神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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「楽楽 台湾」市川孝展覧会 後編

2013-07-31 | 茶にまつわる文化・芸術
午後4時、再び「季の雲」へ。
お茶会は既に始まっていました。

市川さんを囲んで市川さんが入れてくださる台湾茶をいただくスタイル。
「季の雲」オーナーの中村さんが撮りためた写真のスライドを拝見しながら
6月に台北と新竹で計9回の茶事を行ったお話を中心に伺いました。


台湾から訪れた李さんとの出会いがきっかけとなり、
台湾茶を楽しむようになった市川さん。
日本各地で「茶菓花器事」という茶事まで開くようになりました。
今回、その茶会チームを引き連れて台湾で茶事を開くことを
日本で生まれたツバメが冬を越すために海を渡って台湾に行くことにかけて、
テーマを「燕回帰」としたそうです。

しつらえにもツバメにちなんだものを配置し、
お茶の供し方はもちろん、花やお菓子もかなりこだわったものになっています。

市川さんのすごいところは、何でもその場で即興で作ってしまうこと。
台北では茶席のついたてを花市場で現地調達したもので編んだり、
新竹の会場では庭にあるガジュマルの根をオブジェに利用したり。
現地にあるものを使って、その場所の雰囲気に合わせて茶席を作っています。


今回の展覧会でもその日の朝に竹を切り出して作ったという茶則やひしゃくが登場。
会場のそこここに置かれている古道具も
市川さんが手を加えたり修繕したりして見事な茶道具に変身。

「季の雲」のスペースがゆったりしていることと
市川さんの仕事場が近いことで、
他のギャラリーでの展覧会ではなかなか登場しにくい作品に出会えるのも魅力でした。
会期中はその日出来たての作品に出会うチャンスがあるかもしれません。


お茶は梅山烏龍茶と台湾産黄金桂をいただきました。
黄金桂は温かいお茶だけではなく、氷出しで作った冷茶も。
市川さん自作のひしゃくですくっていただきます。




自由で柔軟な発想とフットワーク。
その場に応じたクリエイティブなアイディア。
「お茶をいただく」ことの可能性の広がりを改めて教えていただいた気がします。
思い切って長浜まで足を運んだ甲斐がありました!



★市川孝 展覧会「楽楽 台湾」は2013年8月11日(日)まで。
 8月5日(月)と8月11日(日)は台湾からのゲストも。
 詳しくは「季の雲」のHPをご参照ください。



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「楽楽 台湾」市川孝展覧会 前編

2013-07-30 | 茶にまつわる文化・芸術
市川孝さんの作品を初めて知ったのは東京西荻のギャラリー「魯山」での個展でした。

正確に言うと、「人澹如菊」の李曙韻さんの本『茶味的麁相』の記事で
素朴で使いやすそうな白瓷の茶器写真を拝見して、
一度手にとってみたいと思ったのが出発点。

今年4月の『魯山』の個展で初めてお会いした市川さんは
とてもフレンドリーで少年のような好奇心を持った方でした。

李さんを通して台湾茶に深く魅入られ、
去年から今年にかけては春夏秋冬の「茶菓花器事(ちゃかきごと)」と題した茶事まで開いたのだそう。
6月には台湾でも「茶菓花器事 in 台湾」を開くことになっているとのことでした。

台湾には行けないけれど、
7月27日(土)から8月11日(日)まで
長浜のギャラリー「季の雲」で展覧会があるという情報を得て、
行きたいけれど、遠いし・・と迷っていたところ、
「魯山」も付き合ってくれたうらりんさんが一緒に行ってくれることになり、
初日には市川さんがお茶を入れながら台湾での茶事の話をしてくださるというので
この機会を逃すまい、と旅行を計画しました。
 ・・前置き、長い(笑)。


7月27日当日、早い新幹線で米原を経由し長浜に到着、
11時開廊に間に合うように駅から直行しましたが、既に行列が。

開廊後はうらりんさんも私もお目当てのものはしっかり狙いを定めて購入。
その後もあれこれ悩みながら、最終的にはかなり充実した買い物になりました。

市川さんの茶器はご自身が茶事を開かれているせいか、
とても使いやすくて、シンプルで応用が効くのが魅力です。
4月に購入したれんげや茶托もとてもお気に入りになっています。
今回は奮発して耐火土瓶を買ったので、使うのがとても楽しみです。


市川さんのお茶会は夕方4時から開始でしたので、
いったんギャラリーを後にして、
その日に泊まる予定の「季の雲ゲストハウス」にチェックインしました。



季の雲ゲストハウスはギャラリーのオーナー中村さんご夫妻が経営する宿泊施設とレストランです。
長浜の街の景観に溶け込む町屋作りで、部屋は広々として快適。
今回はこの「季の雲ゲストハウス」での宿泊も楽しみのひとつでした。

(後編へつづく)



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8月もお茶会です

2013-07-25 | お茶会
暑中お見舞い申し上げます。

「暑いですね~」がデフォルトの挨拶になっていますが、
30℃を越えてもSalon de Leecha 麗茶はオープンしています。
8月はお盆の前後に10日間ほどお休みをいただきますが、
通常のレッスンはスケジュール通りです。

初めての試みになりますが、
8月29日(木)にミニ茶会体験会を開催いたします。
このところ体験レッスンのお問い合せをよくいただくのですが、
現在は特に体験のシステムは用意していません。

今回ミニ茶会体験を希望されるお客さまがいらっしゃいましたので、
併せて参加される方を募集することにしました。
サロンには初めて、と言う方を対象としています。

満席となりましたので、募集を終了させていただきます。
ありがとうございました(2013.7.29追記)


一名さま、キャンセルが出ましたので、
急遽ご参加の方を募集いたします。
お問い合せはHPのContactフォームかこのブログのメッセージ欄からどうぞ。
(2013.8.26追記)


日時 : 8月29日(木) 13:00~15:00
場所 : Salon de Leecha 麗茶 (JR常磐線・新京成線松戸駅より徒歩10分)
会費 : 3,500円
募集人数 : 5名 

この機会にご興味ある方は是非お問い合せください。
お問い合せはHPContactフォームからどうぞ。


もう一つ、8月10日のお茶会のお知らせです。
こちらは茶壺天堂さん主宰、自由なスタイルのお茶会です。
この時期東京近辺にいらっしゃる方は是非♪





※トップ写真

この時期はウェルカムティーに冷茶、デザートは冷んやり系が定番です。
今月のマンスリーコースでは蜜香紅茶の水出し冷茶と
自家製青梅ゼリーをお出ししています。
8月は何にしようか、思案中。


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波打ち際のTea Party

2013-07-16 | お茶会
表参道のhpgrp GALLERY TOKYOでは6月27日から7月21日まで「一品更屋展」を開催しています。
その会期中のイベントのひとつである、中国茶会『海カライズルモノ』に参加してきました。

茶席の亭主はうらりんさん
この展覧会の隠れテーマが「水」であること、
そしてこの日が「海の日」だったこともあるのでしょう、
茶席のテーマは『海カライズルモノ』。
うらりんさんならではの含蓄に富んだ空間茶席でした。

会場の白くてピュアな雰囲気と随所に配された流木が浜辺を演出します。
うらりんさんが韓国から持ち帰ってきた美しい布が優しい風を感じさせ、
大中和典さんの茶器(未発表作)はまるで貝殻からできているような手触り。

三種のお茶もどれも美味しくいただきました。
お茶請けも貝殻や砂を模した心憎いセレクトでした。




■茶譜■
 ウェルカムティー 雲南茶花餅茶を冷茶で
 文山包種茶
 安溪鉄観音 老茶 (1985年)


うらりんさんの魔法にかかって
異空間にワープしたかのようなお茶席。 
できれば言葉もかわさず静かにお茶をいただきながら
長い時間をそこで過ごしたかった。
魔法はいつかは解けてしまうのですよね。

ご一緒した皆さま、ありがとうございました。
うらりんさん、お疲れさまでした。素敵な茶席をありがとうございました♪



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20年ものの餅茶

2013-07-11 | 黒茶(中国茶)
息子が今月で20歳になりました。

20年とひとくちに言うと長いような短いような。

前回の伊勢の式年遷宮の年に生まれているんですね。
(当時はそんなこと意識しませんでしたが、今年は伊勢、行きます!)

覚えているのはJリーグ開幕の年、そしてドーハの悲劇の年。
その年の夏は記録的な冷夏で、
夏生まれにも関わらず、汗もが全くできませんでした。

親って不思議なもので、自分の背丈を超えてボソボソとしかしゃべらなくなっても
思い出すのは0歳から6歳くらいまでのめちゃくちゃ可愛くて手のかかった頃のこと。
そう考えると未だに母が私を子供扱いするのも仕方ないのかもしれません。

せっかくの20歳の誕生日です。
この日のためにと、7年ほど前に茶壺天堂さんで購入した7542青餅を飲んでみることにしました。
生まれ年と同じ1993年に作られたプーアル生茶です。

家族は残念ながらプーアル茶に全く関心が無くて、
生まれ年のボルドーで盛り上がっています。
台湾茶なら喜んで飲むのに・・・

とりあえず私一人で飲んじゃうもんね―と言うことで試し飲み。
餅茶をくずす時はいつも緊張します。
でも最初だけね。

このタイプの餅茶は20年ではまだピークが来ていません。
淹れ方によって美味しく入るし、尖った感じに入ることもあります。
茶葉自体が若々しくて力があるので、
茶壺でサラッと淹れるのがいい感じです。

20歳、まだまだこれからが楽しみなお茶と言えそうです。
ゆっくりじっくり味わいたいですね。



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PRIVATE TEA SALON yu:yu の文化祭

2013-07-08 | 茶にまつわる文化・芸術
何だか肩すかしのような梅雨が明けて猛暑がやってきた週末、
上海小町さん主宰の「PRIVATE TEA SALON yu:yu」の文化祭に顔を出してきました。

今年で3回目となる文化祭、
今回は茶席は設けず生徒さんが販売ブースを担当し、
小町さんは初心者向け体験教室を開催されていました。
マダムの二胡演奏もあり、各ブースで試飲しながらまったりと過ごさせていただきました。

美しい景徳鎮の茶器、使いやすそうな宜興紫砂壺、
茶器に見立てられそうな日本の骨董、
そして小町さんが中国や台湾から仕入れてきたお値打ちの茶葉。
お値段もかなりお手頃な設定になっていましたよ。

年に一度のお楽しみ、こういう場を定期的に作ることは
教室主宰者として素晴らしいことだと思います。
小町さんの人徳と行動力ですね。

そうそう、最近Facebookページもできたそうです。
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