神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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狭山の品種茶セット

2005-06-29 | その他のお茶
「狭山茶摘み体験フェスタ2005委員会」より品種茶セットが届きました。
先日行った茶摘み体験フェスタで答えたアンケートが抽選で当たったらしいです。
ラッキー!

「さやまかおり」「ふくみどり」「ほくめい」の3種類。
どれも狭山の農林総合研究センター茶業特産研究所で育てたものだそうです。

今日は「ふくみどり」をいただきました。
名前の通り、ふくよかでまろやかな味と香りです。
でも、何か物足りない(笑)。
中国緑茶の独特な香りにどっぷり浸かりすぎているのでしょうか。

実を申せば日本のお煎茶はいまひとつよくわかりません。
昔から煎茶よりはほうじ茶、番茶、玄米茶のほうが好きでした。
緑茶でもおすし屋さんの粉茶とか茶道でいただく抹茶は好きなんですけど・・。

この機会に日本茶の味わい方というものをじっくり学んでみることにいたします。
日本茶インストラクターのお友達に弟子入りしようかなあ・・・。
コメント (4)
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春のサロン 六回目(最終回)

2005-06-21 | 紅茶(中国以外の地域)
XiangLe中国茶サロン、六回目に行ってきました。
春のサロンとしては最終回です。

本日の茶譜は

開化龍頂 (浙江省開化)
金山時雨 (安徽省)
木柵鉄観音 (台湾台北市文山区)
狭山二番茶 
ダージリンF/F プッタボン農園クローナルクィーンDJ-7
四季春 (台湾南投県)
凍頂烏龍茶 (台湾南投県鹿谷)

最後を飾るに相応しい、かなり変則的なラインナップでした。
どれも美味しいお茶でしたが、あまり飲んだことのないものをメモしてみると・・

金山時雨は2年程前にも一度飲んだことがありますが、甘みとコクのあるなかなか美味しい緑茶です。
ネットで調べたところ、績渓県上庄鎮金山村に産出し、
茶葉の外形が時雨に似ているから、金山時雨という名が付いたのだそうです。
績渓県は安徽省の東南に位置するらしく、
胡錦涛総書記の本籍地(生地ではありません。祖先の地ですね)だとか。

狭山ニ番茶は出来たての新茶で、友人のお持込み。
本当に出来たてという感じで青さとアミノ酸の旨味を感じます。
一緒に高松の木守というお茶菓子をいただきました。
これまた日本茶とベストマッチ!
(北京ダックさま、いつもありがとう♪)

さて、ちるさんのブログにも書いてあるけれど、
今回一同の注目をさらったのはダージリン。
何がびっくりって、蓋碗で淹れたダージリンの美味しさ!
目から鱗とはこのことだわ。
(これを言ったらちるさんに鱗がたくさんあり過ぎ!と指摘されたけど
本当にこれはレモンティーじゃないの?と思うくらい柑橘系の味と香りがして、
ポットで淹れたダージリンとは全く別の顔となりました。
今日は三煎いただきましたが、最後まで香りは続いていました。
こんなに美味しく自分で淹れられるかわからないけれど、
今家にあるF/Fでも試してみようと思います。
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ANOMA 鳳凰単叢新茶会

2005-06-19 | お茶会
ANOMAの恒例新茶会に行ってきました。
高知のバンブー茶館の店主、かめきちさんが中国で買い付けてきた鳳凰単叢、安渓鉄観音、武夷岩茶の春茶をいただくお茶会です。
毎回とっても珍しく貴重なお茶を飲ませていただける、まさに「一期一会」の茶会!

メンバーは顔なじみも多く、和やかな雰囲気の中、ひたすらガンガン飲んでいきました。

本日の茶譜は

 烏東老叢芝蘭香単叢
 烏東蜜蘭香単叢2号
 粒々香蘭花型
 名叢半天腰
 烏東獅頭黄枝香単叢
 鳳凰青胡苦茶
 粒々香緑香型
 烏東群体単叢
 城門単叢
 肉桂王美女香
 烏東蛤古撈単叢

(東の字は[山東]、叢の字は[木叢]が正式な漢字です。)

どれも素晴らしいお茶でしたが、この中でベスト3を選ぶとすれば
私は 烏東蛤古撈単叢
   名叢半天腰
   粒々香緑香型 でしょうか。

烏東蛤古撈単叢は香気成分が62種類含まれるという、大変貴重な単叢です。
確かに乳香も果実香も花香も感じられるような。
後味はすっきりしているのですが、のど元から口の中への回香がものすごくて感動もの。

名叢半天腰は清香に近い武夷岩茶で、とても上品な味と香りです。
もうひとつの岩茶、肉桂王美女香も美味しかったのですが、
こちらは火入れがほとんど無く、複雑な香りで、名前の通り美女に惑わされる感じ?でした。

粒々香緑香型は清らかで甘さもあり、ずっと飲み続けていたいような味わいでした。

もちろんこの4種にとどまらず、黄枝香単叢も
「ああ、これが鳳凰単叢の基本形なのね」と納得の味でしたし、
群体単叢も乳香から果実香へと変化していく楽しさが味わえました。

また、今日の別の目玉としては鳳凰青胡苦茶が挙げられます。
茶葉の香りはちょっと変わった単叢?くらいの印象なのですが、
淹れてみると一煎目はサザエのワタ?というような苦さで、
煎を重ねていくとその苦さも心地よくなっていくから不思議。
でも気が付くと口の中は苦味がしっかり蓄積されています(笑)。

今日は比較的ゆったりとかめきちさんにもお話を伺えて、とても参考になりました。
鳳凰単叢は奥が深い・・と改めて感じた初夏の夜でありました
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冷茶の季節♪

2005-06-16 | 烏龍茶(中国茶)
梅雨に入って肌寒い日もあるけれど、湿度も高くなっているし、冷茶がほしい季節になった。

冬に封を開けたまま、まだ飲みきっていなかった青茶が活躍。
作りやすいのは文山包種、東方美人などかな。
茶葉を少しクラッシュさせて、心持ち少なめの茶葉で水でじっくり出す。

今回は鳳凰単叢蜜蘭香@遊茶で冷茶を作ってみた。
ちょっと贅沢だけれど、年を越して風味が落ちるよりはいいのではないか、と。

う~ん、美味しい!
このお茶、実は普通に熱湯で淹れた時には少し物足りなかったのだけれど、水出しアイスティーとしてはかなりイケる。
家のどこかで眠っている茶葉があったら、再生のチャンスかも
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73厚磚茶1973年製

2005-06-13 | 黒茶(中国茶)
プーアール茶.comから6月のお試し茶が届きました。

今回は73厚磚茶1973年製です。
1973年に「渥堆」の技術を使って初めて出荷された熟茶だそうです。
熟茶と言っても現在の熟茶の作り方とは若干違うらしく、工程は半生熟茶、と記されています。

水色は紅茶に近い赤褐色で美しい。
(藤本さんによれば、色をきれいに出すために紅茶の粉末を混ぜたという説もあるらしいです。)
一煎目からしっかり色も味も出ています。

とても飲みやすいお茶です。カビ臭も土臭さも全くありません。
味のバランスはとてもストレートな印象を持ちました。
甘さや渋さや酸味に偏らない、すごーく真っ直ぐで姿勢のいいような感じ(笑)。
深みがあって、後味はすっきりとしています。
煎じたお茶自体にはそれほど特殊な香りは感じないのですが、茶壷の中の茶葉の香りはふわっとお香のような香りが。

私自身はこういう優等生的なプーアル茶よりももう少し主張が強くてブレの大きいほうが本来は好みなんですが、
美味しいものは美味しいと素直に思えます
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径山茶

2005-06-10 | 緑茶(中国茶)
ひらたさんのブログの問題に回答した(正答してないけど)ご褒美(?)として新茶セットを送っていただきました。
宝くじに当たったのと同じくらい嬉しいなぁ~
ありがとうございました!>ひらたさん

まずは問題の回答となった「径山茶」の封を開けてみました。

このお茶の名前の由来となった径山寺は臨済宗の開祖栄西が修業に来ており、日本に持ち帰ったのがこのお茶ではないかと言うことから、日本の茶道の原型であるという説もあります。

日本茶にも近い風味で、とても飲みやすいお茶です。
栗のような小豆のような甘い香りがして、渋みと旨味が調和しています。
高温で淹れても低温で淹れてもそれぞれ違った味わいを楽しめそうです。
今日は蓋碗で淹れましたが、次はグラスで茶葉の様子を愛でてみようと思います。

ああ、でもやっぱり茶葉を見ただけでは何茶かわかりませんね(笑)。
飲んでも答えられないかもしれません。
中国緑茶は奥が深いです。
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春のサロン 五回目

2005-06-07 | 緑茶(中国茶)
春のサロンも五回目となった。
緑茶だけでなく青茶の新茶も続々届いているとのこと。
今回飲ませていただいたのは、

黄山毛峰 (安徽省黄山)
文山包種茶 (台湾台北市文山区)
普洱緑茶(野生大葉) (雲南省西双版納)
凍頂烏龍茶 (台湾南投県鹿谷)

黄山毛峰は私の認識しているものとはちょっとタイプが違っていて、
葉の形も細く長く自然に近い作りをしている。
味ももう少しクセがあるように思っていたが、これは淡く上品な味だった。
上質な緑茶、という感じはするが、朝すっきりするためには物足りないかも?

文山包種茶は清茶らしい香りで雑味もなくとても美味しかった。
4煎目あたりから味と香りに変化が出てくるが、それもまた楽しめる。

普洱緑茶は今回サロンでは一番人気だった。
他の緑茶とは全く特徴が違う。
複雑な顔を持っているという感じ。甘みと渋みが共存し、味も変化に富んでいる。
柑橘系の香りがほのかにして、若いプーアル生茶と同じ青い香りもする。
ダージリンのF/Fにも通じるような、少し発酵したような香りもある。
さすが滇紅やプーアル茶を産出する雲南省のパワー。
ああ、西双版納に行ってみたい!

凍頂烏龍茶はボディーがしっかりした凍頂全盛期を彷彿とさせる味。
個人的にはもうちょっと焙煎が効いているほうが好みではあるが。

今日はお茶請け付き。
狭山の新茶で作った羊羹と、高松の和三盆の干菓子。
これがまた普洱緑茶に合うんだなあ。
(北京ダックさま、ご馳走さまでした♪)
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ANOMA 野味茶会

2005-06-04 | お茶会
ANOMAで開かれたミニ茶会に行ってきました。
6月のテーマは「野味茶会」。
実は私、野味には目がありません。フランス料理のジビエも好き。
さすがに犬と猿はまだ食べたことがありませんが、どんなものもだいたい抵抗なく食べられます。

わくわくしながら根津駅から谷中の坂を登っていき(写真)、到着すると、すでに宴席は始まっておりました。
あれ?早く始まっちゃったの?一瞬とまどいが。
なんと、開始時間を30分勘違いしていた私。
きっと何分か待たせてしまっていたのだろうなあ。本当にスミマセン!
お詫びに今日はお茶を淹れる係を一手に引き受けることに。
メンバーは以前のお茶会でも同席させていただいた方々なので、勝手知ったる何とやら。

今日のメニューは

いのしし(焼き物) 烏[山東]浪菜茶
カエル(揚げ物)  武夷水仙
馬肉 (生ハム)  烏[山東]老[木叢]蜜蘭香
豚の軟骨 (煮物)
ニッキの羊羹    武夷肉桂
兎肉の雑炊

ワイルドな肉の味に合わせて、強めのお茶をチョイスしてくださいました。
どのお茶も煎がきき、食事にも合うので10煎以上グイグイ飲んでしまいました。

お茶は蜜蘭香がダントツで美味しかったですね。
馬の生ハムはスモーキーな塩味ととろける脂身が絶品だったのですが、
蜜蘭香を一緒に飲むと、口の中に残った脂を洗い流してくれるようで、なかなかのマッチングでした。

いのししはタケノコを食べて育った四国産だそうです。
臭みがなく、コクのある美味しさ。

兎の雑炊は身体がぽかぽか温まりました。
コリコリとした中国直輸入の茶樹キノコ(日本では柳マツタケと呼ばれるものらしい)入り。

毎回お腹いっぱいご馳走になってお茶も飲み倒して、尚且つ安い!
これだからANOMA茶会は好きなんです。
次回は恒例の新茶茶会です。楽しみ、楽しみ♪
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