神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

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リコメンデーション

2010-09-30 | 茶道具
お教室のお茶の入れ方レッスンでは、
最初に白のシンプルな形で80mlほどの大きさの蓋碗を使っていただいています。
まずは1人用で美味しく入れることを目指します。

半年ほどたって、それに慣れてきたら、
次は120ml~150mlの大きさのものを使います。
4,5人のお客様にお出しすることを想定して入れてもらいます。

その頃になると、どんな蓋碗を購入したらいいのか皆さん迷うようです。

一人用の80mlタイプは白磁で薄手の中国製が出回っており、
どれもそこそこ使いやすいのですが、
中型タイプとなると、なかなかこれといったものが見つかりにくいのです。

上海や台北の茶市場や専門店に行って、
実際に見て触って探すのが選択肢も多く楽しいのですが、
なかなかそうは行きません。
海を越えなくても、東京や横浜の中国茶専門店でももちろんOKです。
ただ、わざわざ足を運んでもお気に入りが見つからないことがあります。

そんな時、とりあえずは
使いやすく、お値段もそこそこで、買って損はない、ということで
ルピシアのオリジナル四神蓋碗をお薦めしています。
お店に足を運ばずともポチッと買えますしね。

開口部がそれほど広くないので、
手の小さい方でも持ちやすいと思います。

私はグレーの玄武を持っていますが、
白虎がお茶の水色を見やすくていいかもしれません。
ピンク好きやブルー好きにも嬉しいバラエティですね。
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月餅づくしの会

2010-09-26 | お茶会
9月22日は中秋の名月でした。
日本のお月見の習慣は古くは中国から伝わったことは有名ですが、
中国では中秋節と言って、盛大にお祝いします。
そして、この時期、贈り贈られ、街を行き交うのが月餅。
上海や香港の有名店の月餅は予約券がないと買えないほどの人気だそうです。

友人Tさんのお宅で開かれた香港月餅茶会に参加してきました。
月餅を買うため、日本からあらかじめ予約を入れておいて、
その時期に合わせて香港旅行の日程を組むというほど力の入った会なのです。

トップ写真のレトロな電話機の形をしたもの、
実は香港の会員制レストラン「中国会 チャイナクラブ」の月餅ケース。



そのほかインターコンチネンタル、ペニンシュラなどのホテルブランド、
スーパーで見つけたリーズナブルで美味しいもの、老舗食材店のものなど
バラエティに富んだ月餅会となりました。

味も蓮餡に塩漬けの黄身が入った定番から、
イベリコ豚のハム入りのもの、ナッツ餡、
黒胡麻餡、カスタード餡など様々。

私は・・オーソドックスなタイプでは、福臨門がお気に入りだったかな。



食べているばかりでは申し訳ないので、もっぱらお茶入れを担当させていただきました。
合わせたお茶は大葉緑茶の冷茶、岩茶半天腰、重火鉄観音、白牡丹、猴子採鉄観音。

途中でいただいた香港製細麺で作ったジャージャー麺がとっても美味しかった!

オマケは月餅以上(!?)に人気だったチョコちゃんのアップ写真。
テーブルの下に隠れ中~~♪




Tさん、貴重な会に呼んでくださり、ありがとうございました&ご馳走様でした♪
ご一緒した皆さま、楽しいひと時をありがとうございました


※ご一緒した道明寺さくらさんのブログ記事をご紹介させていただきます。
 どんな月餅が登場したのかが詳しくわかります!

 道明寺さくらの美道楽日記
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秋の茶会 三都物語

2010-09-17 | お茶会
「三都物語」茶会の写真をうらりんさんからお借りしました。
(うらりんさん、ありがとうございました!)

前のブログ記事で自分が担当した「HongKong」のコンセプトを載せましたので、
こちらでは覚書として当日の様子を簡単にUPします。

9月11日(土)。
二日前はとても涼しかったのに、この日は猛暑日。
大きな荷物をゴロゴロところがしながら到着し、
慌しくセッティングを開始。

会場は溜池山王にあるレストラン「福~fuku~」。
オフィス街にあるため、通常土・日・祝はお休みですが、
予約をすれば、スペースの貸切もパーティの貸切もOKだそうです。

中国茶で世界の三都市=三茶席を回る旅・・・
うらりんさんの京都、
小町さんのシアトル、
私の香港を30分ずつ、90分で回っていただきます。

お客様は各席5名、
5名×3回×3クールで述べ45名様にお茶をお出しすることになります。
後で考えてみたら、結構無謀にタイトな企画だったかも(汗)。

うらりんさんのお茶席(写真右)は
「和」を意識し、紫を基調とした「Kyoto」。
テーブルコーディネートは優雅で上品。
憧れの銀瓶、錫の茶托が目を引きます。
あ、手作りの盆栽もね!
前半のお茶は恩施玉露。
天目茶碗と蓮華を使い、茶碗の黒に茶葉の緑が映えていました。
後半のお茶は東方美人。
お茶菓子はみたらし団子でした♪

小町さんのお茶席(写真中)は
自由な発想で「洋」を取り入れた「Seattle」。
スターバックス発祥の地であることから、
コーディネートのベースカラーはスタバグリーン、
お出しする中国茶もスタバ風を意識しています。
ショットグラスで入れた水仙→テキーラ水仙と
牛乳で煮出した岩茶→岩茶ラテ、どちらもポップな演出です。
お茶菓子は小町さん手作りのアイスボックスクッキー♪

与えられたテーマの中で、遊び心を入れながら
三人がそれぞれの個性を出した今回の茶会、
お客様にもリラックスして楽しんでいただけたのではないかと思います。

初めての試みだけに、もちろん反省点もありました。

各席30分で二種のお茶を飲んでいただくのは
やっぱりちょっと慌しかったですね。
茶席のローテーションの時に
お客様の目の前で次の茶葉やお菓子の準備をしなくてはならなかったのは
ちょっと見苦しかったかもしれません。
座席もちょっと窮屈だったかな。

多少のハプニングはありましたが、
これをベースに、またより良い企画ができればと思います。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
サポートスタッフを務めてくださったR子さん、本当に助かりました。
うらりんさん、小町さん、ご一緒できて嬉しかったです。

この場を借りてお世話になりました皆様にお礼申し上げます。


※お客様がブログに茶会の記事を書いてくださいましたので、ご紹介させていただきます。

 Dream Writerさん

 ふわふわまりんさん

 Rieさん

ありがとうございました 
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三つの都市を巡るお茶の物語~まずはHongKong

2010-09-12 | お茶会
うらりんさん小町さんとのコラボ企画「三都物語」茶会を
溜池山王の「福~fuku~」のスペースをお借りして、開催しました。

3人とも日頃は自宅やサロンのスペースを利用して
少人数の中国茶教室を主宰しています。
自分ひとりで全てをこなす自由さや気楽さはありますが、
ともすれば孤軍奮闘、地味~な活動になりがち。
ちょっと寂しい時もあります

「ひとりではできないことを3人でやってみましょう!」と話が出たのが5月も終わりごろ。
それぞれが慌しい日々を過ごしているうちに
テーマを決め、会場を探し、募集をかけた時には7月も後半を過ぎていました。

ポロリと口から出た「3人だから『三都物語』なんてどう?」と言う提案が意外とウケ、
和洋中でのセッティングも面白いね、なんて話が進み、
テーマは「三都物語」となりました。



今回私の担当テーマは
香港スターバックスの月餅が入手できるからと
「HongKong」に決定。
まずはお茶菓子ありき、でした。

お茶はすぐに決まりました。
今、我が家にある茶葉の中で、
美味しさがピークに達していて
香港でも好まれていると言う条件に合うのは
白牡丹と鳳凰単ソウ蜜蘭香でした。

そしてテーブルセッティング。
テーマカラーは赤。
私が30年前に初めて訪れた香港の
コロニアル&オリエンタルのイメージを元に考えました。

まずは香港らしさを現す脇役として、
アトリエオルタンシアの落合さん
鳥かごに赤いアートフラワーをあしらっていただくようお願いしました。



メインの茶器にはいろいろ迷った末、
エルメスのLes Poemes du Mandarinのシリーズを据えました。
元々はマンダリンオリエンタル香港の
プライベートダイニングルームである「The Krug Room」のオリジナル。
四角いプレートに描かれているのは杜甫の五言律詩の最後の一節で、
アーティスト馮明秋氏によるもの。



香港スタバの月餅、白牡丹、鳥かご、マンダリンオリエンタルの茶器、
今回はこんな感じで香港らしさを演出しました。


実は茶会当日にカメラを忘れてしまい、
自分で撮った写真がありません。
うらりんさんが撮ってくださっているので、
そちらの記事がUPされるのをお待ちください。
私ももし写真をお借りできたら、改めて茶会の様子をUPしたいと思います。

うらりんさんの「Kyoto」と
小町さんの「Seattle」、とっても素敵でしたので・・・。

お越しいただいた皆様、
お世話になった皆様、
ありがとうございました!


※トップ写真はうらりんさんが作ってくださった今回の茶譜です。

※茶会にお越しいただいたDream Writerさんが
 早速記事をUPしてくださいましたので
 ご紹介させていただきます。
 赤坂&銀座のすてきな一日(その1)

※うらりんさん主宰の茶塾「香白韻」の『寒露の茶事 ~乳白の森~』が10月9日(土)に開催されます。
 残席わずか!お申し込みはコチラへお早めに。

※上海小町さんは杭州~宜興~上海を回る「茶文化に触れる旅*プチラグジュアリー*」を企画されています。
 日程は11月5日(金)~8日(月)。詳しくはコチラへ。
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ヒーリングフラワー第四弾

2010-09-10 | 茶にまつわる文化・芸術
アトリエオルタンシアMagical Carpetのコラボ企画であるヒーリングフラワー、
第四弾は「Eeath 魂の息吹」がテーマです。

グリーンと白をベースにした、大地からの息吹を感じさせるアレンジは穏やかな気持ちにさせてくれます。

同梱の石は、「インド翡翠」とも呼ばれ、地球的なエネルギー、森林のパワーをもつアベンチュリン。
バスソルトには「Earth」のエンシャントメモリーオイルをしみ込まています。



こちらのブログでは、このヒーリングフラワーに合わせたお茶を提案させていただいています。

今回はフラワーの色合いとマッチする白茶をチョイスしました。
シャンパングラス(耐熱)に茶葉を投げ入れ熱湯を注ぎ、目にも楽しみます。
優しい甘さはまさしく大地の恵みを感じさせてくれるでしょう。

 ※ヒーリングフラワー受付中です。
  お申し込みはMagical Carpetのサイトからどうぞ。
  (お茶は付いておりませんのでご了承ください)
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コクチョン

2010-09-02 | 茶道具
今回はお教室のレッスンでとても評判が良い蓋碗をご紹介しましょう。

香港などでいわゆる「コクチョン([火局][‘中’の下に‘皿’の字])」と呼ばれるタイプです。
背が高めで、碗の口の辺りが反っています。

Salon de Shantiの磯部さんのご紹介で、
中國茶倶樂部の池谷先生から譲っていただいたもの。

カメ好きなもので、亀の図柄で一目惚れして購入したのですが、
これがとっても使いやすいんですね。
生徒さんたちからも「熱くならず持ちやすい」と好評です。
あまりに使いやすいので、他の蓋碗を使う時に困るから練習にならないと言う噂も・・・(笑)。

香港では蓋碗とコクチョンは区別しています。
コクチョンは縦に伸びた感じで、碗の縁が反っています。
蓋碗は茶杯やティーカップのように使うものであって、
急須として使うのはあくまでもコクチョン。

私もエルメスや小雅窯の蓋碗はものすごく気に入っていて、
茶会などでもよくお出ししますが、急須としては使いません。
茶葉を入れてお湯を注ぎ、そのまま一人一人にサーブして直接飲んでいただいています。
やはり使い勝手が違います。

この亀柄蓋碗は池谷先生が景徳鎮の窯元にオーダーして作ってもらったそうです。
やはり皆さん理想の蓋碗を求めて、オリジナルを作成されるんですね。
私もいつかはオリジナルを持ってみたいものです。


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ヘビーローテーション

2010-09-01 | 茶道具
まずは、お茶会やお教室などで一番登場頻度が高い蓋碗をご紹介。

これはXiangLe中国茶サロンのオリジナルで、
工藤先生が有田の窯元にオーダーしたものです。

白くシンプルな形で、120mlほど入ります。
5人ほどのお客様用にちょうどいい大きさです。

特徴はお茶がとても丸く美味しく入ること。
材質と形の良さからでしょうか、お茶の旨みをそのまま引き出してくれます。

2個所有しているので、飲み比べの時にも使っています。

これと同じ形で一回り大きいサイズも持っています。
そちらは8人くらいのお客様の時に重宝します。
ただ、大きいサイズのほうは持ち手が熱くなりやすいのが欠点。
これは個体差があるようで、同じロットでも熱くなりにくいのもあるようです。




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