神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

ブログへのご訪問ありがとうございます


千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

Instagramにて教室風景やお茶のある風景を随時UPしています
よろしければフォローをお願いいたします!

★Facebookページ「中国茶・台湾茶ファンの集い」を作りました
Facebookのアカウントをお持ちの方、いいね!を押して、情報をシェアしてください♪

★サロンへのお問い合わせ、お申し込みのメールには一両日中に必ずお返事を差し上げています
こちらからの返信が届いていない場合は、お手数ですが再度メールをお送りくださいますようお願い申し上げます

★ブログランキングに参加しています
よろしければ、一日ワンクリックお願いいたします♪

茶が縁をつくる、縁が円をつくる

2008-05-24 | お茶会
今、スピリチュアル・パワースポットが人気だ。
その場所の波動エネルギーを吸収することによってヒーリング効果が得られるというもの。

人でも、「この人と会うと元気をもらえる」と思えるようなタイプの人がいる。

ポジティブで活動的。
ただそれだけではない。
一番必要なのは、人との縁を大切にしていること。
その人のまわりには自然とサポートしてくれる人が集まっている。
その人も誰かをサポートしようと努力している。
そう、その人は縁をしっかりつないで円を作っているのだ。

そんな一人である、と密かに思っている方のサロンにお邪魔した。
サロンドクロノの黒野さんのサロン。

お願いしたテーマは「チベット」。
チベットで出会った人々のこと、チベット仏教のこと、
そして中国茶を通して伝えていきたいこと。
径山茶やプーアル茶をいただきながら、いろいろなお話を伺い、
私も縁をもらい、円の中にいることを感じた。

黒野さんにはまさにティーセラピスト、という言葉が相応しい。
彼女の引き出しには、癒しの言の葉がたくさん入っているに違いない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍井のこと

2008-05-22 | 緑茶(中国茶)
中国緑茶で何が好き?と聞かれたら、碧螺春とか雲南毛峰とか、
まずは白毫の多い味のしっかりしたタイプを答えると思う。
入れ方次第で甘さが強く出たり渋くなったりするが、
自分でコントロールできるのもいい。

基本的に緑茶はどれも好きだ。
日本茶に関しても、子供の頃は煎茶が苦手でほうじ茶ばかり飲んでいたが、
年と共に嗜好も変わるのか、最近では煎茶も玉露も好んで飲んでいる。

それでもやはり龍井は別格である。
毎年、満足できる龍井を求めて何種類も買い込んでしまったりする。
去年は3月に杭州に行き、そこで茶文化研究会紹介の美味しい梅家塢が入手できた。
今年はどうしよう・・と思っていたら、
ほぼ日」で簡さんのお茶を売り出すという情報を得て、ボチッとやってみた。
即日完売。かなりいい値段なのに、「ほぼ日」の集客力ってすごいねえ。
後日、簡さんのお店に行ったとき、この梅家塢は「ほぼ日」分で終わり、ということだったので、買っておいて良かった~。

この龍井は本当に美味しい。
値段的にも他とは比較にならないが、味も一線を画している。
正真正銘の手工。栽培の段階から簡さんがご自身の目で確かめているし、通関もしっかりしている。
いい畑、いい茶葉、いい作り手、そしていい茶商。これが揃っているのは得難い。

そんないい条件で作られた美味しい龍井、
入手することは年々厳しくなっているらしい。
この梅家塢龍井も同じような条件ではもう来年以降手に入らないかもしれないと言う。
杭州の現場では生産効率や茶葉の外観から機械化が進んでいる。

日本も同じような道を通ってきたのだから、私たちがとやかく言えることではないのかもしれない。
機械化されたものを否定するものでもない。
手工がどれだけ大変なことか、というのもわかっているつもりだ。

でも、この味わい、これは唯一無二の素晴らしさだ。
一煎目は淡い。清々しい香りとほんのりと味のついた美味しいお湯という感じ。
二煎目、お湯をさすと本領を発揮、少しずつ力強さが姿を現し始める。
三煎、四煎も安定して美味しさが続く。
何煎か楽しんだ後はまたひたすら甘いお湯という感じで一日楽しめる。
この驚異的なスタミナは、手炒りの賜物なのではないかなあ。

どんなお茶も一期一会、その時に存分に味わうしかないのではあるが、
この梅家塢龍井は特に大切に飲みたいお茶である。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四川のお茶を飲みながら

2008-05-15 | 緑茶(中国茶)
こんなことしかできない自分が歯がゆいけれど・・
四川竹葉青をいただきながら祈っています。

倒壊した建物の下に閉じ込められている方々が一刻も早く救出されますように。
被災者の方々の環境が少しでも早く整えられますように。



日本赤十字では義援金を募っています。

Yahoo!IDをお持ちで、Yahoo!ウォレットの登録済みの方はこちらから簡単に募金が可能です。

セブン&アイ・ホールディングスも救援金募金の受付を店頭で行っています。
セブン・イレブン、イトーヨーカドーに募金箱が設置されています。

積土成山!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舒城小蘭花@2008年春

2008-05-11 | 緑茶(中国茶)
日本で買うことのできる中国緑茶もだいぶ顔を揃えたようだ。
これは遊茶さんから購入した舒城小蘭花。今年の春の新茶。
以前からこのお茶は遊茶さんで取り扱っていて
名前が可愛いので気にはなっていたんだけれど、買うのは今年が初めて。

『中国茶葉大事典』によれば、
安徽省舒城県で作られている烘青緑茶で、
明清時代からこの地方には製茶の歴史があったらしい。
以前は大蘭花と小蘭花に分けられていたということである。
葉の形が湾曲していて蘭の花に似ていること、
また、香りも蘭に似ていることからこの名がついたとされている。

確かに乾いた状態の茶葉からも花のようないい香りがする。
葉は少し大きめである。
グラスで淹れると黄緑の葉がゆらゆらとして愛らしい。
意外としっかりとした味で、葉の見た目よりもシャープ。
煎を進めると穏やかな甘さが出てくる。

遊茶さんは安徽省のお茶に強いという印象がある。
値段も他の省の物に比べると、多少リーズナブルな感じがする。
それほど個性の強いお茶ではないが、結構お奨め。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自家製青茶&紅茶@お茶の旅(東海編)-オマケ

2008-05-03 | 茶にまつわる文化・芸術
富士宮で午後2時ごろ摘んだ茶葉、家に着いたら既に夜8時。
一晩寝かせて明日紅茶を作ろう、と思い少し広げて置いておきました。
が、紅茶を作るのは初めて。
明日、朝起きてみて、皆枯れていたらどうしよう、
失敗したら?なんてあれこれ心配になり、
とりあえず半分の量は今日中に青茶にすることにして、11時ごろから作業開始。

以前包種茶っぽいものを作った時には最初にレンジで殺青したのですが、
今回は全てフライパンを使ってみました。
揉捻してはフライパンで軽く乾燥させ、揉捻、乾燥を繰り返して
気がついたら夜中の2時。
最後に軽く火入れをして乾燥終了。
味見は後日、また。

翌日、残りの半分で紅茶に挑戦。
先の部分が少し赤く変色して、全体的にしんなりしています。
これをまず力を入れて一時間近く揉捻。
水分が出てくるので、時々ドライヤーで温風を送って蒸発させます。

この時思ったのは、太目の茎はまず取り除いておくべきだったかな。
何せ素人なので、茎までしっかり撚るのは難しい。
結局最後の乾燥前に茎がついている部分は取り除いて、
別個にレンジで乾燥させたりしたので、
次回紅茶を作る時は一芯一葉摘みにするか、
揉捻前に茎を取り除いておくほうが後々ラクな気がする。

全体的にねっとりと塊りになってくるので、それを解きほぐします。
炊飯器にクッキングシートを敷き、そこに茶葉を入れ、
上から水で濡らしたキッチンペーパーをかぶせて
「保温」モードにして1時間置きます。

かなり紅茶らしい香りが漂ってきました。
蓋を開けると茶葉が褐色に変わっています。
フライパンにクッキングペーパーを敷き、弱火の遠火で10分くらい揺り動かしながら乾燥。

出来上がった茶葉は、
左から青茶、青茶の崩れ葉(葉の先っぽ)、紅茶。


3日ほど置いて、試飲してみました。
水色を見るとわかるんだけど、青茶はちょっと火入れのし過ぎですね。
萎凋も中途半端なので、
味は少し劣化した緑茶を焙煎し直したみたいな感じ。
青茶はやっぱり難しいなあ。
家で作る時は潔くレンジを駆使したほうが味はいいですね。
やぶきた種は合わないというのもあるかもしれないけれど。

紅茶は紅茶らしい味わいです。
香りは甘いんだけど、タンニン分が少ないせいか、ちょっと味に深みが足りない気はしますけど。
お茶まつりで買ってきた柚子ジャムを入れたら、ロシアンティーならぬフジノミヤンティーって感じで美味しかったです。
(この柚子ジャムを売っていたらぶりぃなオジサン、「紅茶にも合うよ!」を宣伝文句にしてたので。)

葉底を見ると、やはり青茶は発酵が足りないし、ムラがありますね。
紅茶はまずまず。
大変だったけど、かなり面白かったので、毎年恒例にしたいなあ。
来年は、紅茶に再挑戦します!
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手揉み&茶摘み体験@お茶の旅(東海編)2-3

2008-05-02 | 茶旅
さて、いよいよお待ちかね、体験コーナーの始まりです。
まずは日本茶の手揉み体験から。

手揉み茶、最近市販ではなかなか見かけなくなりましたが、
伝統的な製茶技術を保存しようと、品評会、競技会、入札会などが行われ、
一般向けの手揉み茶体験も各地で開催されています。
私も狭山のフェスタや世界お茶まつりで実演は見たことがありますが、
自分で実際に体験するのは初めてでした。

ホイロの上で4~5時間かけて揉みあげます。
午前中に見たときにはまだ青々として水分を含んでいた茶葉がもうしっかりと針のような形によれています。
私たちは最後の方の仕上げの部分を30分程やらせていただきました。

先生の説明を聞きながらやってみますが、どうにも同じようにはいきません。
特に、「でんぐり」という行程がうまくできない!
完全敗北!(笑)
ちょっと出直して来年また挑戦したい気分です。
こっそり家で「でんぐり」練習します!

手揉みの大変さを実感した後は、気を取り直して茶摘みです。
茶摘みには茶摘みの先生がいらっしゃいます。
爪を立てず、一芯二~三葉で軽く折る方法を教えていただきました。

茶摘みは三度目なので、少しはコツがわかってきたかな。
新芽は本当に柔らかーい。
かなり欲張って袋いっぱい摘みました。
本当はすぐに蒸して、緑茶を作るのが一番新茶を楽しめていいのだけれど、
これから市内をちょっと散策して、
その後新幹線で帰り家に着くまでかなり時間がかかるので、
今回は紅茶を作ってみようかと思います。

さて、茶摘みを終えてやまいち園さんの店先に戻ると
お茶まつりも既に終了し、出店ブースも全て撤収中。
遠足のように楽しかったイベントもここまで。
本当に一日中、最後の最後までたっぷり楽しませていただきました。

何から何までお世話になった友人のDonchan、
いろいろな体験をさせてくださったやまいち園の皆さん、
本当にありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バタバタ茶体験@お茶の旅(東海編)2-2

2008-05-01 | 茶旅
やまいち園さんに戻り、お昼ご飯をいただいて、ちょっと一服。
さて、お次は富山のバタバタ茶をいただくことにします。

静岡で何故バタバタ茶?と思われるかもしれませんが、
やまいち園さんの今回のイベントのひとつが「富山のバタバタ茶体験」だったのです。
この企画のために友人のDonchanが富山の朝日町まで行った話も以前聞いておりまして、
私もとても楽しみにしていました。

バタバタ茶は昔中国から伝わってきた茶の飲み方がそのまま残っているとされ、
仏事に関係した茶会で飲まれてきました。
しかし、その飲習も地区の過疎化で次第にすたれ、
お茶作りの後継者もこのままでは絶えてしまう、という状況に追い込まれました。
そこで、富山県朝日町の皆さんがバタバタ茶を復活させようと
製茶から携わって普及活動に力を入れていらっしゃるのだそうです。

バタバタ茶の基本は五郎八茶碗と夫婦茶せん(上の写真参照)。
自分専用のこの茶碗と茶せんを携えて、茶会に呼ばれるのです。
五郎八茶碗は抹茶茶碗より小ぶりで丈夫にできています。
茶せんはすす竹で作った茶せん二本を組み合わせて作ります。
現在では伝統的な手工で作ることができる方はお1人だけ、だとか。


バタバタ茶は黒茶です。
三番茶にあたる、夏の暑い時期に摘み取った茶葉を製茶し、
むろに詰め何度も切り返しながら1ヶ月ほどかけて発酵させたものです。


お茶は茶葉を袋に入れてやかんで煮出します。
これを暖かいうちに茶せんでバタバタと泡立てるのです。
私はまだまだ未熟ものなので、泡立ちがいまひとつ。

塩をひとつまみ入れると泡が良く立つそうですが、
最近では健康のため、塩を入れないことが多いとか。
今回も塩は入っていません。

泡立てることによって口当たりがソフトになり、
胃に空気を送ることによって消化にもいいのだそうです。
とっても飲みやすくて美味しいので、おかわりを呼ばれてしまいました。

何よりも皆でお茶を飲むことによっておしゃべりが弾み、
人とのつながりに役立ってきたのだということ。
ここでもお茶の輪を強く感じました。

富山県朝日町の歴史公園内旧川上家でバタバタ茶の試飲ができるそうです。
富山県ではなくても、朝日町のバタバタ茶普及に全国各地を回っていらっしゃる皆さんには
そのうちどこかのイベントでお会いできるかもしれません。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする