神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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温まるお茶を

2011-12-24 | 自己紹介など
12月というのは本当に慌しく過ぎていくもので、
気がつけば冬至も過ぎ、クリスマス・イヴ。
これが終ればあっという間に大晦日~新年を迎えます。

思えば2011年は大変な年でした。
3月11日に起こった東日本大震災と福島第一原発事故は
歴史に残る大きな出来事でした。
どうか2012年は再生の年となりますように。

これから年末にかけて寒さが厳しくなるようです。
今、家にはたくさんの種類の紅茶があるので、
少しずつ封を切りながらいただこうと思います。
和紅茶、台湾紅茶、大陸の工夫紅茶、英国ブランドの紅茶、、、

まずは10月に訪れた嬉野の和紅茶で
ルブラン」のケーキをいただきましょう。
和紅茶は佐賀市内にある紅茶専門店「紅葉~くれは~」のもの。
ほっこりと温まります。

皆さまも温かくして年末をお迎えください。

今年も一年ありがとうございました。


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ワンコイン茶席@地球にやさしい中国茶交流会

2011-12-23 | お茶会
地球にやさしい中国茶交流会」も7回目を迎えて、
規模が大きくなった分、初期の頃とは目的や雰囲気がだいぶ変わってきました。

ワンコイン茶席のほかに、予約制で茶席料が少し高価なテーマ茶席が設けられましたし、
セミナーやミニセミナーの人気も上々、
フリーマーケットの各店舗に試飲コーナーができ、そこでもお茶を楽しめるようなったこともあって
今回は特に人の流れが変わったような気がします。

これまでのようにワンコイン茶席券購入のため長い行列ができて
人気の席があっという間に売り切れるということはなくなりました。
席が徐々に埋まっていき、茶席開始までには何とか形になるという感じでした。
多分、他のイベントとの関係で茶席券購入に並ぶ時間が取りにくかったのだろうと思います。

また、最近では東京近辺での中国茶会開催の機会が増え、
中国茶好きの皆さんの茶席に対する飢餓感がそれほどなくなってきたというのもあるでしょう。

どのように中国茶ファンの気持ちをつかみ続けていくか、
どのように新しいファン層を開拓するのか、
「地球にやさしい中国茶交流会」ワンコイン茶席の今後の課題でもありますね。

テーマは自由、設えや茶藝に縛られることもなく、
ただただ淹れたいお茶にこだわれるというのが
ワンコイン茶席の醍醐味です。
皆さん茶葉の選定にとても気を遣っていましたし、
その茶葉をどのように美味しくいれるかということにもかなり時間を割いていました。

しかし本当の醍醐味は全て当日の茶席にあります。
事前に泡茶の練習を積み、お話する内容をしっかり決めて臨んでも
当日飲み手の方々との交流を通じて予想外な化学反応が起こり、
そのお茶について新たな発見をすることが多々あります。
一席一席がお茶との新たな出逢いの場であり、
そこには淹れ手と飲み手が共同で作り上げる世界があるのです。

では、簡単に今年のワンコイン茶席をご紹介しましょう。



テーブルA 緑茶 徽州翡翠之茶 太平猴魁茶
関西中国茶会の三崎さんと眞鍋さん

私も17日に席に着かせていただきました。
黄山市の工場を訪れた時に入手したお茶だそうです。
淹れ方、見せ方に工夫があって、楽しく美味しくいただきました。




テーブルB 台湾茶 ~焙煎の香りに誘われて~ 17日(左)
YukoさんとHiromiさん
台湾の茗品烏龍と木柵鉄観音。

テーブルB 比べる!台湾茶 18日(右)
山田やすよさんは杉林渓烏龍茶、焙煎高山茶。
まうぞうさんは梨山烏龍茶、秘蔵茶1種。




テーブルC 地球と身体にやさしい台湾茶 17日(左)
うらりんさんちょし
有機台湾紅茶と東方美人。

テーブルC 老茶 時光回味 ~ふりかえる時のながれ~ 18日(右)
茶米さんと碧眼猫さん
2011年凍頂烏龍茶春茶と1988年彰雅凍頂烏龍茶冬茶。

18日に茶米さんの茶席に着かせていただきました。
春茶はフレッシュな清香、老茶は心地よい酸味のある美味しい美味しいお茶でした。
ゆったりとした茶米さんの所作が時のながれを感じさせ、茶席の雰囲気に効いていました。




テーブルD 紅茶 台湾の紅 大陸の煙 ~珠玉の中国紅茶で貴重なひとときを~ 17日(左)
碧眼猫さん
ラプサンスーチョンと紅玉紅茶。

テーブルD 蜜香茶 回甘の楽しみ紅と青 18日(右)
(麻)さんの蜜香紅茶とルフナさんの今生無悔。




テーブルE 単叢 向陽茶席 ひだまり茶席 ~単叢の透き通った甘さを楽しむ~ 17日(左)
Cha-teaさん磯部優子さん
宋種鳳凰単叢と蜜蘭香単叢。

テーブルE 単叢の「新」と「陳」 18日(右)
まゆりんさんとぷーまきさん
鳳凰単叢芝蘭香と老叢水仙2007年。

 ※叢の字は正しくは木偏に叢




テーブルF 日本茶を、楽しみながらもっと知る 17日(左)
めぐさんのオリジナルティー。

テーブルF ジャスミン茶 茉莉花雪片 18日(右)
極楽天山さんちょし
碧潭飄雪と白玉兎。




テーブルG 岩茶今昔物語
香音さん、荷花さん、うめ吉さん
17日は夜来香+お楽しみ♪、18日は千里香+お楽しみ♪




テーブルH 普[シ耳]・方磚茶の楽しみ 
桃猫さん、倫子さん、エンジェル真樹さん
2005年「可以興茶磚」熟茶と1992年・雲南省茶叶分公司「7581」方磚。



ご来場の皆さま、ありがとうございました。

茶席を支えてくださったスタッフの皆さまにもお礼申し上げます。

また来年の秋、会場でお会いいたしましょう!
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ご来場御礼☆地球にやさしい中国茶交流会第二日目

2011-12-20 | 茶にまつわる文化・芸術
12月17、18日と二日間に渡って開催された「地球にやさしい中国茶交流会」、
盛況のうちに無事終えることができました。

ご来場の皆さま、ありがとうございました。

第二日目もワンコイン茶席で淹れ手を務めさせていただきました。
この日はテーブルFのジャスミン茶担当です。

茶葉の手配、テーブルの設え、いれ方の決定まで全てペアの極楽天山さんにお任せしてしまい、
おまけに二回の茶席のうち一回は隣りに座ってお茶に関する説明もしていただいたりと、
至れり尽くせり、大変お世話になりました。
極楽天山さん、若いけれど中国通だし中国茶専門店での経験も積んでいらっしゃるので
安心して寄りかかっちゃいましたヨ

用意してくださった碧潭飄雪(本来は四川省で作られますが、これは福建省産)と白玉兎(福建省)、
どちらも美味しくて、極楽天山さんの個人的なツテで入手したものなので、
一般のお店では手に入らない逸品。
これぞ一期一会ですね~。

ジャスミン茶というのは、あまりにもポピュラー過ぎるのと、
番外茶扱いで中国茶マニアの間ではわりとスルーされがちだったりしますが、
いいものを飲むと目からウロコです。
今回のお客さまにも優しい香りにうっとりとしていただいたかと思います。
お付き合い、ありがとうございました!


この日は担当二席のみでしたので、少し時間に余裕があったはずなのですが、
セミナーや茶席を事前予約しそびれたので
結局あまりイベント関係は参加できませんでした。

それでも会場ではたくさんの茶友にお会いすることができて、楽しかったです。
お茶を通じて素敵な出逢いやお付き合いがあるのは本当に幸せなことですね。


買い物のほうは、今回は茶器は買うまい、と心に決め(笑)、試飲しながら茶葉を少々。



時々ツィッターでご挨拶している「茶清心」さんでは
杉林渓の冬茶と紅玉を購入。




今回とても嬉しかったのは「しゃおしゃん」の前田さんに久しぶりにお会いできたこと。
震災で大変だったかと思うのですが、はるばる上京してくださったことに感謝します。
特別焙煎をした邦崴青茶を飲ませていただき、購入しました。


中国茶のイベントとして今では最大級の規模に成長した「地球にやさしい中国茶交流会」、
運営スタッフの方々は本当に大変と思いますが、
人と人との交流を大切にしているこういう場はとても貴重です。
これからも末永く続けていって欲しいと願っています。

とりあえず、来年度の日程は既に決まっているそうで、
2012年は10月20日(土)、21日(日)、
会場は同じく東京都立産業貿易センター浜松町館の予定です。

また、来年会場でお会いできますように!


(トップ写真は18日ワンコイン茶席テーブルCの「台湾老茶」茶米さんの茶席です。
 ワンコイン茶席の設えなどについては次回の記事でご紹介いたします。)
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速報☆地球にやさしい中国茶交流会第一日目

2011-12-18 | 茶にまつわる文化・芸術
二日間の日程で始まった「地球にやさしい中国茶交流会」、第一日目が終了しました。

今年は週末の土日開催と言うことで、第一日目からたくさんのお客さまにお越しいただきました。
お蔭様でワンコイン茶席も満席がほとんどで、会場はお茶を囲んで和やかなムードに包まれました。
フリーマーケットも盛況で、今回は試飲コーナーを余裕を持って設けたブースも多く、
お客様もゆったりと買い物を楽しんでいるようでした。

私のこの日最初のお仕事は
春風秋月」の高さんが講師を務めたミニセミナー『古代茶文化の世界を覗いてみましょう』で
お茶入れのサポートに入り、2008年の蜜蘭香単ソウをお出ししました。
お客さまは高先生の古琴の音色に聴き惚れながら
中国古代の文人たちの生活を思い描いていらっしゃいました。

ワンコイン茶席ではテーブルC「台湾有機茶」の第4回と第5回の2席を担当。
有機農園の台湾紅茶と、生態茶園で作られた東方美人をお出ししました。

紅茶は南投県魚池郷で作られた台茶8號(阿薩姆)です。
しっかりとした紅茶らしい味わいで、ストレートでもミルクティーにしてもOK、
今回は蓋碗で三煎、中国茶式でいれました。

東方美人は石碇産で、有機農法からまた一歩進んで
自然の生態系をできる限りそのまま生かした方法で栽培されているものです。
新竹や桃園産の東方美人とは品種が違うせいか、
第一印象は比較的地味ですが、口に含むと複雑な香りと味が交錯し、
のど越し良く、飲んだ後に不思議な癒しを感じことのできるお茶です。
お客様にも好評で、茶殻も二回ともお持ち帰りいただきました。



↑写真はワンコイン茶席テーブルAの太平猴魁、
とても美味しい緑茶です!


さて、本日第二日目は11時開場です。
私はテーブルFでジャスミン茶の担当となります。
普段あまりお目にかかれないタイプのジャスミン茶をおいれしますので、
是非遊びにいらしてください
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感謝!茶話会

2011-12-14 | 自宅サロン
12月13日(火)、自宅サロンにて「麗茶感謝茶話会」を開催しました。
麗茶茶会常連のお客さまをお招きして、
ランチとお菓子とお茶でプチ忘年会です。

ランチはこちらでミネストローネとグリーンサラダを用意し、
メインは松戸の人気店『Zopf』のサンドイッチとフランスパンで。
サンドイッチはHPからあらかじめ選んでいただき、予約して当日の朝受け取ってきました。

『Zopf』は北小金駅からバスを使うちょっと不便な場所にあります。
いつも行列ができていて、並んでもなかなかお目当てのパンに出会えないことが多いので、
今回は皆さんにご希望のパンを調達できてよかったです。
我が家のお気に入り、Zopf酵母バゲットもとても好評でした。

Hさんが作ってきてくださったホタテのカルパッチョも美味しくて、
食卓に彩りを添えてくれました。
Hさん、ありがとうございました!



昼食後はクリスマスを意識したテーブルで茶話会です。
今回はお茶メインというよりは、食べておしゃべりしてお茶をいただく、というスタイル。
お菓子も持ち込み大歓迎としましたら、
お客さま皆さんがそれぞれ厳選したお茶請けを持ってきてくださり、
美味しいものがたくさん集まりました。
ありがとうございました!

私のお出ししたお菓子は、香港で買ってきた『Jenny Bakery』のクッキー。
ここの缶は季節ごとに変わるのですが、今はもちろんクリスマスバージョンです。



文字通り、食べて飲んでおしゃべりで盛り上がった忘年茶話会となりました。

今回は今年麗茶主催の茶会に二回以上ご参加いただいた方にお声をかけたのですが、
一日だけの日程で7名定員のためご希望に添えなかったお客さま、
日程が合わなかったお客さまがいらっしゃいましたこと、たいへん申し訳なく思います。

また季節が変わった頃に茶話会は開催したいと思いますので、
またお声をかけさせていただきますね!


茶譜
白牡丹 2011
鳳凰単そう 鴨糞香 2011
猴子採観音王 2010
7582大葉青餅 1970年代後半


ご参加の皆さま、ありがとうございました

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プーアール茶.comを飲む会@yu:yu

2011-12-08 | 黒茶(中国茶)
12月に入り、急に冷え込んできましたが、
やはりこういう季節は身体の温まる、身体に効くお茶を飲みたい、ということで
最近またプーアール茶に目覚めています。

先日は上海小町さんのサロンで開かれた「プーアール茶.comを飲む会」に参加してきました。

プーアール茶.comの店長ふじもとさんには私がプーアール茶に興味を持ち出した頃
とてもお世話になっています。
このブログでもふじもとさんに送っていただいたお試し茶の感想を定期的にUPしていた時期があります。
その中で気に入ったプーアール茶も数種類購入させていただきました。

中国本土でのプーアール茶ブーム以降はヴィンテージ茶はもはや価格高騰で手が届かなくなり、
2004年以降の新茶はプーアール茶生産現場の環境が大きく変わり新茶の良し悪しを判断しにくくなって、
私もここ数年はプーアール茶を購入することも少なくなりましたが・・・。

そのふじもとさんが上海から雲南省西双版納に居を移し、
去年からオリジナルのお茶を販売していらっしゃいます。
独自のこだわりを持つふじもとさんの作るお茶、是非いただいてみたいものです。

今回の茶会でいただいたのは新しいオリジナル茶ではなく、
以前から通販で取り扱っているプーアール茶からふじもとさんご自身がせレクトしたものです。
既に売り切れになっているお茶も含まれているとのこと。
プーアール茶を勉強し始めた方にも味の違いがわかりやすいような茶譜になっています。

ウェルカムドリンク 西双版納産のオリジナル紅茶
1.ミャンマー野生茶2009春
2.92紅帯青餅プーアル茶
3.樟香青散茶90年代
4.早期紅印春尖散茶プーアル茶
(以上生茶)
5.下関銷法沱茶90年代
6.大益貢餅熟茶98年崩しプーアル茶
(以上熟茶)

人気があったのは1番、4番、6番。
ウェルカムドリンクの紅茶も美味しかったです。

1番はフレッシュな香りと程よい渋みが美味しい散茶です。

90年代の生茶はやはりまだ熟成途中という感じは否めません。
これから10年たったらどんな風になるのか楽しみではあります。

4番は言わずもがな、印級茶の流れを組む50年超の生茶、他の追随を許さない美味しさです。

熟茶の二種類は下関と[孟力]海の味比べといったところ。
私はわりと5番の味も好きでしたが、熟茶としては6番のほうが味に安定感がありました。

プーアール茶は奥が深く、難しいと思われがちですが、
たくさん飲んでいくと、
地方ごとの味の違いや経年変化やそれ以外の要素による味への影響などが
だんだんわかってきます。
一人では数種のプーアール茶を飲み比べることは結構キツイので、
こういう機会は嬉しいですね。

ふじもとさん、小町さん、ご一緒した皆さま、ありがとうございました!
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プーアール茶講習会#5

2011-12-04 | 黒茶(中国茶)
茶壺天堂の菜津子さんによる普[シ耳]茶講習会も5回目となりました。
一応講義はこれが最終回、第6回はお茶会になるそうで、これも楽しみ♪

今回のテーマは西双版納の茶山と、プーアール茶の近代史について。
六大茶山と新八大茶山の位置関係、
戦前の號級、戦中戦後の印級、2004年の自由化、そして2006、7年のプーアール茶ブーム。

プーアール茶についてはまだまだ分からないことだらけですが、
いくつかの疑問点についてこの講習会で腑に落ちた部分がたくさんあって、
受講してよかったなと思います。

貴重なプーアール茶もいろいろ飲ませていただきました。
やはり飲んでみないと実感できませんからね。
今回久しぶりに7581の半生熟茶をいただきました。美味しかった!

この講習会のもう一つのお楽しみ、菜津子飯♪
Hさんの作ってきてくれた四国産のジャガイモを煮たものも美味でした。



これも大好評、Gさんお手製のシフォンケーキ。
今回はマロンです♪



ご馳走さまでした!
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一杯のお茶に心をこめる

2011-12-01 | 茶にまつわる文化・芸術
先日母とお墓参りの帰りに館山に一泊した時のこと。

洲崎海岸沿いにある、お料理と天然温泉自慢の宿、『花しぶき』に滞在。
チェックアウトの後、ラウンジでホットコーヒーを頼みました。
海の見えるテラスでくつろいでいると、しばらくしてコーヒーが運ばれてきました。

そのコーヒーが予想外に美味しかったことに驚きました。
結構時間がかかっていたので、一杯一杯丁寧に淹れているのでしょう。
熱さも濃さもちょうど良く、旨みが生かされています。
豆も、抽出方法も、水も吟味されているのがわかります。
コーヒーカップが持ちやすく口当たりよく飲みやすいことにも感心しました。

コーヒー通やエスプレッソ派にとってはもしかしたら物足りない味かもしれません。
でも、ここではお風呂上りや海水浴後、そしてチェックアウト後にゆったりと海を見ながら楽しむお客さんが主です。
のどの渇きを潤し、雄大な海の景色を堪能しながら爽やかな気持ちになってもらおうというもてなしの心が伝わりました。

たった一杯の飲み物にも、これだけの心遣いがこめられていることに気持ちがほんのりと和みました。

お茶をいれる、ということは本当に奥深いことです。
美味しく淹れるためにはもちろんお茶に関する知識やテクニックが必要でしょう。
でも、ベースに「心」があるとないとでは、飲み手の受け取り方も全く違ってきます。
自分のために淹れるお茶と、相手がいて、その人のために淹れるお茶とでは、やはり違う空間が存在するのです。
お茶をはさんで人と対峙する空間、その空間の美を追求するために人はどれだけ心をくだいてきたことでしょうか。



今年も「地球にやさしい中国茶交流会」のワンコイン茶席でお茶淹れをさせていただきます。
12月17日(土)はうらりんさんとシフトを組んで台湾有機茶を、
12月18日(日)は極楽天山さんと組んでジャスミン茶を淹れる予定です。
今回私はちょっとラクをさせてもらって、サポート体制なので、
テーマ発案や設えはお二人にお任せなんですが、
お二人とも中国茶についても‘おもてなし’についてもベテランなので、
安心して後ろをついていっております。
心のこもった一杯をお出しいたしますので、お時間のある方は是非お立ち寄りください。

12月17日(土)13:20~14:00「古代茶文化の世界を覗いてみましょう」のミニセミナーでも
お茶出しのサポートに入る予定です。
こちらは予約制ですので、ご興味ある方は早めにチェックしてみてくださいね。
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