先日、台北1泊、北埔2泊の短期間ですが、台湾に行ってきました。
台北ではまずは九壺堂へ。
冬茶をたくさん飲ませていただきました。
詹老師に久しぶりにお会いできたのも嬉しかったです。
夜は茶友の案内で、凍頂の茶農、林明秋茶師のお宅へ。
新茶を茶師自ら淹れていただきました。
何煎淹れても味が衰えないのはびっくり。
慌ただしい日程の中、充実の一日でした。
(でも、お茶の飲み過ぎでなかなか寝付けず。
10年くらい前までは大丈夫だったのにw)
さて、今回の旅の主目的は北埔で美味しい東方美人をいただくこと。
高鐵(台湾新幹線)で新竹へ向い、
そこから車で30分ほどで北埔老街に到着します。
北埔の街はまだまだ素朴な雰囲気が残っています。
古いレンガの建物が並び、
旧家の屋敷も残っています。
メインストリートには客家料理の屋台や店が並び、
路地に入れば客家擂茶 を楽しめる茶館もあります。
中国風・欧風・和風のスタイルが見事に融合しています。
長い間人手に渡っていた洋館を2012年に孫の代が買い戻し、
2018年に修復作業が終わったそうです。
今は基金を設立し、見学料やグッズ販売などで維持しているそう。
(販売中のお茶缶↓)
今回宿泊したのは民家をリノベーションした民宿風のお宿。
レンガの平屋建てで中庭と茶室も付いています。
寝室は三部屋あり、最大6人まで泊まれます。
今回アテンドしてくださったのは「水方茶院子」のWPさん。
8年前に訪問して以来、一緒に行った白茶果工作室のHさんが交流を続け、
今回は白茶果モンブランを作りに行くというので同行させていただきました。
モンブランと東方美人の競演。
どちらも相乗作用で美味しい!
茶園にも連れて行っていただきました。
地の利を活かした配置。
土質、日照、風向き、色々な要素が合わさって、
あの清廉で優雅な東方美人ができあがるのだと納得。
温暖化のために近年は東方美人の冬茶も作るそうで、
それがなかなか美味しい。
もともと生産量が少ないので、どうしても高価になりますが、
その価値を知った上で連れ帰ってきた茶葉。
いつ、どこで、誰と、どう淹れて飲もうか、
今から考えるだけでも楽しくなります。
また茶会を企画しようかな。