神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

ブログへのご訪問ありがとうございます


千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

Instagramにて教室風景やお茶のある風景を随時UPしています
よろしければフォローをお願いいたします!

★Facebookページ「中国茶・台湾茶ファンの集い」を作りました
Facebookのアカウントをお持ちの方、いいね!を押して、情報をシェアしてください♪

★サロンへのお問い合わせ、お申し込みのメールには一両日中に必ずお返事を差し上げています
こちらからの返信が届いていない場合は、お手数ですが再度メールをお送りくださいますようお願い申し上げます

★ブログランキングに参加しています
よろしければ、一日ワンクリックお願いいたします♪

プーアール茶講習会#4

2011-10-30 | 黒茶(中国茶)
茶壺天堂の菜津子さんのプーアール茶講習会第4回目が終了しました。
今回はプーアール茶の養生について。

プーアール茶は置けば置くほど美味しくなる、とよく言われますが、
ただ置けばいいというものでもありません。
どこにどう置かれていたかでその後の成長がだいぶ変わってきます。

雲南省の生産者から出荷され、香港などの茶商に引き渡された後、
それぞれの茶商は倉庫に一定期間保存することによって
より飲みやすく美味しくなるよう「養生」させます。

とは言え、茶商によっても管理のしかたは大きく異なります。
2000年代半ばのプーアール茶ブームの時には未経験のにわか茶商もたくさん出現し、
とんでもない「養生」をして売られていたプーアール茶もあったと言います。

講習会では倉庫のある地域の違い、倉庫の環境の違い、
置いてからの管理の違いなどを教えていただき、
実際に倉庫でしっかり2年管理されて販売されたもの、
倉庫には一度も入らずに出荷されたもの、
かなりいいかげんな管理で養生されたと思われるものなどを飲み比べ、
その味の特徴の違いなども味わってみました。


また、番外編としてプーアール茶膏(写真右)も飲ませていただきました。
最近雲南省の工場でいろいろと開発されているようで、
大量のプーアール茶を煮込み、硬い飴状に固めたものです。
このままお湯に溶かせばOK。

茶膏は清の時代には宮廷へ献上する薬剤として精製されていたそうで、
その復刻版とも言えるのでしょうか。
味のほうはいまひとつパンチを感じられないのですが、
いつでもどこでもすぐ飲めるインスタントプーアールとしてはなかなか面白いかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まうラボ訪問!

2011-10-29 | お茶会
まうぞうさんと初めてお会いしたのは多分去年の第5回地球にやさしい中国茶交流会の時。
正直言って、第一印象はいまいちだった(笑)。
私がお出ししたお茶を飲んで、産地を聞くと、いきなりダメ出ししたのだ
その歯に衣着せぬ物言いに若干面食らったものの、
相当なお茶好きであることが伝わってきたし、
ある意味人懐っこい人だなーという印象もあった。

次に今年の春の第6回中国茶交流会でお会いした時には
台湾の生産地を回って10年になるというお話を伺い、
夏には台湾茶を味わえるラボを開きますとのことで、
興味津々で「行きまーす」とお返事した。

でも何だかんだと時間が取れずに行けないまま秋に。
このままでは年末になってしまって尚更行けなくなるので、
平日にわざわざまうさんにお休みを取っていただき、
うらりんさん荷花さんと3人で伺うことになった。
まうさんの助手?としてkabuさんも参加してくださった。

中央線のとある駅を5分ほど歩いた場所にまうラボことcreze4"T"lab.(仮)はあった。
昭和を髣髴とさせるアパートの鉄骨階段を上った二階の一室。
一歩入るとやっぱり昭和の雰囲気
しかしふすまを開けるとそこには台湾茶ワンダーランドが。
まさに秘密基地、棚にはお宝の茶器と台湾茶関連書籍が、
押入れの中には台湾茶がとっさり詰め込まれた衣装ケースが積まれている。

私たちのために特別に茶譜を用意してくださって、
テーマ別に4種類ずつ、5テーマで計20種類の台湾茶を飲ませていただいた。
美味しいのはもちろん、スペシャルなお茶も多く、5時間があっという間に過ぎた。
その間、私たちの率直かつ辛辣かつ時には間抜けな質問にも真摯に答えてくださり、
とっても勉強になったラボ体験だった。

毎年3回、台湾の産地をバイクで回るという経験に基づくお話は
台北のお茶屋巡りだけではとても知り得ない貴重でリアルな情報だ。

まうラボでのお茶体験は一回1,000円、
基本的にはまうさんの本業がお休みの日にオープンする。
台湾茶好きは是非是非行ってみて♪
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

yu:yu 秋の文化祭

2011-10-23 | お茶会
上海小町さんの中国茶教室の生徒さんたちによる
yu:yu 秋の文化祭」に行ってきました。

会場の「江戸からかみ 東京松屋」さんは今回初めての訪問。
毎月いろいろな中国茶会で使われているので一度行きたいと思っていましたが、
浅草通り沿いにあってわかりやすく、地下鉄の稲荷町駅からも歩いてすぐ。
建物も綺麗で新しく天井も高いので、なるほど茶会にはとてもいい場所ですね。

秋の文化祭、まずは試飲コーナーで黄金桂、鳳凰単そう、プーアール小沱茶、紅五星をいただきました。
どのお茶もとっても美味しくて試飲なのにグビグビ何杯もいただいてしまいました。
特に黄金桂と紅五星が気に入りました。
紅五星は紅茶を使った工藝茶ですが、お湯をさすと中からロウバイが出てきて目でも楽しめます。

売店ではyu:yuの新作蓋碗をお持ち帰りしました!
使い心地はまた後日レポートしま~す。

お茶席は午後の二席に入りました。

まずは岩茶老君眉のお席へ。
煎茶のお道具を使った和風仕立て。
宝瓶に茶葉をいれお湯を注ぐと香ばしくて甘い香りが漂います。
武夷山のお話を伺いながら、美味しくいただきました。

二席目は伝統製法の安溪鉄観音。
yu:yuさんでは去年あたりから定番の人気茶です。
蓋碗ですっきりしっかりと入れてくださいました。
煎が効いて香り高く、後味がとてもよかったです。

文化祭と言う名の通り、皆さんで作り上げている感じがいいですねー。
楽しいひと時をありがとうございました!






コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Facebookページ開設しました

2011-10-18 | 自己紹介など
ここ数年でTwitter、Facebookなどいろいろなツールが出てきて
登録したのはいいけれど使いこなせないなあと思っていましたが、
やっと使い分けや使い道が見えてきたところです。

Twitterはなるべく多くの方々とつながって
広い範囲での情報収集や日々のつぶやき(たまに本音!?)に使っていましたが、
Facebookはどうも使いどころがわからず、しばらく放置状態でした。

最近わかってきたことは、Facebookは情報を共有するのに効果的なツールだということです。
例えばリンクを貼ると、その記事に飛ばなくても写真や内容が一目瞭然となります。
また、外部のブログや記事にシェアボタンがあれば簡単にFacebookウォールに記事を貼ることができるのです。

そんなわけで、中国茶事情やお茶会に関する情報を載せるページなら私にもできるかも!と
Facebookページを作ってみました。

 中国茶・台湾茶ファンの集い

まだまだ始めたばかりで書き込んでいる情報は少ないですし、
お茶会のお知らせも関東近辺あるいは台湾に偏るかもしれませんが
気になった中国茶関係の記事があったらリンクして行こうと思います。

ウォールへの書き込みも大歓迎ですので、
情報あればお願いいたします。

よろしければ「いいね!」ボタンを押してくださいね♪
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

売茶翁@肥前通仙亭

2011-10-17 | 茶旅
今回中国茶会を開いた佐賀市内の「肥前通仙亭」は
佐賀出身で煎茶道の祖と仰がれる高遊外売茶翁が
京都に構えた日本初の茶店「通仙亭」にちなんで名付けられました。

運営スタッフは地元有志で立ち上げた
「NPO法人高遊外売茶翁顕彰会(会長:川本喜美子氏)」の方々です。
皆さん佐賀を愛し、売茶翁を敬愛し、売茶翁の功績を伝えたいと言う熱い思いをお持ちで
一般にはあまり知られていない売茶翁についてのエピソードなどをお話してくださいました。

トップ写真の掛け軸は翁が修行した黄檗宗萬福寺の岡田管長より開館時に寄贈されたもので
翁が通仙亭に掲げていた一句です。
 
 「一啜為君洗心腑」  
  一啜(いっぷく)なされ、あなたの心の底までもきれいに洗ってあげましょう

売茶翁は1675年佐賀藩蓮池支藩の藩医・柴山埜之進常名の三男として生まれ、
11歳で黄檗宗龍津寺に出家し、法名を月海と称しました。
修行のため江戸・京都・仙台など各地を巡り、
33歳の時に長崎で清人より茶の知識を吸収したとされます。
その後佐賀に戻り龍津寺を守りますが、57歳で京都に上洛、
61歳で京都に通仙亭を構え、禅を説きながら売茶の業を始めます。



春には桜の下、夏は清流の渓辺で、秋は紅葉の中
風光明媚な場所へと「僊窠(センカ)」と呼ばれる茶道具を背負って出かけ、
「茶銭は黄金百艦より半文銭まではくれ次第、
 ただにて飲むも勝手なり、
 ただよりほかはまけ申さず」
と茶旗を掲げて人々に茶を振舞ったと言います。
81歳で売茶業を廃業する際には愛用の茶器を焼却したとも伝えられます。
1763年死去。
その生き方は伊藤若冲、池大雅ら文人たちに影響を与えました。



貴重な売茶翁自筆の書も飾られています。
「三省」
孔子の弟子、曾子の言葉「吾日三省吾身」からの引用です。

売茶翁ファンの方は佐賀を訪れる際には是非立ち寄ってみてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嬉野の釜炒り茶

2011-10-16 | 茶旅
10日は早めにチェックアウトをして、
北野さんの工場のある不動山へ向かいました。

温泉街から長崎街道に車を走らせると山間に茶畑が見えてきます。
途中で右に折れ、そのままずっと進むと途中大茶樹があります。
そこも過ぎて更に進んでいくと、一番奥の山に建つ建物が見えました。
「釜いり茶モデル工場」です。

工場では北野等さん、北野誠さんお二人が迎えてくださいました。

嬉野地区では昔は各農家にある釜で釜炒り茶を作っていたそうですが、
機械化が進んでいく過程で
生産効率の高い蒸し製機械の採用が増え、
次第に釜炒り茶を作る農家や工場が減っていったそうです。
この不動山の製茶工場でも以前十年間ほどは蒸し製機械を使っていたそうですが、
嬉野の伝統茶を守っていくため
ふるさと創生事業の補助金を資金の一部にあて、
工場を建て直し、釜いり製茶機を導入したとのことでした。

工場の中は少しひんやりとしています。
春から夏にかけてはフル稼働であろう機械も今は静かにお休み中です。



森式連続炒り葉機です。
温度管理が味の決め手だそうです。
ここから揉捻機、乾燥機を経て荒茶が出来上がります。

工場で仕上げたやぶきた種と在来種の釜炒り茶を飲ませていただきました。
が、前の晩にいただいた誠さんのお茶とはちょっと味が違います。
誠さんのお茶は独自に販売しているもので、
仕上げに金子式炒り葉機を使い、ひと手間かけているのだそうです。
茶葉も色が白っぽく、香りもより香ばしく、のど越しがいいのが特徴です。




不動山を越えると向こう側は長崎県。
江戸末期、長崎商人の家に生まれた大浦慶が
嬉野茶を見出し、日本茶輸出貿易の先駆者となりました。
その時代のお茶はどんな味だったのでしょうか・・。



帰りがけに大茶樹にも寄りました。
不動山の山林をひらいて茶樹の栽培をすすめ、
「嬉野茶の茶祖」とも呼ばれる吉村新兵衛(1603~1657)の時代に
植えられたと言われています。
小さな可愛い白い花がところどころに咲いていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嬉野温泉うさぎの会

2011-10-13 | 茶旅
前の記事と前後しますが、
9日の夜は嬉野温泉に宿泊しました。

嬉野温泉の宿泊先は歴史ある「大村屋」さん。
ツイッターで大村屋さんの若旦那さんと
ひょんなことから相互フォローさせてもらうことになったのがご縁の始まりです。

嬉野では是非とも釜炒り茶の生産者の方とお会いしたいと相談しましたら、
大村屋さんのお土産コーナーにお茶を提供している
太田重喜製茶工場」の太田裕介さんを紹介していただきました。
太田さんの工場は玉緑茶、紅茶が主流で釜炒りの機械はないとのことでしたので、
「釜いり茶モデル工場」の北野さんを紹介していただき、10日午前に訪問することになりました。

太田さんは9日の夜に嬉野温泉みゆき公園で開かれる「嬉野温泉うさぎの会」に
淹れ手として出るので、時間があればいらしてください、と別途お誘いを受けたので、
大村屋さんにお願いして、夕食を少し早めて連れて行っていただきました。

「嬉野温泉うさぎの会 ~名月銘茶と生演奏の夕べ~」は
嬉野温泉で年一回、十三夜に開かれるイベントです。
今回はたまたまこの日に嬉野に宿泊することになり、ラッキーでした。

公園内の管理棟が会場となり
ヘルマンハープや三線の演奏が行われ、
それを囲むように鍋島茶粥コーナーと
嬉野茶試飲コーナーが設けられていました。

嬉野茶コーナーは4種類。
玉露、釜炒り茶、蒸し製玉緑茶、紅茶の席が設けられ、
各二名の生産者の方々がお茶淹れをしてくださいます。
入場者は空いた席に自由につくことができます。



まずは釜炒り茶の席につきました。
これがものすごく美味しかった!
飲んだお茶は100gパッケージで売られていたので、
私たちは3人とも即買いしました。

そのパッケージを見ると、北野誠さんと書いてある。
もしかして、次の日に行く工場の方!?と思い淹れてくださった方に伺うと、
私たちがアポイントをとったのは北野等さんで、別の方でしたが、
誠さんも等さんも同じ工場で釜炒り茶を作っているそうです。
その工場の組合メンバーは皆さん北野姓だとか。
不動山あたりは北野さんだらけなんだそうです。

誠さんも次の日工場に来てくださるとのことでしたので再開を約束して
他の茶席に移動しました。

玉露はしっかり旨みがありました。
でも個人的な感想ですが、釜炒りの後に飲むと何となく青さが重く感じます。
たまに飲むととても美味しいんですけど、たくさんお茶を飲む時は強さが際立ちますね。

そして蒸し製玉緑茶のコーナーへ移動。
玉露と釜炒り茶コーナーの淹れ手は熟練したベテランの方々でしたが、
こちらはお二人とも若手。
とってもお茶作りについて熱く語ってくださって、
若い人も頑張っているんだな、と嬉しく思いました。



次は人気の和紅茶コーナーへ。
淹れ手は佐賀市内唯一の紅茶専門店「紅葉~くれは~」の店長、岡本さん。
紅茶は太田さんの作った今年のお茶で、ブレンド、ふじかおりなど数種をいただきました。
和紅茶は何度かいただいたり自分で買ったりして淹れたことがありますが、
あまり上手く入らなくてう~~ん、と思っていました。
岡本さんの淹れ方を見て、ちょっと開眼♪
お話も面白いし、今後ゆっくりお店を訪ねてみたいですね~。


そういえば肝心の太田さんにまだ会えてない!と思ったら、
蒸し製玉緑茶の私たちが座らなかった方の淹れ手さんでした。
席が空いたところを見計らって、ご挨拶。
とても爽やかな感じのいい方でしたよ。
ブログを拝見すると、5歳の娘さんにメロメロのパパさんなんですよね。
去年台湾に研修に行ったお話しを伺ったり、
今年の夏茶で試作した烏龍茶を飲ませていただいたりしました。

短い時間で何人もの生産者の方々とお話ができて、
嬉野茶を堪能できたのは本当に良かったです。
充実した嬉野温泉の夜でした!

十三夜の月も夜空に輝いていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国茶会in肥前通仙亭

2011-10-12 | お茶会
晴天に恵まれた10月10日体育の日、
佐賀市内の「肥前通仙亭」にて中国茶会を開く機会を得ました。

「肥前通仙亭」は佐賀市地場産品の情報発信拠点として
2010年6月にオープンした地場産品交流会館です。

佐賀生まれであり煎茶道の祖と仰がれる高遊外売茶翁が
晩年京都に構えた茶店「通仙亭」にちなんで名付けられ、
売茶翁の関連資料も多数展示されています。

茶人の憧れである売茶翁ゆかりの場所で茶会を開きませんか?というお話は
私の学生時代の友人Mさんとのツイッターから始まりました。

佐賀出身で現在は関東の某上場企業の取締役を務めるMさんと
Mさんの高校の同級生で通訳をしていらっしゃる佐賀在住のDさんが
「肥前通仙亭」でお茶をしながら「ここで何かイベントができたらいいね」と話したことがきっかけとなり
行動力抜群のお二人が全てお膳立てをしてくださってこの企画が実現しました。

当初は6月ごろを予定していたのですが、私の都合がつかず、
秋の連休にかけて、せっかくなので2泊3日で佐賀を周ろうということになりました。
Mさんの案内のもと、もう一人の学生時代の友人で某新聞社の記者であるRさん、
そして私の3人の道行きとなりました。

通仙亭の展示スペースをお借りして、お客さま10名での茶会、
お顔の広いDさんのお蔭ですぐに満員御礼となったようです。
Rさんの口利きで某新聞社佐賀支社の方もいらしてくださいました。

当日はMさん、Dさんが水屋とアシスタントを担当してくださり、
私はお茶淹れとお話に専念させていただきました。

テーブルにはDさんのご友人が山で摘んできてくださった草花と
Mさんが地元で拾ってきてくれた木の実などが季節感を演出してくれました。



前々日に泊まった武雄温泉の「竹林亭」の床の間にあったつつじと栗の枝も
ちゃっかりいただいてきました。
(もちろん許可済みですが。。。)
Dさんが綺麗に飾ってくださり、入り口で皆さまのお迎え役を務めました。



茶譜は
 徑山茶 2011
 恩施玉露 2011
 高山包種茶 2011春
 鳳凰単そう 蜜蘭香 2009
 東方美人 2010

前半二種類の緑茶は日本との関わりを意識したチョイスです。
栄西禅師が留学先の宋から持ち帰った茶種を蒔いたとされる背振山も佐賀県にあります。
徑山茶ゆかりの徑山寺は栄西が修行に立ち寄ったとも言われています。

後半の青茶三種は香りを重視したチョイスです。
初めて中国茶を体験する方々もいらっしゃるので、
まずはその芳しさを知っていただこうと思いました。

お茶請けは台湾産のエリンギチップ、セブ島産のドライマンゴー、
信州飯田いとうやの遠山栗、
地元佐賀でDさんが調達してくださったミルクプリン。



初めての試みで不慣れな点も多々ありましたが、
「楽しかった」「美味しかった」と言っていただけて嬉しく思います。

私にとってもたいへん貴重な経験となりました。

企画運営に携わってくださったDさん、Mさん、
肥前通仙亭のスタッフの皆さま、
そしてご参加くださいました皆さま、
ありがとうございました
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Chinese Tea Festa 2011

2011-10-03 | 茶にまつわる文化・芸術
10月に入り、秋の深まりを感じるようになった最初の日曜日、
代官山で開催された「Chinese Tea Festa 2011」に行ってきました。

中国茶インストラクター協会が主宰するイベントは今年で三回目、
スタッフには知り合いの方も多いのですが、訪れたのは初めてでした。

まずはうらりんさんが講師を勤めるワークショップA「中国茶のしつらえ」に参加。

~和みの色、和みのかたち~というサブタイトルで、
心を和ませる茶席の作り方を色や茶道具の選び方からレクチャーしてくださいました。



あらかじめ用意されたデモの茶席もうらりんワールド全開です。
市販では見つからない色や形のものは自分で作ってしまうというDIY精神も素晴らしい!

会場には色違いのクロスがかけられた5席のテーブルがあり、
受講生は好きな色のテーブルに自由に座ったのですが、
講座の後半では、そのクロスの色ごとにうらりんさんからテーマが提案され、
そのテーマに即した茶席を即興で実際に作ってみるという時間も設けられていました。



たくさんの色の布の中から自由に選んで組み合わせていきます。



各テーブルごとに発表タイムがあり、
うらりん先生の評と、先生ならどの色を選ぶか、を伺いました。

こういった茶席の作り方のワークショップはなかなかないので、楽しかったです。
色使いについてもたくさんヒントをいただきました。
ありがとうございました


ご一緒したKさんとモンスーンカフェでランチをとった後、
茶席にも参加してきました。

もう秋だし、身体が温まるお茶がいいな、ということで
紅茶の茶席「紅潤心躯乾」へ。



茶譜は宜興工夫紅茶<貢品>、
お茶請けはミニ月餅(ゴマあん)と巨峰の雲南紅茶・メープルシロップ漬けでした。

ゴールデンチップの多い、甘い美味しい紅茶でした。
ごちそうさまでした!


秋になると中国茶の美味しさも格別となります。
これから年内は中国茶イベントも目白押しですね。
私も来週は九州の某所でお茶会です。
どんな出逢いがあるか、楽しみです♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする