた頃、最後は「春水堂」へ。
茶館の秋山堂も併設されている国家美術館の中にあるお店に行きました。



とは言え、ここではお茶は飲まず、やっぱりオリジナルを飲まなくちゃ、ということでタピオカミルクティ-。
夕食を取って、台中ともお別れの時間。

台北から1時間足らずで行ける台中、
観光する時間はありませんが、買い物だけなら十分日帰りできます。

高鉄ですっかり足の便がよくなった西側台湾。
次回は台南まで足を伸ばしてみたいですね。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ティー・ワンダーランド 台湾の旅2013Vol.3

2013-12-29 | 茶旅
台北に行ったらここもはずせない、小Y工作室。

茶窟というか、ワンダーランドというか、とにかく個性的なサロン、
行ってみた、という方も増えてきたので写真、本邦初公開(笑)。
本人から写真写りに関してクレームが来たら差し替えるかも?

ひとりじゃ行けそうも無いけど、行ってみたい!というヒロエさんも初体験。
かなり楽しかったようですよ。
あ、お茶ももちろん美味しかったですけれど。


前に写真をUPした白い猫ちゃんは老衰で天国に行ってしまいました。



こちらは新顔。
子猫なのにぷくぷくしています。
小Yがかなり甘やかしているんでしょう(笑)。
それにしてもお茶好きに猫好きは多いですね~。

(しかし、触りすぎたのか、ホテルに帰ってから私は数十年ぶりに猫アレルギー発症。とほほ。)


今回はずっと探していた形と土の茶壺をここで手に入れました。
意外な掘り出し物もあるかもしれない。
値段交渉や真贋については自己責任ですけれどね!



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祈念 台湾の旅2013Vol.2

2013-12-28 | 茶旅
訪台の度に必ず訪れている九壺堂、今年で6年目になる。

本やガイドブックを調べたわけでもなく、
友人のC小姐が取っておき、と連れて行ってくれたのがこのお店との出会いだった。

お店は普通のマンションの2階でふらりと入れる場所ではなく、
雰囲気も街場の路面店に比べるとサロン風で初めての人には敷居が高そうにみえる。

品揃えもセレクトショップのような感じで棚に並べられているが、
質の高い高山茶や凍頂茶が意外とリーズナブルな価格で手に入る。
オリジナルのプーアル茶も揃っていて、面白い。

でも何と言ってもこの店の魅力は店主の勳華老師であると思う。
その笑顔と佇まいは中国古来の文人気質を思わせ、
老師とのおしゃべりと美味しいお茶を楽しみに店を訪れる人が引きも切らない。

お茶を入れてくれるのはこの店に勤めてもう20年超になる長い髪にナイスバディの鐘小姐。
蓋碗に一杯一杯お湯を注ぎ、熱くないの?とこちらが心配してしまうが、
涼しい顔で香り高い茶水を杯に注いでくれる。

この老師と鐘小姐のコンビが何とも洗練された雰囲気を醸し出している。
最近は老師のお嬢さんもお店にいることが多く、
お嬢さんは日本留学経験があり、日本語OKなのがありがたい。

ただ、老師はこのところお身体がすぐれず、
今回は老師の焙煎したお茶を買うことができなかった。

あまり無理をしてほしくないけれど、
老師の伝統凍頂がやっぱり恋しくなる。

来年もまたお元気な姿でお目にかかれますように。
今年の冬の樟樹湖烏龍茶をいただきながら祈念する。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も台湾茶会

2013-12-26 | お茶会
暮れも押し迫り慌ただしい中、
やっぱりこれだけはやっておかなくちゃ、ということで
一日限りの「台湾茶会」を自宅サロンで開催しました。

先週の台湾旅行で持ち帰ってきた茶葉とお菓子で台湾祭り。
お客さまは常連の方を中心に、麗茶の茶会は初めてという方も交えて
お茶好きが集まり会話も弾みました。



今回のお菓子の目玉は台中の「宮原眼科」で購入したパイナップルケーキ二種とヌガー二種。
こちらはまだ台北に出店していないので、食べたことのない方も多く、パッケージの可愛さも好評でした。

しつらえはやはり台中の「才青」で購入してきたランナーを中心に、紫をテーマカラーにしました。
「才青」は台湾茶藝の道具が一通り揃う、茶会好きには嬉しいお店です。



今回は通好みの焙煎系と紅茶が人気でした。
寒い日にずっと飲み続けていたい、のどごしのいい温まるお茶が好まれたようです。

ご参加の皆さま、ありがとうございました!





■茶譜■
文山包種茶 坪林 2013冬
阿里山烏龍茶 樟樹湖 2013冬
紅水烏龍茶 凍頂 2013春
自然生態紅茶 石碇 2013

■茶請け■
鳳梨酥二種 (宮原眼科)
原味牛軋  (宮原眼科)
南棗核桃糕 (宮原眼科)
牛軋糖二種 (糖村)
黒金剛花生 (快車肉乾)
澎湖花生酥 (快車肉乾)
緑豆汁粉 芋圓入り (自家製)



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山上的茶人 台湾の旅2013Vol.1

2013-12-24 | 茶旅
一年ぶりの台湾。
今回はPatisserie H.こと、ヒロエさんと同行。
めずらしくグルメにもこだわった旅行になりそうな予感(笑)。

今回の旅行の目的はいくつかあったのだけれど、
そのうちの一つがヒロエさんとの共通の友人、高定石茶師に会うことだった。
石碇の山で自然生態茶を作る高茶師。
彼の作るお茶は台湾で一番値段が高いとも言われている。

2008年、「九壺堂」で初めて彼の作る紅茶を飲み、
その東方美人のような複雑で甘い香りに惹かれ
翌年友人のC小姐に紹介してもらい、彼の山の上の茶園に連れて行ってもらった。
それ以来台北に行くたびに連絡して彼の作るお茶を飲ませていただいている。

去年渡台したときは会う時間がなくアポイントも取らなかったのだが
台北書院の茶会で偶然遭遇。
私の印象では気さくな茶農さんという感じだったのが
1年半ぶりに会った彼はすっかり雰囲気が変わっていて、
鄭惠中氏の茶服に身を包み、茶人然としていた。

4年ぶりくらいに会うヒロエさんにも「以前の高さんとは違うかも」と話し、
高茶師から待ち合わせに指定された「食養山房」に空港から直接向かう。

汐止の山の中のレストラン。
はっきり言って、遠い。
でも、レストランは平日の昼間だというのにほぼ満席だった。
敷地はとても広く、高茶師は庭を散策しながら散在する離れの茶室をくまなく案内してくれた。

あいにく台北は雨模様。
しかし、スタッフの橘さんも言っていたように、雨の食養山房も素晴らしい。
標高はそれほど高くないが霧がかかり、緑色が少し薄らいで何とも風情がある。
(でも雨の日には靴を考えないと私たちのように悲惨なことになるかも!)

庵のような離れに通される。
中に入ると暖房完備のこじんまりとした美しい茶室。
そこで、私たちは賄い飯をいただいた。



食事後、新しくできたばかりの六號茶室に移り、
高茶師のもう一組のお客さまと合流。

六號茶室は一番上の敷地に建てられ、全面ガラスの大きな窓から景色が見渡せる美しい茶空間だ。
そこでは席に着くとスタッフが茶人としてお茶を入れてくれる。
この日は大陸からの団体客が到着する予定で、
雨の日にどうしたら美味しくお茶が入れられるかということでスタッフ同士がミーティングをしていた。


高茶師は私たちが心配したのとは違い、以前の通り気さくで明るい高さんだった。
でもひとたび茶席に座ると茶人となり、集中する。



食養山房の林オーナーと一緒にチベットに行って以来、
彼のお茶への向き合い方が変わったのだそうだ。

紅茶を飲ませていただいた。
最初はかなり温度を下げて、その後様子を見ながら少しずつ温度を上げていく。
ゆっくり、ゆったりと。

彼の紅茶はゆっくりと十煎以上味わうことができる。
と言うより、ゆっくりと味わわないとその真価を見いだすことができないかもしれない。
彼のお茶はもはや哲学であるかもしれない。

でも、彼のお茶はあまりにも高価であるが故に
その真価が正しく評価されていない面もあるような気がする。
あるいはお茶が一人歩きしてしまうこともあるだろう。


お茶を通して人との対話を大切にしたい、
そう語る彼のお茶をまた飲める機会がありますように。

高先生、謝謝!



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セミナー『台湾冬茶の最前線』

2013-12-15 | 烏龍茶(台湾茶)
先週「茶泉」さんで開かれた
TeaBridgeの浦山尚弥氏によるセミナー『2013年 台湾冬茶の最前線』に参加してきました。

浦山さんの東京でのセミナーは春に続いて二回目。
(その間「地球にやさしい中国茶交流会」でのセミナーもありましたが)
Facebookで告知するとあっという間に満席になってしまうほどの人気です。



冬茶とはどういうものか、今年の状況は、そして台湾紅茶についてもレクチャーがありました。
現場でご自身の足で得た情報をわかりやすく惜しみなくシェアしてくださるのは本当にありがたいことです。

浦山さんセレクトの今年の冬茶から三層平烏龍、そして紅韻紅茶を購入しました。
三層平はあまり聞いたことのない産地名ですがしっかりとした味わいで煎が効く美味しい冬茶でした。
紅韻は台茶21号の名でも知られる新品種の紅茶。
台湾紅茶の新しい個性をアピールする期待の星です。

サンプルでいただいた阿里山烏龍自然生態茶の冬茶(トップ写真)は深い味わいの蜜香がありました。
一日中楽しめる力強いお茶です。


海外旅行先としても大人気の台湾、
最近はTV番組でも「台湾茶藝」が取り上げられる機会が増えました。

もちろん本場でいただく台湾茶は格別ですが、
現地に行かなくても日本で美味しい台湾茶が飲めるというのは嬉しいですね。

浦山さんのお茶は「茶泉」さんで販売中。
浦山さんに直接問い合わせもOKです。




ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

午後のひとり茶

2013-12-08 | 茶道具
先週末、うつわ謙心さん主催による『台湾茶をたのしむうつわ展』が開かれ、
開催二日目の午後、立ち寄ってみました。

展覧会で欲しいものを手に入れるためには
初日の開店前に並ぶのが鉄則ですが、
期間中この日しか行ける日がなかったのと、
今回は特に購入計画もなかったので、
あまり人がいない時を狙ってゆっくり見るつもりで。

さすがに初日はものすごい人だったそうで、
特にえむにさんの展示品などはほとんどめぼしいものが残っていませんでした。
その後の週末に併設したカフェと茶会も大賑わいだったそうです。
台湾茶の器が広く認知されてきて、人気が高まっているという証しでしょうね。


大きい茶壺に合う容量の茶海が欲しかったので
豊増一雄氏の青瓷を見せてもらっていたら、何とご本人登場。
この日は在廊の作家さんがいらっしゃらない予定でしたが、嬉しい誤算。
焼き上がったばかりの作品も携えていらしたので、お話を伺いながら見せていただきました。

その中で、ひとつ釉薬が他と違って青みが美しく、
姿の愛らしい急須が目にとまりました。
急須を買う予定ではなかったし、
容量も100mlを切る大きさで教室にも茶会にも使えないし・・と迷っていたら
豊増さんが「一人で飲む時にでも」と。

その一言にハッと気付かされるものがありました。
ここ数年、茶器を買うときはいつも
「茶会に使えるかしら?」とか
「教室で使うなら数はいくつ揃えないと・・」
とお仕事を優先していました。

お茶の楽しみって、もっと個人的なものであっていいんですよね。
中国茶に興味を持った頃に初めて買った
小さな茶杯一つがすごく嬉しかったことを思い出しました。


そんなことを反芻しながら、ひとり茶。

木柵鉄観音の老茶1988年。
お茶請けは頂き物の「デカダンス ドュ ショコラ」のバレンシアとオランジェット。

ああ、至福。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジアの純真

2013-12-07 | 茶にまつわる文化・芸術
今、時代は「アジア」である。

私の回りのパワフルな女性たちも「アジア」に目を向けている。
誤解を恐れずに言ってしまえば、アジア好きは知的で格好いい女性が多い、と思う。

で、「an・an (アン・アン) 2013年 12/11号」である。
最新号は副題がアジアの純真。Asian Power。

アジアの純真と言えば私にとってはパフィである。
公園ママ友と忘年会でコスプレして歌った持ち歌である。

いや、そんな事はどうでもいいんである。

上海、台北、香港、ソウルなどの既に女性誌の定番となっている都市に加え
今回の特集ではバンコク、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタにもスポットがあたっている。

アジアンパワーはどんどん広がっている。
これからはカンボジア、ラオス、ミャンマーなどの国にも派生していくに違いない。

アジアは今、面白い。


このan・anには台北最新ガイドも載っていて、
まあ私もそれが付いているから買ったのだけれど、
結構新しいお店が載ってます。
茶旅向きというわけではないけれど、面白そうな雑貨のお店情報アリ。


ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小曼さんの茶藝教室

2013-12-02 | お茶会
二回目となるJikonka Tokyoさんでの「謝小曼 中国茶教室」応用編に今回も参加してきました。

前回とはお茶と茶器を換えたレッスン。
雲南省産の白牡丹を蓋碗のお点前で。

応用編では一人一人の所作を見ていただきます。
心地よい緊張感が広がります。

最近の台湾茶藝はかなり洗練されています。
特に小曼さんの所作はとても優雅で自然で美しい。
道具選びにもヒントがいっぱいです。

小曼さんが教えてくれるのは、表演茶藝(いわゆる見せる茶藝)ではなく、
時間と美味しさをお客さまと共有する茶藝です。
ゆったりと、和やかに、芳しく。

小曼老師、ご一緒した皆さま、貴重なひとときをありがとうございました。



ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする