神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

ブログへのご訪問ありがとうございます


千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

Instagramにて教室風景やお茶のある風景を随時UPしています
よろしければフォローをお願いいたします!

★Facebookページ「中国茶・台湾茶ファンの集い」を作りました
Facebookのアカウントをお持ちの方、いいね!を押して、情報をシェアしてください♪

★サロンへのお問い合わせ、お申し込みのメールには一両日中に必ずお返事を差し上げています
こちらからの返信が届いていない場合は、お手数ですが再度メールをお送りくださいますようお願い申し上げます

★ブログランキングに参加しています
よろしければ、一日ワンクリックお願いいたします♪

雪印青餅80年代7532プーアル茶

2005-10-29 | 黒茶(中国茶)
プーアール茶.comの10月のお試し茶は「雪印青餅80年代7532プーアル茶
でした。
とっくに届いていたのですが、10月は特に忙しく、今日まで飲めずにおりました。

4gの茶葉を宜興製の茶壷で。
軽く洗茶をしてからいただきます。

水色がかなり濃いことにびっくり。
別の20年モノの7532青餅を持っていますが、色が全然違います。
イメージとしては透明感のある薄い赤褐色ですが、
この雪印青餅の水色は黒にも近い色をしています。
かなり熟成が進んでいるといえるのでしょう。
サイトの紹介文によれば、初期の頃にかなり湿度の高い倉庫で保管されたのだろうということです。

でも、所謂かび臭さと言うのは全くありません。
香りは何と言ったらいいのでしょう、とても上質なプーアル茶に共通した香りです。
味は甘さが抑え目で、直線的な美味しさです。

早くにしっかり熟成させたからでしょうか、
味にも寄り道していないような真面目さが感じられます。

でもこういう美味しい20年モノ青餅を飲んでしまうと、
出来たての青餅を買って日本で20年保存した場合どうなるんだろう?と
若干悲観的になりますね。
やはり初期の保存が勝負なのかな。
実験としては面白いと思いますが・・・。
まあ、私自身は優等生的なプーアル茶ばかりでなく、
荒削りで寄り道ばかりしてそうなタイプも嫌いではないので、
それはそれで楽しみ方は千差万別かもしれません。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋のサロン 第2回目

2005-10-25 | その他のお茶
10月から始まったXiangLe中国茶サロンの今日は第2回目です。
1回目は所用でお休みしたので、別途振り替える予定。

メンバーは半数が入れ替わりましたが、雰囲気は相変わらずワイワイとアットホームな感じで進みます。

今日の茶譜は

智異山緑茶 雀舌 (韓国・智異山)
南港鉄観音 陳年 (台湾・台北市)
白毫烏龍茶/高山烏龍茶 (雲南省)
武夷岩茶 水金亀 (福建省武夷山市)

智異山緑茶は韓国からのお土産。
雨前のお茶で、釜炒りです。
韓国緑茶の中でも最高級品とのこと。
これはかなり美味しかった!
日本茶に近いコクもあるのですが、切れもあり、煎もききます。
韓国のお茶は茶外茶というイメージが強いのですが、
智異山の禅寺では昔から細々とお茶の栽培をしていたそうです。
最近は韓国でのお茶ブームもあって価格が高騰し、生産量も増えたとか。

南港鉄観音はパッケージが珍しいタイプで、
その昔、金門から大陸向けにこっそりと売られていたものではないか?という代物です。
何年前のものかもはっきりしませんが、味のほうは丁寧に焙煎されていて、上質でした。

白毫烏龍茶/高山烏龍茶は、雲南省にある台湾資本の茶畑で
実験的に作ったもので、茶葉をウンカにかませ、半発酵させた茶葉を
高山烏龍茶と同じ仕上げにしたもの。
煎ごとに味と香りのブレが大きく、まだまだ研究の余地がある感じ。

武夷岩茶は酸味と甘みのバランスがよく、身体が温まります。
今日は変わったお茶が多かったので、これでしっかり締まった気がします。


おまけ画像です。
今日、話題になった先生所有の茶器。上海博物館のレプリカです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

顔香圃興記茶荘

2005-10-18 | 茶館・レストラン・専門店

香港公園を後にし、MTRで上環(シュンワン)へ。
この一帯は茶舗が多く、どこで買うのか選ぶのに迷ってしまうのだけれど、
今回は迷わず「顔香圃興記茶荘」へ。

ここはちるさんのオススメでもあり、
XiangLe中国茶サロンの兄弟子、山口氏もよくレポートしてらっしゃるので、
香港に行ったらまずここでお茶を買おう、と思っていました。

お店に入ると、奥さんと娘さんが笑顔で迎えてくれました。
奥さんはちるさんのことを覚えていて、
「座ってお茶を飲んで」
(広東語だったのでわからないけど、多分こんな意味)
と椅子をすすめてくれました。
店主の顔さんは中国にいらしていて、お留守だったのがちょっと残念。
とってもステキな方だと聞いていたので。

まずは私の第一の目的だった白牡丹王をいただきました。
最高級、とまでは行かないけれど、かなり上質の白牡丹だと思いました。
即購入決定。

次にちるさんお奨めの大紅袍鐡観音を試飲させていただきます。
なかなか美味しい。
茶渋が真っ黒についた茶壷で淹れていただきます。
なぜか注ぎ口にいつも楊枝が刺さっているんですよね。

次に何を試飲させていただこうか迷っていたら、
奥さんがお奨めと言って指したのが
真正老叢水仙でした。
かなりお高いんですが、せっかくだから、と淹れていただいたら、
これがものすごく美味しい!
ちるさんも私もこれは買いだね、と購入することにしました。


帰国してから家でも淹れてみました。
ストレートに味を楽しみたかったので、蓋碗を使いました。
心地よい酸味も感じられ、どっしりしたパワーと、すっきりした切れを兼ね備えた素晴らしい岩茶です。
値段をメモするのを忘れてしまいましたが、お値段は張ります。でも価値は十分。

ちるさんがとても暖かくていいお店だよ、と言っていたのは本当でした。
MTRの駅からちょっと離れていますが、
(私たちは今回上環からトラムに2駅乗りました。降りてからはすぐです。)
また訪れたくなるアットホームな雰囲気がとても気に入ってしまいました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

香港公園で茶文化を楽しむ

2005-10-17 | 茶にまつわる文化・芸術
10月12日から2泊3日で香港旅行に行ってきました。
目的はある香港歌手のコンサートに行くためだったのですが、
ちょうど同じ頃にちるさんが香港に行っているというので、
13日に落ち合って、中国茶めぐりに付き合ってもらいました。

まずは香港島金鐘(アドミラリティー)にある香港公園へ。
香港には何度も行っているというのに、ここは初めてでした。
地下鉄金鐘駅からパシフィックプレイスを通ってエスカレーターを上ればすぐ公園に入ることができます。

高層ビルに囲まれた一角にこんなにステキなオアシスがあったとは。
緑の中に瀟洒な洋館が点在し、結婚式の写真を撮るカップルも多く見られます。

ここには茶具文物館、隣接して羅桂祥茶芸館(1階に楽茶軒の茶芸館)があります。


茶具文物館は無料なのがウレシイ。
1階は製茶の歴史と、歴代の茶具が常設展示されています。
何度も訪れているちるさんによれば、展示品は一部を定期的に入れ替えているようです。
2階は現代作家の作品が期間限定のイベント形式で展示されていました。
斬新なデザインの茶壷や茶杯が並び、なかなか面白かったのですが、撮影禁止だったのでお見せできないのが残念。

1階の売店にはレプリカや茶器、茶葉、書籍が販売されています。
特に書籍はなかなか充実した品揃えでした。
私が欲しかったプーアル茶関係の書物も揃っていて、その中の一冊を購入しました。
値段はこのあとに訪れた上環のお茶屋さんで売っていたものよりもHK$10ほど高めでしたが、
本屋で探す手間を考えると、欲しいものがあった場合はここで買ってしまうのが正解だと思います。


文物館をあとにして、楽茶軒で一服することに。
香港は春から秋まで暑いので、歩き回ったあとに涼をとるには最適かも。
19世紀に建てられたというコロニアル風の建物の中に入ると、落ち着いたクラシックな雰囲気がひろがります。

12時からサービスタイムで何種類かのお茶が安くなるようですが、
時間がそれよりも前だったのでアラカルトメニューから選択。

ちるさんは浙江省の緑茶、普陀佛茶をチョイス。HK$38。
私は五十年普洱(散茶)、HK$48。
ここではHK$1,000で紅印円茶をいただくこともできます(!)。


ちるさんの緑茶はスタッフさんが最初に水で洗茶してちょっとびっくりしたけれど、美味しかったです。
私のオーダーした五十年普洱は言わずもがな。
上質のプーアルを香港でいただくというシチュエーションに感激。
お茶請けに腰果糯米滋と麻蓉飽をいただきました。
これまた甘さがちょうどよくて、美味でした。

念願の香港公園を訪れることができて、大満足。
香港に来たらはずせないスポットがまたひとつ増えました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする