神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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花が恋しくなる季節

2008-02-29 | 花茶・工芸茶(中国茶)
もう3月。庭の花水木もたくさん芽をつけてきた。
梅の花が目に付くようになり、もうすぐ本格的な花の季節がやってくる。

ガラスポットの中に咲くジャスミンたち。

工芸茶は普段はあまり飲まない。
菊花とか百合花の味があまり好きではないし、
お値段もそこそこするので勿体無い気もしてしまう。

しかし、自宅教室の初心者向け基本コース第一回目トップは工芸茶、と決めている。
華やかな演出になるし、中国手工芸への敬意も込めて。

そして、もう一つの理由は、私が中国茶に再度目覚めたきっかけが工芸茶だったから。
その時の思いを自分自身も思い返すために。

中国茶は学生時代から飲んでいたけれど、
出産して中国関係の仕事を辞めた90年代前半からはぷっつりと縁が切れてしまった。
再び中国茶を飲むようになったのは、
90年代も終わり頃だったと思うが
家人が上海出張で工芸茶を買って帰ってきたことからだった。

その時飲んだ工芸茶は真ん中に赤い花(多分千日紅?)がある、ジャスミン茶をベースにしたものだった。
初めて飲んだ工芸茶の可憐さに心を奪われた。
眠っていた中国茶熱に再び火がついたと言うか。
まだまだ中国茶の世界って深いのだ、と気付かされた瞬間でもある。

折りしも巷では中国茶ブーム。
時々前を通りかかって、以前から気になっていた中国茶荘を訪れたのはその後まもなくのことだった。
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映画の中の中国茶器

2008-02-29 | 茶にまつわる文化・芸術
2007年のヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を獲得したアン・リー監督の『ラスト、コーション』を観ました。
ちょっと前に某週刊誌で過激な性描写が取り上げられ、
「オバサンを興奮させる」映画として認定されておりましたが、
観れば分かるけど、それが見せ場ではありません(笑)。
全編緊張感の漂う素晴らしい作品であります。
ベッドシーンも必要不可欠な演出のひとつ。

それにしてもアン・リー監督、外見はものすごく愛想のいいタヌキ顔のオジサンなのに、
心情細やかで内面に訴えるようなエロスを表現するのに長けているのはスゴイです。
(でも、若い頃の自分とワン・リーホンがそっくりだった、とインタビューで語ってます。ホント?)

おっと、こっちのブログは映画の感想を書くブログではありませんでした。
書きたかったのは、ジョアン・チェン演じるイー夫人の部屋で出てくる茶器について。
清末~民国時代を舞台にしている映画にはよく蓋碗などが出てきますが、
『ラスト、コーション』でも登場。
それも、青花フェチにはたまらない、大ぶりの青花蓋碗とポットのセットが。


イー夫人は安徽省出身という設定でしたので、中に入っているお茶は安徽省の緑茶だろうか?なんて想像も働きます。

中華圏の映画撮影現場では、お茶入れ担当のスタッフがエンドロールに「茶水 何某」とクレジットされるほどお茶は大切なもの。
この映画の現場でも実際にこの蓋碗の中には美味しいお茶が入っていたに違いありません。


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プーアル茶は痩せるのか!?

2008-02-20 | 黒茶(中国茶)
いや~~やっぱりマズイでしょ、
このところ体が重い・・ジーンズがきつい・・指輪もきつい・・靴もきつい。
極めつけは、5年ぶりくらいで会った友人に一瞬わかってもらえず、
次の一言は「え?太った?」。

そーなのよねえ、ここ数年ですっかり代謝も悪くなり、
スポーツをすれば怪我ばかりなのでギブアップ、
食べたいものも我慢せず、
体調の悪さは全て更年期のせいにしてた私。

このへんで歯止めをかけないと、もう女を捨てるばかりか、
生活習慣病にまっしぐら。

今週から始めることにいたしました、ダイエット。
無理せず、お金をかけず、と言うゆるーい方法なので
どれだけ効果があるかわからないんですけどね。
とりあえず
三食バランスよくとり、間食をやめる、
毎日ストレッチと腰回し体操をする、
週に一回以上ウォーキングをする、
そして、毎日プーアル茶を飲むこと。

果たしてプーアル茶はダイエットに効果があるんでしょうか?
飲んでるだけでは痩せないと思うけれど、
サポート効果はあるんじゃないかと期待しております。
これで痩せたら、「私はこれで痩せました!プーアル茶ダイエット!!」
なんて本も出せるかもしれないわ
なんちゃって、殺虫剤騒ぎの今の時期だとかえって警戒される!?
と言うか、とらぬ狸の皮算用もいいとこで、
こんなことブログに書いてあっという間に挫折したら
それこそみっとも無いですよねえ。

まあ、効果のほどは先送りにして、とりあえずプーアル茶は美味しいです。
写真はプーアール茶.comの週替わりセットで以前購入した「七子紅帯青餅プーアル茶」。
一回分しかないので大事に、大事に~~。
毎日飲むにはちょっとお高いんですが、
たまにはこんなお茶でゆったりした気分を味わうのもいいですよね。
ダイエットのストレス解消にもなりそうな。
(って、ストレス貯まるほど頑張ってないだろー、と天の声が聞こえる・・
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茶の歴史はオモシロイ

2008-02-14 | 茶にまつわる文化・芸術
岩波ホールで『胡同の理髪師』を観た帰りに神保町の本屋街に立ち寄った。
(映画は期待通り、とてもよかった!レビューはMain blogにて)

学生時代はもちろんのこと、社会人になってからもしょっちゅうお世話になった東方書店、最近は行く機会もめっきり減った。
10年位前は行くと必ず中国映画や香港明星(スター)に関する雑誌や本のコーナーに直行していたが、今はもっぱらお茶関係。
中国で出版されている茶書にも意外と掘り出し物がある。

今日もお茶関係のコーナーを見回していると、
平積みで『年表茶の世界史 新装版』があるではないか。
この本、去年の春にお茶の歴史年表を作っている時に使った資料のひとつなのだが、
当時は品切れ重版未定で手に入らず、お借りして読んだのだった。

中国、日本、世界のお茶の歴史が非常に細かく年表形式にまとめられており、
読み物としてもなかなか面白い。

今回は新装版として復刊したとのこと。
中国茶関係の昔の茶書は、既に手に入らない本も多い中、
やはり紅茶や日本茶がからんでくると需要も大きいのだろうなあ。
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テーブルウェア・フェスティバル2008

2008-02-10 | 茶にまつわる文化・芸術
毎年この時期に東京ドームで開催される「テーブルウェア・フェスティバル」。
以前から興味はあったけれど、行くのは今年が初めて。

かなり面白いイベントだった。
テーブルコーディネートに少しでも興味がある人ならきっと楽しめるはず。

有名人のテーブルセッティングも良かったが
(黒柳徹子氏のコーディネートはまさしく「徹子の部屋」だった♪)
テーブルウェア大賞コーディネート部門のコンテストコーナーでは
60名の方のコーディネートが一同に会し、
実生活でも応用できそうなアイディアが一杯で参考になった。

特別企画コンテストでは「お茶を愉しむすてきな時間」をテーマに
18名の方のコーディネートがディスプレイされ、
中国茶を題材にしたものも多く、こちらも楽しめた。



有田焼のコーナーにディズプレイされた雛飾り。



ウィーンのテーブルウェア特集コーナーではハプスブルグ家の女性たちをテーマにしたコーディネートが目を引いた。
これは女帝マリア・テレジア。

展示販売コーナーはテーブルウェアに関するものなら何でも揃うほど種類が豊富。
お財布の紐をしっかりしめていないと危険なゾーンも多い?

ものすごーく広いので、全部回るのにほぼ一日がかり。
会場内には喫茶コーナーも設けてあるし、ドーム客席で休憩できるし、
一度場外に出ても、再入場できるので、
ゆったり時間をとって来るのが正解。
来年もまた来ようっと。


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湯沸し比較

2008-02-07 | 茶道具
硬度の違う水で淹れたお茶の味の比較や
お湯の温度の違いによる比較は経験があるのだけれど、
湯沸かし器の違いによる比較というのはちゃんとやったことがなかったので、
先日家で試してみた。

比較したのは次の4種類。
1.ステンレスやかんをガスコンロにかけて沸かしたもの。
2.ラッセルホブス 電気カフェケトル 7100JP 
3.陶作坊の煮水器をガスコンロの弱火で沸かし、沸騰後アルコールランプ台に移動。
4.鉄瓶(鈴木盛久工房)を野々田の江戸火鉢シーズヒーターで沸かしたもの。

この比較、結構大変だった。
まず、沸騰までの時間が全く違う。
沸騰までの速さは2>1>>3>4の順。
一応沸騰時間を目論んで時間差をつけて沸かし始めたのだが、
寒い台所で行ったため、4が思ったよりも時間がかかり、
結局3と2と1は一度沸いたものをもう一度沸かしなおす羽目になってしまった。
抽出の時間もひとつひとつは厳密に計っていないので、誤差がある。
従って、完璧な条件下での比較にはなっていないかもしれない。

茶葉は安渓鉄観音秋茶の荒茶を使用。かなり青いタイプ。
80ccの蓋碗に茶葉を5g。
水はスーパーで無料配布している「おいしい水」を使った。

まず沸騰したお湯をそれぞれ飲んでみたが、微妙に味が違う。
ここではっきりしたこと。電気カフェケトルのお湯だけは既に美味しくない・・・

以下はお茶を淹れてみての個人的な感想。

1.ステンレスやかん
普通に美味しい。
が、煎が進むと茶水が少ししゃぶしゃぶしてくる。
何度も沸かすのは向かないのかも?
一回で出し切る紅茶などにはいいのでは。

2.ラッセルホブス
比較して飲むと、わずかに水の臭いが気になる。
(普段使っているときは気にならなかったのだが・・・。)
湯の温度が不十分なのか、成分の抽出度合いもゆるい気がする。
他と比べると少し味が落ちる。
これだけで飲んでいるときはおいしく飲んでいたのになあ。

3.陶作坊の煮水器
味は一番まろやか。
煎を進めても劇的な変化はなく、同じような感じで推移する。
出方に一番クセがないので、どんな茶葉でも入れやすそう。

4.鉄瓶
成分の抽出が前倒しになるのか、
最初はとがった感じの味だが、だんだん落ち着いていく。
好みもあるとは思うが、青いタイプのお茶とは相性いまいちかもしれない。


上記は比較した時の感想であって、
個々に飲んだ時には分からなかったことばかりである。

特に電気カフェケトルは普段飲みでよく使用しているのだが、
今までお湯がまずいと感じたことはなかった。
それが比較してみると、欠点が歴然としてしまい、かなりショック
でもまあ、普段飲みにはこれからも使っちゃうけどね。
コメント (10)
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茶寮 千畳庵

2008-02-05 | 茶館・レストラン・専門店
週末に広島~宮島旅行に行ってきた。
旅といえば楽しみなのは美味しいもの♪
そして、宮島と言えばもみじまんじゅう
広島県出身の友人に聞いたところ、オススメだったのが「藤い屋」。

表参道沿いに本店があり、奥には甘味と喫茶を楽しめる「茶寮千畳庵」が併設されている。

焼きたてのもみじまんじゅう1個と抹茶のセット、530円ナリ。
煎茶セットはもみじまんじゅう2個ついて、なんと260円ですよ!
虎屋菓寮の記事の後なので、やけに安く感じる・・・)
やはり最近はケーキよりも和菓子、コーヒーよりも抹茶ですな(年ですか?)。

実を言えば、もみじまんじゅうは美味しいとは思っていたけれど、
特別に好き!というほどではなかった。
でも、焼きたては格別だねえ。

3年前に行った京都のくずきり、去年の奈良のくずもち、盛岡の餅菓子もものすごーく美味しかったのを思い出した。
伊勢の赤福餅も、本店で食べると別物の美味しさだと人に聞いた。
出来たてを食べる美味しさって、ものすごい贅沢だと思う。
その場所に行かないと味わえないんだものね。
やっぱり旅はいいなあ~
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虎屋菓寮

2008-02-04 | 茶館・レストラン・専門店
先日友人と東京ミッドタウンでランチした後、お茶を飲もうと入ったのが「虎屋菓寮」。

和で統一した心地よい空間。
腰を落ち着けて、メニューを見て、びっくらこいた。
あんみつが1,155円する!

あんみつと言えば、私は湯島の「みつばち」や御徒町の「江戸っ子」(閉店)で育っている。
500円を超えたあんみつなんて知らないぞー!

あんみつには1,000円出せないぞ、と選んだのが写真の虎屋饅頭セット。
これでも1,050円した・・・。十分高い。
この日のランチは1,500円のチゲ定食だったから、尚更高く感じる。

でもまあ、季節限定で店舗限定、蒸し直して出してくれると言うのでこちらに決めた。
何だか決め方が貧乏臭いなあ

虎屋饅頭、いわゆる酒饅頭は美味しかった。
でも単品で買って帰ると399円ですよ。

(ちなみにこの虎屋饅頭は饅頭の歴史の流れを汲んでいるそうな。
酒饅頭を中国から持ち帰り日本に伝えた聖一国師は静岡茶の祖とも呼ばれているのだそうだ。)

サービスとお店の雰囲気がものすごく良かったのでこういうのもありかな、とは思うけど。
東京下町育ちの私には刺激が強かったなー。
コメント (2)
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