神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

教室内容、お問い合わせはHPをご参照ください

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雫滴蜜満・茶會@白茶果工作室

2018-07-30 | お茶会
逆走台風が関東地方を過ぎ、まだ空が不安定な7月最後の週末、
ヒロエさんとまりこさん主宰の白茶果工作室の茶会に伺いました。

今回のテーマは「雫滴蜜満 ― シズクシタタリ ミツミチル」。
台湾や中国から集めた蜂蜜を使ったお菓子と夏の盛りに喉を潤し心を癒すお茶とのマリアージュ。

こだわりぬいた素材とルセット。
センスの光るしつらえと器。

お客さんを笑顔にできるって素晴らしい。
ラストが近づくにつれて「あー、もうすぐ終わっちゃうー」と惜しむ声が口々に発せられました。



■茶果譜■
迎賓茶 茉莉銀針
四川土蜂蜜 クレメダンジェ × 文山包種茶
広州枇杷冬蜜 桃の冷汁粉
陳年台湾茶農家自家蜂蜜 ひとくちカヌレ × 政和白茶
潮州単〔木叢〕冬蜜 新玉ねぎのキッシュ × [シ眞]邊束茶 
台湾龍眼蜂蜜 野山のシュークリーム × 花蓮蜜香紅茶
茶ゼリー 鳳凰単[木叢]茶



白茶果工作室のヒロエさん、まりこさん、そしてご一緒した皆様、楽しい時間をありがとうございました!
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第一回テイスティング会のお知らせ

2018-07-20 | 自宅サロン
この度の西日本の豪雨によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、
被災された皆様、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

連日続く酷暑、今年は本当に身にこたえます。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

先日「Salon de Leecha 麗茶」のHPを一部リニューアルし、
新しく「Tasting」というページを設けました。

初心に立ち返って、お茶をじっくり味わう「品茶」に焦点を当てたテイスティング会を開催します。
毎回テーマを決め、そのテーマに沿ったお茶を数種類いただきます。
お菓子は簡単なお干菓子のみ、デザートなどはお出ししません。

ゆったりとした雰囲気で美味しいお茶とお菓子をいただく「麗茶」の「茶会」とは主旨が異なりますので、ご了承ください。

開催時期は不定期とし、HPのInformationやブログ、Instagramなどで募集を告知いたします。


早速ですが、第一回のテイスティング会を下記の通り開催いたします。
ご興味ありましたら、是非ご参加ください。

お申し込みありがとうございます。
お陰さまで両日とも満席となりました。
キャンセル待ちを承りますので、お問合せください。(7月24日19:00追記)


********************


日時 :
1.8月22日(水)13:00~15:00 満席
2.8月29日(水)13:00~15:00 満席 

場所 : Salon de Leecha 麗茶
     (JR常磐線松戸駅より徒歩10分) 

会費 : 2,000円(会費は当日お支払いください。)
     麗茶の生徒の皆さんには500円の割引がございます。

募集人数 : 各5名

テーマ:「テイスティング会 九壺堂祭り」 

毎年通っている台北の九壺堂茶荘のお茶。
今年の新茶も含め、以前の茶葉でわずかに残っているストックも出し切ろうと思います。


お申込み方法:メールにて下記項目を明記の上お申込み下さい。

◯ご希望の日時をお書きください。第一希望、第二希望のある方はその旨お書き添えください。
○お名前(複数でのお申し込みは2名様まで。全員のお名前をお書きください)
○緊急連絡先の電話番号あるいはメールアドレス、サロンが初めての方は住所をお書きください。

サロンに初めてお越しになる方には郵送で確認書、
リピーターの方には確認メールをお送りいたします。
お問い合わせも下記メールアドレスにどうぞ!

メールアドレス: chosi☆goo.jp (☆を@に直してお使い下さい)

募集受付は先着順とし、定員となり次第締め切らせていただきます。
募集状況はこのブログでも随時お伝えしますので、ご参考になさってください。

尚、準備等の都合により、実施日の3日前までにお申し込みが2名に満たない場合は
中止または延期とさせていただくことがございますのでご了承ください。


※いただいたメールには一両日中に必ずお返事を差し上げています。
  こちらからの返信が届いていない場合は、お申し込みのメールがこちらに届いていない可能性があります。
  お手数ですが再度メールをお送りくださいますようお願い申し上げます。
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岩間先生の講演会「陸羽と『茶経』」

2018-07-11 | 麗香茶課
先週金曜日に神奈川近代文学館の会議室にて岩間眞知子先生の講演会を開催いたしました。
麗香茶課で岩間先生にお話をお願いするのは3年ぶりになります。

今回のテーマは「陸羽と『茶経』」。

陸羽の生涯についてははっきりとわかっていないことも多いのですが、
近年発見された唐三彩の陸羽像や茶器や
中国では失われてしまい、日本の五山版に復刻本があるという『隆興仏教編年通論』の取材から
陸羽の人となりや晩年についてを考察され、ご報告いただきました。

今から1300年ほど前、『茶経』を記した茶聖が、
どこでどうその生涯を送り、終えたかについてを調べるために、
残された古書の一文字一文字を辿っていくというのは
とても地道な作業であると共にミステリアスでもあります。

岩間先生はその過程を本当に楽しそうにお話くださり、
陸羽その人をとても身近に感じることができました。

陸羽は果たしてどこでその生涯を終えたのか?
陸羽の「六羨歌」を思い出しながら、
私なりに一つの推理にたどり着いたような気がします。


ご参加の皆さま、ありがとうございました。

岩間先生、貴重な資料のご紹介と興味深いお話をありがとうございました。
また講演会の最後に高野茶園の低温長時間発酵紅茶「涼香」を淹れてくださいました山本悦律子にもこの場をお借りして御礼申し上げます。



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利源隆の安化黒茶講座

2018-07-08 | 麗香茶課
先月末のことになりますが、湖南省の「利源隆茶業」総経理・呉昱瑾氏の講座を
麗香茶課でお手伝いさせていただきました。

湖南省の黒茶は日本ではまだ知名度がそれほど高くありませんが、
茶の生育に適した環境の中で良質の茶葉から作られる安化黒茶は美味しく効能があり保存も効きます。

今回の講座は、現地を訪れ、呉氏と懇意にされている「茶友の会」の佐々木さんと山本さんの
日本の中国茶ファンにも広く安化黒茶の素晴らしさを紹介したいという強い思いから実現しました。

講師の呉氏は若くて可愛らしいのですが、
父君は安化黒茶のパイオニアで利源隆茶廠の董事長、呉建利氏。
小さい頃から茶に囲まれ、茶歴は年齢と同じとおっしゃるだけあって、
茶の知識も聞き茶も茶の淹れ方も素晴らしい。

プロジェクターを使いながら安化黒茶の歴史や製法をご説明いただいた後、試飲タイムに移ります。

まずは三磚茶(黒磚茶、茯磚茶、花磚茶)を飲み比べます。



金花がつき、独特の香りを持つ茯磚茶が今は生産量が一番多いそうです。

そして、安化の黒茶と言えば名が知られているのは千両花巻茶。
千両というのは重さの単位で、竹ひごで編んだ筒状の籠に茶が詰められ、その大きさは長さ150㎝、重さ36.25kg。
輸送のために考えられた形で、キャラバンが安化の街を起点とする「万里茶路」の道のりを北へと運んでいきました。

1958年、新中国の経済政策「大躍進」によって従来の製法による千両花巻茶はいったん生産がとだえます。

その安化千両茶を復活させた四名の中心人物のうちの一人が呉建利董事長。
当時は白沙溪茶廠の廠長でした。
1997年に300本作り、以後は千両茶を作る工場が増え、今や安化のほとんどの茶廠が作っているそうです。

試飲させていただいたのは、
2016年洞市府千両花巻茶
2005年千両花巻茶
1997年復刻版千両花巻茶
の三種類。

洞市府と言う名前がついたお茶は
海抜600m以上の放置農園の茶葉を使っているものに限られます。
2011年からこの名のお茶が作られるようになったそうです。

1997年復刻版はまさに呉董事長らが復活させた最初の千両花巻茶です。
今回は特別に崩したものをお持ちくださいました。

古い千両茶は煮出した方が美味しいとのことで、鉄瓶で煮出したものをいただきました。
最初はかすかに漢方薬のような香りがして、煎が進むにしたがって甘露のような美味しさが出てきました。

たいへん貴重なお茶をいただき、安化の黒茶についても理解を深めることができました。

呉総経理と利源隆のスタッフの方に御礼を申し上げます。
そして佐々木さん、山本さん、ありがとうございました。


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台湾茶旅2018 茶縁その4

2018-07-02 | 茶旅
10年前にC小姐に連れて行ってもらって以来、
台北に行くと必ず九壺堂を訪れます。

今回も旅の二日目にkemiちゃんと一緒に新茶を買いに行きました。

何故か九壺堂では知り合いに会うことが多いのですが、
今回は食養山房の橘さんと再会。
日本に一度帰国していた橘さん、この4月からまた食養山房にお勤めなんだそうです。

旅行中にお茶と食事に来ませんか、と誘っていただいて、
その日の夜に合流したカトリーヌたちに聞いてみたら、是非行ってみたいと。
なかなか予約が取れないお店なので、このご縁はとてもありがたいです。


四日目の夕方、カトリーヌ、Kさん、Iさんと汐止の食養山房六號茶室に向かいました。

まずはいつものように二階の裏庭に面した部屋でしばし瞑想し、心を落ち着けます。

そして茶室へと案内され、橘さんが淹れてくださるお茶を堪能しました。
緑に囲まれたこの環境の中でいただくお茶は格別です。



霧淞烏龍茶 2017冬
東方美人 阿里山 2016

橘さんのお茶はお人柄が現れるよう。
しみじみ美味しく優しく体に染み渡ります。

その後一階に移り、お食事となります。



贅沢な空間で美味しい創作懐石料理をいただきながら
台北での最後の夜が更けていきました。


食養山房
  新北市汐止區汐萬路三段350巷5號/366巷6號
  料理(お任せコースのみ)1,250元
  料理と茶席 2,200元
  要予約(海外からの予約の場合は二日前にコンファームの必要あり)+886-2-26462266  
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台湾茶旅2018 茶縁その3

2018-07-01 | 茶旅
東方美人の製茶は夜を徹して行われます。

夕方、室内にカレキを移動させてからは
茶葉の様子を見ながら揺青、撹拌、静置、を繰り返します。


その合間にいろいろな烏龍茶や紅茶を試飲させていただきました。

翠玉、金萱、白鷺、青心大有(有の字は実際は月の二本線はなし)などの品種茶、
蜜香烏龍茶、蜜香紅茶、紅茶のそれぞれの作り方の違いによる味わいの違いなど、勉強になりました。




萎凋が終わると、布をかけて発酵に入ります。

その間に少し仮眠を取らせていただきましたが、いつの間にかぐっすり寝込んでいたような。危ない、危ない。

茶葉からは既に甘い香りが漂ってきます。



そして殺青に入ります。
目安の温度と時間はありますが、
殺青機の中の茶葉の音を聞きながら調整していくという経験値の高さが必要な工程です。



そして揉捻。
今回は手工による揉捻を見せていただきました。
芽の多い東方美人はとても繊細ですし、
均一に揉捻を加えるのはとても大変です。

最後は乾燥機でゆっくりと仕上げます。

二日目の午後は他の予定が入っていたため、
乾燥機から出した瞬間を見ることはできなかったのですが、
出来上がった茶葉は五色茶と呼ぶに相応しい色合いでした。



お世話になったLさん、Lさんご家族、Wさん、ありがとうございました!
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