神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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蓋碗さがしの旅

2010-08-25 | 茶道具
お教室でお茶を入れる時に使っているのはほとんど蓋碗です。

どんな茶葉にも使えること、保温性のよさ、
抽出のタイミングを取りやすいこと(蓋をずらして水色を見ることができる)などがその理由ですが、
欠点もないわけではありません。

一番の難点は持ち手が熱くなりやすく、下手をすると火傷をしてしまうこと。
熱くて持てずにモタモタしているうちにお茶がどんどん濃くなってしまうこともあります。

また、蓋碗の形によっても、材質によっても
入るお茶の味が変ってきます。

お教室ではよく「どんな蓋碗を買ったらいいでしょうか?」と聞かれます。

先日もそんな話題になりました。

使い勝手がよく、火傷をしにくく、お茶が美味しく入る蓋碗が欲しい!
と、皆さん試行錯誤しながら蓋碗さがしの旅に出ているようです。

デザインが気に入ったからとか、
持ってみて使いやすそうだからと買ってみても、
実際にお茶を入れてみたら
持ち手が熱くなりやすかった、
お茶の香りが立ちにくかった、
などの失敗もあり得ます。

私自身も蓋碗さがしの旅にはかなり時間を費やしました。

完璧な蓋碗・・・にはさすがにまだ出会っていませんが、
自分自身の手にしっくりと来て、
お茶も美味しく入りやすいと感じる蓋碗はやはり決まってきています。

これから数回に分けて、そんなお気に入りの蓋碗をブログで紹介していこうと思います。
コメント (2)
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残暑お見舞い申し上げます

2010-08-14 | 紅茶(中国茶)
立秋を過ぎても相変わらず暑いですね~。
ただ、朝夕の風が少し和らいできたかな?と思うので、
秋の訪れももうあと少しかもしれません。

家にいる時はなるべくエアコンを使わないようにしているのですが、
パソコンや机に向かって作業をする場合はやはりスイッチを入れてしまいます。
そのかわり、部屋が冷えている時には
熱いお茶を飲んでなるべく汗をかくようにします。

そういう時に選ぶのは比較的味がキリッとして、
後味がスッキリするタイプのお茶。
中国紅茶や鳳凰単ソウなど。

写真のお茶は2009年の正山小種。
台湾の[木龍]翠坊で購入。
燻製香の強くない、飲みやすい正山小種です。
香港土産にいただいたJenny Bakeryのクッキーを添えて。


ネットのニュースでお茶に関係した記事を見つけましたのでオマケにどうぞ。

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白茶種で作る緑茶

2010-08-01 | 緑茶(中国茶)
前々回の記事で白茶を取り上げましたが、
厳密に言えば、中国では白茶には二つの意味があります。

一つはお茶の製法による六大分類の中のひとつの分類としての白茶。
白毫銀針、白牡丹などはこのお茶に属します。

もう一つは茶樹の品種名に白茶と言う名前が入っているもの。

今回は品種の白茶のお話。

中国緑茶がお好きな方ならよくご存知の安吉白茶。
茶名に白茶と名前が付いているので少し紛らわしいのですが、
浙江省の安吉で発見された白茶一号と言う品種から作られる緑茶です。
1980年代から作られ始めた比較的新しい緑茶ですが、
アミノ酸の含有量が多く、旨みと甘味が人気となり、
近年では龍井茶に迫る勢いで価格が高騰しています。

この安吉白茶の人気を受けて、
各地で白茶種を使った緑茶がブームとなっています。

先日は白茶一号で作った龍井茶(白茶龍井)を飲みましたが、
うーん、やっぱり龍井は龍井種のほうが好きかな・・・。

先日のXiangLe中国茶サロンでは「水西翠柏」と言うお茶をいただきました。
聞くのも飲むのも初めてです。

水西翠柏は江蘇省[シ栗]陽市で1986年頃から作られているお茶です。
[シ栗]陽市は紫砂壺で有名な宜興市の少し北に位置し、天目湖と言うリゾート地が近くにあります。
このお茶、ネットで調べてみたら、福鼎大白茶種を使っているのだとか。

福鼎大白茶と言えば、福建省の福鼎で栽培されている、
白毫銀針や白牡丹を作る品種。
白茶だけでなく、緑茶(緑雪芽)や紅茶(白琳工夫)なども有名です。

安吉の白茶一号ほどアミノ酸の含有量が高いわけではありませんが、
白毫が多く、少し大きい葉で芽もふっくらとしています。

最近では浙江省などでもこの品種を使った緑茶によく出会います。
私はこのタイプの緑茶がわりと好きで、今まで2、3種飲んでいますが、
どれも皆美味しかったです。

今回サロンで飲んだ水西翠柏は
福建省や浙江省産の福鼎大白茶を使った緑茶とは少し印象が違って、
甘味の中にも少しシャープですっきりした感じがありましたが、
同じ品種から作っても、その土地の特徴が出てくるのでしょう。

[シ栗]陽市では緑茶だけでなく、白茶も作られているようなので、
機会があれば飲んでみたいものです。
そういえば去年は福鼎大白茶を使った宜興紅茶をいただきました。
とても甘くて美味しい紅茶でした。
江蘇省のこの一体では福鼎大白茶種が多く栽培されているのかもしれません。

中国広し!まだまだ飲んだことのないお茶がたくさんあります。
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