神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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青花が好き

2007-06-30 | 茶道具
磁器の茶器が好きで、特に青花(染付け)に惹かれている。

この茶器は景徳鎮小雅窯のもの。
白地が美しく光沢があり、使い込んでも茶渋がつきにくい。
実用的で、毎日使いたくなる魅力がある。

清水の舞台から飛び降りてしまったこのセット、
どんなお茶を淹れようか想像をめぐらしているところ。
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しみじみ美味い

2007-06-28 | 烏龍茶(台湾茶)
取っておきの時のために大事にしたいけれど、
誰かにも飲ませたい、そんなお茶がたまにあるよね。

FTCさんから届いたこのお茶もそんなお茶。
大禹嶺烏龍茶。今年の春の新茶です。
生茶特有の香味と滋味がけっしてとがらずに口の中を包み込む。

どんな風に淹れても美味しい。
私は初夏の柔らかい風を感じるような雰囲気を想像しながら淹れています。
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オーダーメイドのおもてなし

2007-06-17 | 烏龍茶(台湾茶)
6月に入って徐々に台湾の新茶が届き始めた。
自宅サロンの体験コースでは4、5月は緑茶を中心に茶譜を決めていたが、
今月の後半からは台湾烏龍茶をメインにする予定。

まだ予定している全ての新茶が揃ったわけではないが、
手元にある茶葉の中で今週は何を使おうか試飲しているところ。

飲む人、飲むシチュエーション、使う茶器、茶杯によって合うお茶は変わってくる。
マグカップにざばっと茶葉を入れて豪快に飲むのがベストなお茶もあれば、
蓋碗で丁寧にいれて香りを楽しむのがびったりするお茶もあり、
茶壷でじんわりと飲むのが落ち着くお茶もある。
一人でゆったり飲みたいお茶もあれば、みんなで味わいたいお茶もある。
季節によっても身体が求めるお茶は違う。

自宅サロンの醍醐味は、予約をしてくださったお客様を思い浮かべ、
どんな風に楽しんでもらえるかを考えながら茶譜やテーブルコーディネートや
お話しする内容を構築していくことであると思う。
それはさながら家にお客様をお迎えする時と同じ、オーダーメイドのおもてなしだ。

今週のお客様には高山烏龍茶の回甘を堪能していただこうと思う。
回甘とは、お茶を飲んだ後、口の中に戻ってくる甘い香りのこと。
中国茶初心者の方が多いので、こんな楽しみ方もあるというのを知ってもらえればと思う。

写真は右が阿里山烏龍茶、左が茶皇(小梨山)。
どちらもちるさんが台北の茗心坊で買ってきてくれたもの。
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緑茶三種

2007-06-08 | 緑茶(中国茶)
友人から今年の緑茶3種をおすそわけしてもらったので早速いただく。
(じょさま、多謝!

写真左は浙江省の臨海蟠毫。
これも前回の記事で紹介した奉化曲毫と同じく、
福鼎大白茶種を使っているとのこと。
とは言え臨海蟠毫のほうが歴史は古い。

地図を見ると、奉化も臨海も、いずれも浙江省の沿海に位置し、
距離的には福鼎―温州―臨海―奉化とちょうど同じくらいの距離で北に上がっていく感じ。
気候的にもこのあたりは福鼎大白茶に合っているのかも。
産毛が多く、まろやかな美味しさ。

写真右は野香茶と言う、上海の叙友茶荘で新しく売り出したお茶らしい。
青いけれどほっこりとした豆系の香りがして、爽やかな緑茶。
もしも値段的にお手ごろであれば、
普段飲みにキープしてもいいな、と思えるタイプ。
(でも、もしかしたら結構高価なのかも?)


これは湖南省で作られる湘波緑というお茶。
飲みやすく、日本人ウケしそうな感じ。
これも美味しい。

茶葉も美しい緑で、目にも優しい。


最近中国の緑茶は美味しいものがどんどん出てくる気がする。
日本人の私たちの口に合うタイプが増えているというか。
もちろん中国人の嗜好も変化しているからだろうが、
外国人ウケも考えていないわけではないだろうと思う。

反面、それぞれの茶葉の際立った個性と言うものが見えにくくもなっている。
緑茶の淘汰もこれから進むだろう。
数年後に名茶として残るのはどんなお茶なのだろうか?
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奉化曲毫

2007-06-01 | 緑茶(中国茶)
これもいただき物。
あまり聞いたことのないお茶だが、工藤先生がasahi.comで絶賛しているものだ。

浙江省、寧波市の隣の奉化市というところで作られる。
奉化市は水蜜桃が有名で、蒋介石の故郷でもある。
このあたりは茶畑も多く、日本向けの煎茶も出荷している。
埼玉県の入間市とは友好都市である。

ネット検索で調べてみると、
宋代から「曲毫茶」という名茶があったようだがいつからか途切れてしまったらしい。
80年代には龍井茶スタイルの茶に力をいれていたがコスト面で競争力が低下、
1984年から奉化独自のブランド作りをめざして研究を始め、
試行錯誤の後、1996年に「奉化曲毫」は誕生した。
まだ日本ではあまり知られていないようだが、
浙江省の名茶としても認定され、いろいろな賞も獲得しているとのことで
奉化市の茶産業を背負ってたつと期待されている。

白い産毛が目立ち、クルッと丸まっていて、見るからに期待できそう

少し温度を低めにして、茶漉し付き茶海を使っていれてみた。
優しい香りで、旨味が多く、煎が進む。
これはかなり美味しい

聞くところによれば、福鼎大白茶を使っているとのこと。


左は西湖龍井、右が奉化曲毫。
なるほど葉の大きさが違う。
産毛の多さもうなづける。
中国の緑茶も旨味重視のお茶に少しずつ嗜好が変わってきているのかもしれない。
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