神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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包種茶講座第二弾 ~坪林から祥泰茶荘四代目馮懷瑾氏をお招きして~

2018-03-29 | 麗香茶課
去年の3月初めに麗香茶課で「台湾茶講座 ~坪林から祥泰茶荘四代目馮懷瑾氏をお招きして~」を開催し好評をいただきました。
今年も馮さん兄弟が来日し、第二弾の包種茶講座を開くことができました。

去年は会場を借りて30名という大人数の講座でしたが、
今回は横浜の香流サロンで14~5名での開催としました。
声も聞き取りやすく、質問もしやすく、きめ細かい対応ができたのではないかと思います。



講座はランチをはさんで午前と午後、計5時間超のなかなかハードな内容でした。

午前の部は「殺青×品種」をテーマに、製作者の視点から、包種茶の生産プロセスをご紹介いただきました。
殺青のタイミングの違いや品種の違いによって、
清香、花の香り、果実の香りなど異なる特徴を持つ包種茶9種をテイスティングしました。



午後の部は「焙煎法」がテーマでした。
異なる品種で、異なる製法を用いた焙煎包種茶を9種類、
テイスティングをしながら焙煎の長所、欠点についても話していただきました。

最後は家でも簡単にできる焙煎法をいくつかご紹介いただきました。
(皆さん、台湾製炊飯器が欲しくなったのではないでしょうか?)

今回は馮さんが撮りためた写真や動画をパワーポイントで見せてくださりながらの講義でしたので、
製茶器具などについてもとても分かりやすかったと思います。

コーディネートと通訳は去年に引き続き、一橋大学博士課程在学中の張茹涵氏がご担当くださいました。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。

麗香茶課でも毎年恒例になりそうな馮さんの講座、
来年はどんなテーマを持ってきてくださるでしょうか、楽しみです!
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以茶會友

2018-03-28 | お茶会
去年に引き続き、台湾の坪林の老舗「祥泰茶荘」の馮さん兄弟が来日、
ルハンさんのコーディネートにより、
一華さんのサロンと麗香茶課で講座を開催していただきました。

それに先立ち、4年前に坪林に馮さんを訪ねて以来お付き合いが続いているという
茶友のTさんが特別に設えた空間で歓迎茶会を開いてくださいました。
早朝成田に着いたばかりの馮さん兄弟、前日に台湾から戻ったルハンさん、Y先生、Mさんと私と言うメンバー。

その場所は期間限定とはいえ、シノワズリテイストのとても素敵な調度品や茶席が配され、優美で落ち着いた雰囲気。
特別に用意してくださった懐石風のランチも美味しく、時間がたつのを忘れてしまうほどでした。

食後は馮さん兄弟が交替で持参くださった茶を淹れてくださいました。
特にその日の明け方まで製茶していたという、早生種で作った白茶がとろけるような美味しさでした!

ルハンさんも台湾の魚池で紅茶作りをしてきたばかりで、
そこで購入した紅茶を二種淹れてくださいました。

Mさんは茶箱をご持参され、薄茶のお点前をご披露してくださいました。

これこそお茶による日台交流、私はただただご相伴に預かるだけでしたが、
皆さんのホスピタリティにとても感動しました。

茶というのは本当に不思議な存在です。
人を惹きつけ、人と人とをつなぎ、人を癒してくれる。
「以茶會友」
月並みではありますが、この言葉を改めてかみしめています。

素晴らしい機会を作ってくださったTさんにまずは深謝を。
そして馮懷謹氏、馮青淞氏、ルハンさん、Y先生、Mさん、ご一緒できて光栄でした。
ありがとうございました!

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「白茶飲み比べ」講座@麗香茶課

2018-03-23 | 麗香茶課
北京の風姿花伝で講師を務めていらっしゃる朱安娜(ジョアンナ)先生をお招きし、
去年11月の「冬の養生茶」講座にに続いて、
今回は「白茶飲み比べ」というテーマで講座を開催していただきました。

ジョアンナ先生は現在白茶の研究に取り組んでいらして、
近々研究論文をご発表される予定とのこと。
先生が実際に足を運んで集めたサンプル茶葉や
現地で伝統的な製法で作った茶葉をお持ちくださいました。

白茶は抗酸化作用があり、豊富なポリフェノール、ビタミンC、ミネラル類を多く含むため、
中国国内はもとより、欧米でも非常に人気の高いお茶となっています。

その流行を反映してか、最近は本来の産地である福建省北部以外の地域でも作られるようになりました。
製法と効能から白茶と認定できない産地や品種のものも多く出回っているそうです。

今回は飲んだ白茶は
鳳凰単そう種の白茶
白毫銀針 2種(品種違い)
白牡丹  2種(製法違い)
寿眉   2種(季節違い)
寿眉禁圧茶 
ジョアンナ先生オリジナルブレンドの白茶陳皮茶

とても充実した内容の講座でした。
ジョアンナ先生、Sさん、ありがとうございました。






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17年

2018-03-16 | 茶館・レストラン・専門店
渋谷の「華泰茶荘」が3月いっぱいで閉店するというのを聞き、久しぶりに行ってきました。

ランチの時間には間に合わなかったので、アフタヌーンティーセットをオーダーしました。
お茶は私にとって思い出の金萱茶をチョイス。

17年前、ここで飲んだ金萱茶が私が中国茶を学び始めるきっかけとなりました。
当時は東急文化村が東京国際映画祭の会場になっていて、
次の映画までの空き時間にふらりと散歩していて見つけたのがここ。

台北留学時代を懐かしく思い出し、喫茶室で金萱茶をいただいたのですが、
昔とは違う淹れ方、昔とは違う品種の茶葉。
むくむくと興味が沸き、その後香港映画友だちと華泰茶荘で開いている中国茶講座に何度か通いました。

今思えば華泰茶荘がなかったら、今の私はこんな風に中国茶のブログなんて書いていないかもしれません。

華泰茶荘は日本で1990年代後半から始まった中国茶・台湾茶ブームを牽引してきた茶荘です。

2000年前後には東京にはかなりの数の中国茶・台湾茶の店がありましたが、
その後10年の間に多くのお店が閉じました。
中国製品に対する風評など逆風が吹く中で、
「華泰茶荘」と表参道の「遊茶」は東京の中心で茶葉・茶器の店舗販売を続け、
インストラクター教育などの面でも力を注いてきました。

そんな大きな役割を果たしてきた「華泰茶荘」が閉店するのはとても寂しいことです。
閉店を知ってか知らずか、3階の喫茶室は多くのお客さんでほぼ満席でした。
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麗茶 生日茶會

2018-03-05 | 自宅サロン
2月某日、自分の誕生日が一日空いてる、と急に思い立ち
日頃お世話になっている親しい友人を招いてバースデー茶会を開きました。

自分で自分の誕生日を祝うってどうなのかなと思いつつも、
振り返ってみれば小学生くらいの時は自宅で誕生パーティを開いて友だちを呼ぶという人も多かった。
呼ばれた人たちはかえってプレゼントなどを用意しなくてはならないので申し訳ないのだけれど。

公けに募集して開く茶会とは違って
私もお茶菓子を一緒にいただくし、ワイワイガヤガヤと無礼講。
いつにも増して気軽な雰囲気ですが、お茶とお菓子と器とお水は厳選しました。


■茶譜と茶請け■
ウェルカムティー 玫瑰黄茶
 ウェルカム茶請け ゆず巻き柿(農悠舎王隠堂)
          ココアの落雁(HIGASHIYA)
宮廷普洱 太和級 景邁山 2011
 蓮根餅とちぢみほうれん草のナムル(自家製)
宇治抹茶 彩都の薫 丸久小山園詰
 わらび餅(とま屋)
鳳凰単そう 鶏籠刊 
 ケークマロン(スガラボ)
六龜野生白茶
 ガナッシュでコーティングしたガトーショコラ(白茶果工作室)


ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
結局素敵なプレゼントをいただいてしまって恐縮です。
所用でご参加いただけなかったお二人からも差し入れを頂戴してしまいました。多謝!
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京都小慢 蒔茶會

2018-03-04 | お茶会
謝小曼先生が主宰する台北の茶館「小慢」は10周年を迎えます。
その記念の年に、京都に新しく「京都小慢」が開幕しました。

開幕に当たって茶道具展と蒔茶會が開催され、蒔茶會に参加してきました。

京都御所の北、相国寺の程近く、京都の風情を残す通りの町家。
一歩中に入ると壁紙から畳から天井まで小曼先生のセンスが反映された心地よい空間が広がっています。
一階はギャラリーとして小曼先生と親交の深い作家さんたちの茶道具作品が展示され、
二階の部屋で茶會が催されました。



まずは安藤雅信さんのお席へ。
愛車メルセデスに茶道具を積んでやってきたという設定のしつらえ。
(実際にテーブルとイスまで積んでいらしたそうです!)
安藤さんのお馴染みの野点用バスケットから素敵な仕服に包まれた茶道具たちが取り出され、
それぞれのポジションに配置され、茶会が始まります。

鳳凰単そうと六龜野生白茶をいただきました。
どちらも香り高いお茶でした。
お茶請けの湯圓もとても美味しかった!
笑いの絶えない楽しい茶席でした。


そして小曼先生のお席へ。
台北の小慢の地下で静かに眠っていた烏龍茶に梅の花を浮かべた梅花高山金萱茶。
ふんわりとした梅の香り、目にも優しい薄紅の花びら。
続いてダージリンに小さな山吹色の菊花を加えた菊花ダージリンをいただきます。
想像を超えた美味しさがそこにありました。
視覚的な美と香り×香りの妙。

こちらのお席では点心として森山先生手作りの割包(台湾ハンバーガー)をいただきました。
弾力のある生地にとろけるような角煮がはさんであります。美味!


どちらの茶席も淹れ手のお二人の美意識とこだわりが生きていて
京都小慢の古い落ち着きの中に新しい和のクールさが映えた会場にマッチして
とても居心地のいい空間になっていました。

4月26日まではオープニングイベントとして茶道具展覧会が開催中。
京都での楽しみがまたひとつ増えました。
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