神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

ブログへのご訪問ありがとうございます


千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

Instagramにて教室風景やお茶のある風景を随時UPしています
よろしければフォローをお願いいたします!

★Facebookページ「中国茶・台湾茶ファンの集い」を作りました
Facebookのアカウントをお持ちの方、いいね!を押して、情報をシェアしてください♪

★サロンへのお問い合わせ、お申し込みのメールには一両日中に必ずお返事を差し上げています
こちらからの返信が届いていない場合は、お手数ですが再度メールをお送りくださいますようお願い申し上げます

★ブログランキングに参加しています
よろしければ、一日ワンクリックお願いいたします♪

茶馬古道

2005-01-29 | 茶にまつわる文化・芸術
1月26日NHKハイビジョンで再放送された『天空への道~茶馬古道の人々~』を観ました。

西安を基点として中央アジアを抜け、ローマへと続く東西交易路「シルクロード(絲綢之路)」は一般的に有名ですが、歴史上同じように重要な役割を果たしていたのが「茶馬古道」。
中国雲南省と四川省からチベットに入り、東南アジア、インドへと続く対外貿易の道です。
馬の背に茶や塩、食料を積み、標高3000メートルの険しい山道を往来していました。
その道に幹線道路建設計画が進められており、昔ながらの姿が消えてしまうことが懸念されていました。
そこで、田壮壮監督(中国第五世代の旗手の一人で、同期に陳凱歌・張芸謀)が1999年から準備に取り掛かり、撮影に5年をかけ作り上げたドキュメンリーがこの『天空への道』です。

雲南省の丙中洛からチベット自治区の察瓦龍までの道をキャラバン隊は進んでいきます。
ナレーションも脚本もなく、ただただ雄大な自然とそこに暮らす人々を見つめるカメラ。
交流する15人の人々のインタビューを通して、彼らの宗教観、死生観、過酷な生活環境の中での喜びと悲哀を感じ取ることができる、素晴らしいドキュメンタリー作品でした。

中国茶(特に黒茶)好きで中国の歴史や文化に興味がある人なら一度は思いを馳せるのがこの「茶馬古道」ではないでしょうか。
喫茶習慣の歴史にも大きく関わる地域であり、西域の人々にとって栄養素の補給に無くてはならないお茶を運び続けた道でもあります。

近年、お茶の故郷である雲南省の各地では急速に観光地化が進んでいるそうですが、一方で古くから息づいてきた「茶馬古道」もその姿を変えつつあるようです。
幹線道路ができたとしたら、人々の生活はどのように変わっていくのでしょう・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高山烏龍茶 廬山 冬茶

2005-01-26 | 烏龍茶(台湾茶)
昨日の「XiangLe中国茶サロン」でいただいたお茶は

 四季春 冬茶 (台湾)
 鳳凰単叢 秋蘭香 秋茶 (広東省)
 文山包種茶 冬茶 (台湾)
 高山烏龍茶 廬山 冬茶 (台湾)

の四種類でした。

今年工藤先生のもとに送られてきた高山烏龍茶の冬茶の中ではこの「廬山」が格別いい出来だったそうです。

廬山と言えば、中国の江西省にあり文化遺産にも登録されている景勝地が思い浮かびますが、
こちらの廬山は台湾中部、南投県に位置する温泉地です。
この一帯は埔里から梨山、太魯閣渓谷へと走る14号線の途中にあり、近くは霧社碧湖をたたえ、風光明媚な観光地でもあります。

この地区で作られたお茶は霧社廬山烏龍茶などとも呼ばれてきましたが、10年程前に天仁茗茶が「天霧茶」「天廬茶」というブランドで売り出し、有名になりました。

さて、飲んだ感想。
繊細で上品、という言葉がぴったりとします。
香りはそれほど強くありませんが、のど越しが良く、すうっと入っていきます。
何煎か飲み続けていくと、ふわっとのどの奥から香りが戻ってくるとでも言いましょうか。
煎じた後の茶葉は厚みがありビロードのように柔らかく、それでいて軽く上下左右に引っ張っても切れない。
ともすれば、香りが華やかだったり、味がものすごくまろやかだったりするお茶に注目しがちですが、このように何煎飲んでも引っ掛かりのない上質なお茶の存在と言うのも嬉しい発見だったりします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

午後の紅茶

2005-01-24 | 紅茶(中国以外の地域)
冬の午後、家でパソコンを打ったり、読書をしたりしながら紅茶を飲む時、
このハリオの茶王が活躍する。

以前、ある喫茶店でこれが出てきて、便利だなあと感動し、
その後偶然近くのスーパーで安売りしていたのを見つけて買ったもの。
茶漉しを引き上げることができるので、2杯目が出過ぎることもない。
「ながら飲み」の時にとても効力を発揮する。

茶葉がジャンピングしにくそう、とも思うけれど、
いつも使っている普通のティーポットと比べて味に見劣りはさほど感じない。
少なくともオータムナルにはわりと合うティーメーカーではないかと思う。

今日の紅茶はオカィティのオータムナル。
紅茶専門店[SELECT SHOP]にて購入。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

阿里山烏龍茶

2005-01-22 | 烏龍茶(台湾茶)
昨年11月家人が台北の「新純香茶業有限公司」で買ってきた「阿里山烏龍茶」を開けた。

最近は高山茶の代名詞とも言える阿里山烏龍茶。
阿里山金萓もかなり人気があるようだが、私はやはり青心烏龍種が好き。
上品な香りとのど越しの良さ。

阿里山と言えば、どうしても思い出す歌がある。
台湾ではとても有名な歌で、いろいろな歌手がカバーしている。
確か、私が台北で買ったテレサ・テンのベスト・アルバムにも入っていたなあ。

「阿里山的姑娘」

高山青 澗水藍
阿里山的姑娘美如水呀
阿里山的少年壯如山
高山常青 澗水常藍
姑娘和那少年永不分呀
碧水長圍著青山轉
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳳凰単ソウ雪蘭香 秋茶

2005-01-21 | 烏龍茶(中国茶)
18日のサロンでいただいたお茶、最後に紹介するのは
「鳳凰単[木叢] 雪蘭香」の秋茶です。
鳳凰単ソウにはほんとうにたくさんの種類があって、私は把握しきれないのですが、今回も雪蘭香というのは初めて飲みました。

このお茶は本当に味と香りにギャップがあります。
香りは甘く、これぞ単ソウ!という感じなのですが、飲んでみると甘さよりも渋さとキレの強いお茶でした。
この意外性がこのお茶の魅力なのかもしれません。
私はもう少し口当たりの優しいタイプの単ソウが好みですが・・。

こういう力強いタイプは、ピューターの茶器で入れると美味しいそうです。
それも、マレーシア製ではなく、フランス製だとか。
ピューターで入れる単ソウ・・一度味わってみたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木柵鉄観音 冬茶

2005-01-20 | 烏龍茶(台湾茶)
18日のサロンでいただいたお茶、第3弾は「木柵鉄観音」の冬茶です。
今年も張老爺*が元気に作ってくださいました。感謝。

初めはかすかな酸味のある果実香が、時間を経て甘く濃厚な香りに変わっていきます。

飲んでみると、すっきりとした渋みと酸味が交じり合って、しっかりとした味わいです。
何煎かいただくと、口の中にふんわりと甘さが残ります。

このお茶は焙煎の上手さでかなり出来が変わってくるのだろうと思います。

実は、私は張老爺の作った木柵以外、美味しいと思った木柵鉄観音にまだ出会ったことがありません。。。
張老爺のこの味はしっかりと受け継がれて行くのでしょうか。

*張老爺・・・工藤先生の本『中国茶の楽しみ』にも登場する、今年96歳のおじいさん。木柵鉄観音の伝統を今も支える茶師です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白豪烏龍茶 春茶

2005-01-20 | 烏龍茶(台湾茶)
昨日のサロンでいただいたお茶の一つがこれ。
私の大好きな「白豪烏龍茶」です。

このお茶には呼び名がたくさんあります。
外観の美しさから「東方美人」。
口当たりがシャンパンのようだと「香濱烏龍(シャンピンウーロン)」。
虫害にあった茶葉が行商先で思いのほか評判となり、
故郷に帰ってきて売れたことを親族に報告しても
皆その茶農がウソ(膨風)を言っていると思い信じなかったという言い伝えから
「椪風茶(ポンフォンチャー←膨風茶の発音から)」。

何故、今、春茶なのか?
工藤先生曰く、白豪烏龍は半年置いた方が絶対に美味しいんだそうです。

紅茶に近いけれど、紅茶よりも甘く、ハチミツや果物のような香りが立つ、不思議なお茶。
茶葉も白、緑、赤、黄、茶色と混じっているけれど、抽出したあとの茶葉は赤褐色です。

最近はウンカにかませていない製法もあるとか。
そのへんの味の違いはどうなんでしょう。比較してみたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福寿山 冬茶

2005-01-19 | 烏龍茶(台湾茶)
今日は今年初めての「XiangLe中国茶サロン」の日でした。
場所も新しくなり、サロンのための素敵な空間ができました。

最初のお茶は、新年らしく縁起の良さそうな名の「福寿山 冬茶」。
今年は天候不順のため、台湾の冬茶はあまり出来が良くないとのことですが、
それでも「福寿山」はさすがに素晴らしい。
甘く上品な香り、のどにスッと入っていく飲みやすさです。


「福寿山」は和平郷梨山地区に1970年代に退役軍人によって作られた農場の名前です。
ここで作られるお茶は品種は青心烏龍が主で、「福寿山長春茶」と呼ばれています。
「福寿山農場」は観光名所にもなっていて、宿泊施設もあるようです。
HPによれば故蒋介石、蒋経国元総統の泊まった部屋も一般開放されているそうです。
台湾農場巡りというのも面白いかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正山小種

2005-01-16 | 紅茶(中国茶)
一日中雨の今日は、家でゆっくりといただきものの和菓子を賞味。
和菓子と言っても、白餡にくるみを混ぜ込み、牛乳と卵で練った皮で包んだ少し洋菓子に近いタイプ。
市川に本店がある「大門岡埜」というお店のものです。
ここの職人さんがTVチャンピオンの「全国和菓子職人選手権」で準優勝をした時の作品で、「くるみ便り」と名付けられています。
私はこのお店のお菓子では、シンプルな最中が一番好きなんですが、この「くるみ便り」もなかなかのもの。

今回はあえてスモーキーな正山小種(ラプサン・スーチョン)を合わせてみました。
以前「清香」で紅茶&黒茶セット(今は販売していない様子)を買ったときに入っていたもの。
陶器の茶壷でさらりと入れるとなかなかお菓子に合う味わいです。
口の中に残った甘さをすっきりとさせてくれます。
正露丸のような香りとも言われますが、淡く香らせるようにすると、フレーバーティーとして楽しめると思います。

そういえば以前、「中国茶サロン」で松の木ではなく、龍眼の木で薫焙したタイプの正山小種を飲ませていただいたことがありますが、とても甘い味わいで、こちらも美味しかった。

それにしてもラプサン・スーチョンが福建語の発音から来ていたとは。
私はてっきりロシア人がヨーロッパにこの紅茶を広め、その人の名前がつけられていたのかと思っていました。
・・・って、それはラスプーチンの勘違いだよね・・・。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶語のランチ

2005-01-14 | 茶館・レストラン・専門店
新宿タイムズスクエア内の「茶語」にてランチ。 お薦めメニューの「蟹のパスタセット」を選びました。(蟹に弱いワタシ)
うーん、味は悪くないけど細麺にコシがなく、普通の中華麺にすれば良かったかも。^^;
食後のお茶は水金亀でした。マグカップ一杯に注いであって、これはこれでゆっくり楽しめます。
さて、携帯から投稿初挑戦。うまくいきますかどうか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする