神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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安渓粒粒香【桂花香型】@バンブー茶館

2005-12-30 | 烏龍茶(中国茶)
この暮れとお正月はもうバーゲン品も福袋も買いません。
だって既に予算オーバー(笑)。
臨時収入も吹っ飛んでしまいました。
でもピューターポットとこのお茶たちだけでハッピーなお正月を迎えられそう。
って、十分すぎるくらいの贅沢??

今回バンブー茶館から購入したのは

烏東雪片玉蘭香単叢
烏東金奨蜜蘭香単叢
安渓粒粒香【桂花香型】
安渓茶王【天然花香型】

クリスマスに届いたので、まさにかめきちサンタさんからのお届け物ですね。
(mad__hatterさんも同じ日に届いたようです→ブログ参照)

まずは安渓粒粒香から。
今回、安渓茶王を購入するとおまけにつけてくれる評茶用の蓋碗と茶杯でいれました。


かめきちさん@バンブー茶館から伝授されたいれ方に忠実に従ってみます。
まず蓋碗と茶杯を温めます。
茶葉をいれ、お湯をたっぷり注いでアクを取り
(この安渓にはほとんどアクはないですが)
手早くお湯を捨て、洗茶します。
茶葉の周りにできた隙間をならすようにお湯を注ぎ、蓋をして、茶葉が開く音がしたらOK。
(ゴト、と蓋が動きます。)
茶海、そして茶杯へと移します。
蓋の裏の香りを楽しみ、茶杯に注いだお茶をいただきます。

この粒々香は本当に華やかな香りがします。
青さの奥の甘さも穏やかで、あと味もすっきり。
香りを一番重視して飲むのがベストでしょうね。
実は早期壷とピューター金魚ポットでもいれてみたんだけど、
香りがうまく立たず、そうなると味わいもちょっと物足りなくなってしまう感じ。
茶器でこんなに印象が変わってしまうとは。
このお茶は蓋碗です!もう浮気しません!(笑)


さて、今年ももうあと2日を残すところとなりました。
ブログに遊びに来てくださった皆さま、ありがとうございました。
よいお年を!
コメント (9)
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ピューターのティーポット、来る

2005-12-26 | 茶道具
以前からひとつ欲しいと思っていたピューターのティーポット。
お茶がとても丸くはいるので、とがったタイプの鳳凰単欉に使いたかったのです。

有楽町にあるロイヤルセランゴールの直営店で予約していた小メロンが入荷したとの連絡をいただき、行ってみました。

商品を確認し、包装してもらおうとした時にふと目に入ったのが
道路に面したショーウィンドウにディスプレイされていた小ぶりのティーポット。
手にとってみるとデザインは可愛いし、大きさも手ごろ。
ショップの方に尋ねると、New Year限定品でお店に3個入ってきたばかりとのこと。
容量は150ccで、取ってには木が巻いてあり、
蓋のつまみの下には断熱材が施されて熱くならないようになっています。

小メロンは300ccで少し大き過ぎること、つまみが熱くなってしまうことが
ちょっと気にかかっていたので、金魚ポットへの変更を即決。
いそいそと連れて帰ってきました!

限定品にはスペシャルサービスとしてプーアル茶がついていました。
せっかくだから、とこのプーアルを最初にいれてみることにしました。
10年ほどの熟茶だと思いますが、なかなか美味しい!
ポットがいいのか、茶葉がいいのか、どちらともいいからかわかりませんが、
ピューターでもプーアルは美味しく飲めるのだということがわかりました。
この茶葉は次回、蓋碗や茶壷でもいれて比較してみようっと。

ポットの取っ手が固定されているので、ちょっとお湯がいれにくいかな?と
心配しましたが、それほど邪魔にはならない感じ。
洗う時は気をつけないといけませんが。
他は今のところパーフェクトです。
単欉や紅茶をいれるのが楽しみ!
コメント (18)
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沈香老散茶50年代

2005-12-25 | 黒茶(中国茶)
プーアール茶.comから届いた12月のお試し茶。

生茶の50年もので散茶というのは時々見かけますね。
50年ものの餅茶はさすがに高価で手が出ないけれど、散茶なら少量買えるので出回りやすいのでしょうか。
・・と言ってもそんなに気軽に買える値段ではありませんが・・

香りに特徴があるということだったので、
まず蓋碗でいれてみました。
本当にお香のよう!
寺院で保存されていたんじゃないか?(笑)と思うような感じです。

味は透明感がある優しさです。
枯れて落ち着きを得たようなイメージでしょうか。

日を改めて茶壷でもいれてみました。
うーん、香りがちょっと立ちにくいかな?
やはりこのお茶は茶壷を使わないほうが美味しいですね。
蓋碗を使って、茶葉を多すぎないようにしてさっくりいれるのが私は好みです。

煎じた後の茶葉の香りもたまらなくいいですね。
口当たりがいいと思いながら煎を重ねていくと、
意外と後からずっしり来ます。
優しそうに見えて、実はかなりパワーを秘めている!?
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かめきちさんの新茶茶会@ANOMA

2005-12-18 | お茶会
半年に一度のお楽しみ、ANOMAさんの新茶茶会に行ってきました。
この日のために体調を整え、思いっ切り飲み倒す気十分。

同席したのはちるさんと、もうお二人は初対面でしたが
すぐに打ち解けて楽しいお茶会となりました。

茶譜は以下の通り。
ちるさんからのコピペです。多謝!
(でも私の記録と違うところがあるので、
とりあえず私のメモ通りに載せます。
どっちが正しいかは後ですり合わせますのであとで訂正もあるかも?)

安溪鉄観音 果熟香 (感徳)
安溪鉄観音 桂花香 (祥華)
鳳凰単欉 雪片 玉蘭香
鳳凰単欉 雪片 黄枝香
丹桂 (安渓)
鳳凰単欉 蜜蘭香 金奨
安溪鉄観音 蘭花香
鳳凰単欉 貢香(大骨貢)
安溪鉄観音 茶王

スペシャル・サプライズ!!

普洱茶 生茶 50年
鳳凰単欉 通天香

お茶会の進行や雰囲気、お茶の感想はちるさんが書いているので今更レポする必要もないんですが、
本当に今回は「史上最強」の前フリの通り、とても質の高いお茶をいただけました。
工藤先生のところで飲んだ安渓鉄観音も鳳凰単欉もこの秋はどれもとても美味しかったので、
今年は出来がいいと思っていたんですよね。
かめきちさんが「今年はアベレージが高いですよ」とおっしゃっていて、
どんなお茶に出会えるのかな?と始まる前からワクワクでした。

のっけからシアワセを感じる美味しさで、そのシアワセはずーっと持続しました。
いつもはさすがに途中であれ?と思うお茶や、上手にいれるのが難しいお茶が数種類あるんだけど、
今回はどういれても美味しいお茶ばかりだったし、どれも高水準で満足のいくものでした。

敢えて言えば丹桂はまだまだ開発中のお茶という感じで、まだバランス的に完成されていない感じだったかな。
鉄観音と肉桂の掛け合わせで、今後どういう表情を見せていくのかが楽しみではありますが。

私が特に気に入ったお茶をあげてみると、
まずは鳳凰単欉の玉蘭香。
花の香りの奥にある乳香がとてもイイ。
金奨の蜜蘭香は自分の中の鳳凰単欉のイメージにどんぴしゃの美味しさ。
それから安渓鉄観音はもちろん茶王がダントツなんだけど、
ちょっと贅沢過ぎる気もするので、気軽に飲むなら桂花香で十分楽しめそう。

それにしても鳳凰単欉はとがった渋みが全くなかったし、
安渓鉄観音ものどにスッと入っていく感じで雑味が全然ありませんでした。
全てバランスがよく、飲みやすかったと思います。
こんなに上質なお茶にはなかなか出会えないですよね。
新茶茶会に参加するのは3回目ですが、
今回が一番美味しかったなあ。
もちろんいつも美味しいので、今回のレベルの高さがわかっていただけますでしょうか。

星川さんがグッドタイミングで出してくださるお茶請けも美味しくって、大満足でした。
豚肉やちまきが鳳凰単欉に意外に合う、というのは
ミニ茶会でも既に体験済み!

サプライズにかめきちさん所有の50年プーアル茶もいただけて
本当にラッキーでした。
思わずもらす「甘ーい!」の言葉にこのプーアルの素晴らしさが表現されていましたね。

かめきちさん&星川ご夫妻にはいつもお世話になり、
こんなに楽しませていただいて感謝しています。
ありがとうございました♪
コメント (12)
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秋のサロン 第6回(最終回)

2005-12-14 | 烏龍茶(中国茶)
今年のXiangLe中国茶サロンも今回が最後。
サロンも今の場所に移ってちょうど一年です。
お茶もちょうど一巡した感じなので、
来年からは私のサロンのレポートは
珍しいお茶に出会った時や印象的だった時にだけ
不定期にUPしようかと思っています。

サロンのお茶のレポートは先生のHP
詳しく載っていますので、興味ある方はご参考まで。

さて、今回の茶譜は

茉莉龍珠 (福建省 福州市)
鳳凰単欉 蜜蘭香 (広東省 潮州市)
安渓鉄観音 秋茶 (福建省 安渓県)

茉莉龍珠は七イン(穴冠に音)のもの。
優しい甘さが嬉しい上質のジャスミンです。

鳳凰単欉はとても蜜蘭香らしい味わい。
普通に美味しいのですが、
サロンではどうしても期待度が高くなるので、
ちょっと点が辛くなるかもしれません。

安渓鉄観音はかなり高級品とのこと。
でも前々回飲んだ荒茶や前回飲んだ秋茶が
とても美味しかったので、値段だけで判断できないというのも正直な感想です。
ただ、煎を重ねていくとこの安渓の実力がわかってきます。
深みのある甘さが持続します。

この後、最後を飾るクリスマスプレゼントがありましたが、
それはちょっとブログには載せられないので残念!
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秋のサロン 第5回

2005-12-07 | 烏龍茶(中国茶)
秋とも言えない、もう12月!
今年はいつもにも増して慌しく、あっと言う間に年越しになってしまいそうだけれど、
サロンに行くと何故か時間がゆったり過ぎるような感覚が戻ります。

日常的に飲んでいるお茶は本当に生活の一部になっていて、
とりたてて立ち止まってみるようなこともありません。

それがサロンでは一杯一杯のお茶と向き合い、語り合いながら味わいます。

「お茶は美味しければいい、あれこれ語るのは野暮」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
でも、そのお茶のことをいろいろと知れば知るほど楽しみ方が拡がっていくという考えもあります。

一人で飲むよりも人数が多いほうが楽しめるお茶もありますしね。
あれこれとしゃべりながら回香を味わえるのもまた嬉しいおまけです。

昔の中国の茶館のように、鳥かごを持ち寄った老人たちが集まり、
それぞれのお気に入りのお茶を飲んで朝を過ごす、
そんな老後が夢なんですよ、私(爆)。

さて、戯言はこのへんまでにして、今回の茶譜から。

茉莉銀針 (福建省 福州市)
鳳凰単欉 12年陳年 (広東省 潮州市)
凍頂烏龍茶 陳年 (台湾 南投県)
安渓鉄観音 秋茶 (福建省 安渓県)

茉莉銀針は九イン(穴冠に音)のもの。
上品で華やかな香りがすばらしい。
毎年サロンでこの時期にいただくけれど、本当に美味しい。
かと言って自分で買って飲もうとは思わないのが不思議(笑)。
ジャスミン茶はたまに飲むのがやっぱりいいなあ。

鳳凰単欉の陳年は初めて飲んだけれど、コンセプトは何??というのが正直な感想。
単欉の特徴が消えてしまっていて、勿体無い感じでした。
(先生も苦笑してらっしゃいましたが)

凍頂烏龍茶の陳年物は素晴らしかった!
元のお茶がかなりいいのだろう、と先生はおっしゃっていたけれど、
焙煎もいい具合でした。

安渓鉄観音。
今年の安渓はいいんじゃないでしょうか?
すっきりとした青さの中に甘みが共存。
こういうお茶を前にすると、かえって口数が少なくなったりして。
コメント (3)
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特別鉄観音茶王@嶢陽茶行

2005-12-04 | 烏龍茶(中国茶)
この鉄観音、10月にちるさんと香港茶荘めぐりをした時にちるさんが購入したもの。
香港島の上環にある、嶢陽茶行という老舗の看板茶である。
(ちるさんのレポートはこちら
「すっごく濃くしていれてみて!」というコメントつきでおすそ分けしてもらった。

実は飲むのは今日で3回目。

1回目は茶葉の量が少なかったのか、「濃さ」が足りなかった。
それはそれで美味しかったが、ちるさんのお奨めの味とは違うだろうと思い、出直すことにした。

2回目はしっかり濃く入ったけれど、茶壷を使ったので、
蓋碗でいれたらもっとシャープな味を楽しめるかも?と思い、レビューは保留。

そして、今日は蓋碗を使っていれてみた。

茶葉はしっかり揉捻されていて、煎を重ねてもすぐに開ききってしまうことがない。
同じようなペースで長く味を楽しめる。
ちるさんは三煎で限界と書いていたけど、
私は結局七煎くらい楽しんでしまった。
まだまだ「濃さ」が足りなかったかな?

葉は黒々としていて、香りをかぐと重焙煎の香ばしい香りが立ち上る。
でも、抽出した茶水は透明感のある飴色で、
思いのほか甘さとすっきり感のある味わいだった。
焙煎の具合もとても上品でいわゆるこげたような感じは全くないのだ。

香港では重焙煎の鉄観音は何度も買ったことがあるけれど、
こんなに上質なものは初めてかもしれない。
まあ、今までは茶荘でお茶を買うと言うことがなくて、
いつも裕華国貨でやっつけショッピングをしていたからなあ。
老舗のお茶の素晴らしさを今更ながらに思い知らされました
コメント (6)
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