神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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夏のサロン 第6回目

2005-09-21 | 烏龍茶(中国茶)
今クール最後のサロン。
お彼岸の入りだというのに、まだまだ蒸します。
サロンに着いた時にはノドがカラカラ!
ふうっと立ちのぼるケトルの湯気に渇きが癒されます。

今日の茶譜は

安渓鉄観音(福建省安渓県)
正山小種(福建省崇安県)
高山烏龍茶 梨山(台湾・台中県)
鳳凰単[木叢] 蜜蘭香(広東省潮州市)

今日はメンバーの皆さん夏の疲れが残っているのか、
始まりはテンションが低かったのですが、
お茶を飲んでいくうちにだんだんと本調子に。
美味しいお茶で血行も舌のすべりも良くなる!?

上の写真は全て鳳凰単ソウです。
今回もセランゴールのピューターポットで淹れてくださいました。
鳳凰単ソウは、いかに高温をキープして香りを楽しめるかがポイント。
ピューターポットはその条件を満たしてくれます。

とてもバランスのいい鳳凰単ソウでした。
ハッカ系のようなさわやかな後味があり、
煎を重ねるとそれが甘さに変化していきます。
鳳凰単ソウ特有のタンニン分もしっかりしていて、
人によっては舌に残るざらつきが気になるかもしれませんが、
私はこのくらいの渋さがある単ソウが好きですね。

葉底を見ると、発酵は意外と浅め。
茶葉も小さめ。
この茶葉の持つ本来のパワーと、
摘み取り時期や萎凋の頃合いがぴったりタッグを組んだ結果がこの美味しさなのかなと思います。
コメント (2)
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73青餅 7542プーアル茶

2005-09-10 | 黒茶(中国茶)
プーアール茶.comから届いた今月のお試し茶は「73青餅7542プーアル茶」。

HPの説明によれば、73青餅の「73」は1973年という意味ではなく、民国73年の意味だそうです。
民国という年号は台湾で使っているもので、中華民国元年は1912年。
つまり民国73年は西暦1984年ということ。
この73青餅は1984年に第一回目が出荷されたのだそうです。
有名な熟茶の73厚磚の「73」とは全然意味が違うのですね。初めて知りました。

5gの茶葉をプーアール茶用の茶壷で。
洗茶してから一煎目をいただきます。

20年ちょっとの生茶とは思えないまろやかさにびっくり。
おとなし過ぎるという気もしますが、穀類のような甘みは品の良ささえ感じさせます。

五煎目あたりからグッと味に落ち着きが出てきてより一層美味しくなります。
十煎を超えるとさすがに少しずつ薄くなってきますが、それでも余韻は続きます。

私が飲んだことのある20年物のほかの生餅と比べると飲みやすさが格段に違いますね。
上質な茶葉で作られているというのもあるかもしれませんが、
ここまでバランス良く熟成が進んでいるというのは保存された状態の違いから来るものなのでしょうか。
HPによれば、この73青餅は出荷後すぐに香港乾倉に持ち込まれ、そこで数年保管されていたそうです。
この香港乾倉については、プーアール茶.comの「茶商の倉庫が味を作る」のページに詳しい説明がされています。

同じ年に出荷された同種の生餅が、違う方法で保存された場合、どのような味の差が出てくるのか、いつか試飲できたら楽しいかもしれないな、などと考えました。
ああ、プーアル茶って本当に奥が深い・・・。
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宇治抹茶

2005-09-09 | その他のお茶
久々に抹茶が飲みたくなって、お薄をたてた。

お茶は堀田勝太郎商店の有機抹茶。
普段アイスクリームやデザート用に使っているのでお抹茶として飲まないうちに無くなってしまうところだった。

お茶碗は萩焼き。
母が旅行した時に買ってきてくれたものだけれど、まだ数回しか使っていない。
お茶碗は使い込まないと風格が出てこないもの。
これからはマメに出してあげよう。

味は甘みよりもいくらか苦味が勝っているかな。
香りも開けてからしばらくたっているので弱い気がする。
でもこの苦味が何とも言えずに好き。
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夏のサロン 第5回

2005-09-07 | 烏龍茶(台湾茶)
雨模様の昨日、サロンに行ってきました。
夏休みも終わって、やっと自分のペースに戻れた感じ。
いつもの時間、いつものメンバーと久しぶりに会えました。

この日の茶譜は

仙龍香茗(浙江省)
武夷岩茶198(福建省武夷山市)
白毫烏龍茶(台湾・台北市)
高山烏龍茶 阿里山(台湾・嘉義県)

ちるさんのブログで既に内容がUPされていて、コピペさせてもらいました
ものすごく的確なコメントで、私が改めて書くこともないので、今日はこれで終わりにしてもいいかも(笑)。
(イラストもいいですねぇ~。ちるさんにはまだまだ隠れた才能がいろいろありそうですぞ)

茶譜の順番については、私も最初に「本日のお茶」メニューを見せていただいた時、
岩茶と阿里山の順番は通常なら反対かな、と思ったのだけれど、
結果的にはこの4種を最大限に楽しめる起承転結であったと思います。

まず仙龍香茗で朝の目覚めを誘います。

武夷岩茶は岩茶らしいパワーも感じるけれど、
品のある味わいとまろやかさがずっと持続して、
気分がすーっと落ち着いてくる。

そこに白毫烏龍茶が華やかさとミントのようなさわやかさで圧倒。
口の中にほんのりと甘さが残ります。

ラストの締めが高山烏龍茶。
乾いた茶葉の香りをかいだ時は普通の清香系の高山烏龍茶かと思いきや、
飲んでみると香ばしさが際立っていました。
それでいて、焙煎自体はけっして強過ぎない。
清らかさと甘さを兼ね備え、絶妙のバランス。
煎を重ねても焙煎の香りは衰えません。
これは高度で丁寧な仕事がされている証でしょう。

口の中に回香がひろがります。
やはりこの高山烏龍茶はラストに持ってくるべきものだったのですね。

この高山烏龍茶を飲んでいて、何だかとても懐かしい気がしました。
20年前の台湾の烏龍茶は、確かこんなお茶が多かったな、と。
香り、水色、味わいとも、私が昔飲んでいた凍頂烏龍茶がこんな感じだったのを思い出しました。
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8892後期紅印圓茶

2005-09-03 | 黒茶(中国茶)
餅茶や沱茶はいくつか家にストックしているが、
プーアル茶に興味を持ち始めてからまだ一年ほどなので、
実は自宅で夏を越すのは今年が初めて。
プーアル茶を保存するにはむしろ高温多湿のほうがいいと聞くので
特に問題があるとは思えないけれど、やっぱりちょっと心配ではある。
私が持っている餅茶はほとんどが20年未満のまだ比較的若いものばかり。
飲み頃、とは行かないけれど、月日がたってどう変化するのか確認するのも面白い気がしている。

8892後期紅印圓茶はプーアル茶.comさんから2枚購入。
1枚は保管して熟成を待つためのもの、
もう1枚は少しずつ飲んで変化を楽しむためのもの。

同じ年代の餅茶には、他にもっと飲みやすいタイプもあるけれど、
野生大葉種の、大葉(大き目の等級の茶葉)で作られているというところに惹かれたのだ。
スモーキーでワイルドな香り、パワフルな味わいが好き。

1枚は少しずつ崩して、あらかじめ陶器の壷に入れている(写真左)。
今日飲む分は壷に移してから3ヶ月ほどたったもの。
蓋を開けるとふわっとかび臭さがあるが、まあ、「没問題」だろう。

心持ち茶葉は少なめにして、宜興製の茶壷で淹れる。
洗茶は丁寧に、抽出時間は短めに。
この方法はまだ若い餅茶を美味しく淹れるには有効だと思う。

味わう。
壷を開けたときのかび臭さは煎じると全く感じない。
夏前に飲んだ時よりもまろやかさが出たような気がする。
熟成が進んだというよりは、崩して壷で保管していたので、
空気に多く触れることで味がこなれたのかも?
飲んでいると身体がポカポカしてくる。

30年を過ぎた年代物に比べるとまだまだだけれど、
既に熟成を終えて悠然と構える先代達とは違った魅力がある。
これもひとつのプーアル茶の楽しみ方なんじゃないかなあ、と。
コメント (4)
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