神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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千葉県松戸市にて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

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白牡丹

2004-11-20 | 白茶(中国茶)
工藤先生から少し分けていただいた白牡丹。

香港ではどんな食事にも合い、解熱作用があるというので人気がある。
産毛のある白い芯もあれば、発酵度の浅い緑色の葉や少し茶色がかって枯れたような葉もある。
口に含むとふわっと甘い。美味しい。

それでも上質の白牡丹を捜すのはなかなか難しいとのこと。
次回香港に行った時にお茶屋さんを回って探してみようか。
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雪青

2004-11-17 | 緑茶(中国茶)
昨日は中国茶サロンの飲むコースに行ってきた。

ラインアップは
雪青(山東省)
白牡丹(福建省)
嶺頭単[木叢](広東省)  
[]内は一語
祁門紅茶(安徽省)
金奨肉桂(福建省)
高山烏龍茶 梨山(台湾)。
特に嶺頭単[木叢]が美味しかった。

雪青は初めて飲んだが、日本茶に似た味わいで香りも清らかな緑茶である。
茶葉は細く縮れており、産毛がある。
戦後の茶樹北上政策を受けて1975年にできたというからまだ新しい。
名前の由来は冬に大雪が降り、その翌春茶葉が蒼々しい緑になり、新芽がたくさん出て、美味しいお茶ができたことから。
このお茶が作られている山東省日照市は中国で最北部の茶区であるが、海沿いの気候がうまく茶作りに作用しているようだ。

初めて飲んだ、と書いたが、実は、去年家人が仕事で山東省に行った際、青島の茶屋で「山東省で作っている。美味しいから」と薦められるままに買ってきたお茶があった。
家人は中国緑茶と言えば龍井くらいしかわからなかったし、名前も中国語を口頭で言われたが忘れてしまったと言う。
(中国に行ったら、とにかくお土産は中国茶をお願い、と言ってあるのだ)
山東省で作られているお茶に関してあまり知識がなかった私は「雲霧茶に似てる?よく分からないけれど、美味しいじゃん」とあっと言う間に飲みきってしまった。

今にして思えば、あれが雪青だったかもしれない。
少し残しておいて、工藤先生に見ていただけば良かった・・。

教訓その1:中国でお茶を買ったりいただいたりした場合は紙に名前を書いてもらおう!ラベルがないことも多い。
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ダージリン セカンドフラッシュ

2004-11-14 | 紅茶(中国以外の地域)
紅茶は嫌いではなかったが、レストランや喫茶店では必ずと言っていいほどコーヒーを注文していた。
それが紅茶の美味しさに目覚めたのは、数年前に渋谷のフレンチレストラン「シェ・パルメ」で飲んだダージリンがきっかけだった。
食後の飲み物として、ダージリンのセカンドフラッシュが入荷したばかりでとても美味しいのでどうか、と薦められるままオーダーした。
香り立ちが素晴らしい。水色は薄く透明なオレンジ色だが、飲んでみると深みがある。
紅茶ってこんなに美味しかったっけ?と感動してしまった。

その後、吉祥寺にある「リーフルダージリンハウス」の紅茶教室に何回か通って少しだけ知識を入れた。
ファーストフラッシュもオータムナルも試してみた。が、やはり私はセカンドフラッシュが好きだ。
香りと味のバランスがいいと思うのだ。

写真のダージリンはオカイティ茶園の2004年セカンドフラッシュ。
お気に入りの香蘭社のティーカップで飲むと一層美味しい。
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得雨活茶

2004-11-13 | 緑茶(中国茶)
おとといの『XiangLe中国茶サロン』茶芸コースで「得雨活茶」をいただいた。
数年前から龍井茶に替わって人民大会堂の国宴茶として供されているお茶だそうだ。
江西省景徳鎮市で作られているとのこと、江西省九江市の廬山雲霧茶に形状が似ているが、葉がもう少し真直ぐ処理されている。
味も雲霧茶に似て、甘さと渋さが共存している。芳醇で深みがある。
入れ方を間違うと渋みが目立ってしまうので茶葉は心持ち少な目にしてキレよくいれるのがいいと思う。
グラスで飲んだら葉が立ち上がって(旬菜のような感じ?)綺麗だろうと思う。

しかしこの得雨活茶、「中国茶文化大辞典」にも載っていないし、日本で出版されているお茶の本にもあまり見られない。
比較的新しいブランド名なのかもしれないとネットで検索してみた。
どうやら景徳鎮市を本拠地とする江西徳宇集団というかなりやり手の企業が販売元らしい。
「得雨活茶」というネーミングもいいではないか。
北京市のある企業がこの名前にあやかって「得雨生茶」というブランドを売り出し、今年初めに徳宇集団から訴えられるというエピソードもあったようだ。

国宴茶ということで箔のついたこのお茶、『赤坂璃宮』でも飲めるが、ちょっとお高いらしい。
私の師である中国茶サロンの工藤先生のお話ではそれほど値段の張るお茶ではないはずとのこと。
国宴茶になったのも最初は経費節減の意味合いがあったのではなかろうか?
そうは言ってもブランドが一人歩きを始めると価値は上がっていくもの。
話の種としては面白いお茶かもしれない。
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お気に入りの餅茶

2004-11-09 | 黒茶(中国茶)
家蔵のプーアル餅茶は今7枚ある。
4枚は2,3年しか経っていない若い生茶で、まだまだ飲めた代物ではない。
一番古いのが20年物の雲南七子餅茶。
次に古い物は写真の80年代後期に作られた中茶牌円茶である。
俗に言う紅印だが、高価なヴィンテージの早期紅印などとはさすがにステータスが違う。
それでもこの8892紅印はまだ若いながらもバランスがよく、私は気に入っている。
野生大葉樹を使っていて、厚みがあり、風格のある餅茶だ。
私は2枚購入して1枚はしばらく寝かせておくことにした。
日本の気候がどのように作用していくのかも楽しみである。
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プーアル茶

2004-11-08 | 黒茶(中国茶)
ここに来て、プーアル茶に魅せられている。

きっかけは月に二回お茶の入れ方を習いに行っている「XiangLe中国茶サロン」で今年の初めに30年ものというプーアル餅茶を飲ませていただいてからだ。
だいたい私はそれまでプーアル茶には形状として固形茶と散茶があること、製法として生茶と熟茶がある、ということすら知らなかった。
プーアル茶のイメージというのは香港の飲茶屋さんで出てくる、放っておくと真っ黒になってしまうあのポーレイ茶でしかなかった。
サロンでいただいた30年ものの餅茶は、水色が透明感のある飴色で、飲むとほのかに甘味があり、まろやかだった。

それ以来、美味しいプーアル茶を求めていろいろと試行錯誤を繰り返している。
何しろプーアル茶はヴィンテージとなると買うのに勇気がいるほど高いのが悩みの種である。
とりあえずいいお茶は少量で購入しているが・・。

今日飲んだ〔シ真〕山遺珍(〔〕内は一語)は新中国成立の過程で雲南の倉庫に忘れ去られていた散茶(固形茶に加工する前の状態だったらしい)が数年前に発見されたという60年もののプーアル茶である。
東京三田にある「China Cha Club」で購入。
かすかにホコリをかぶったような香りがするが、口に含むと力強さと共に何ともいえない柔らかさを味わうことができる。
そこにはお茶の「気」すら感じるのだ。
自分が生まれる前に作られたお茶が紆余曲折を経て私のもとにやってきた。
不思議な縁を感じながらこのお茶からパワーをいただいている。
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西湖龍井

2004-11-04 | 緑茶(中国茶)
今日は比較的暖かかったので、午後のお茶は緑茶が飲みたくなった。

今年の春の西湖龍井でまだ封を開けていないものがあったので蓋椀ですっきりと入れてみた。

最近ずっとプーアル茶を飲んでばかりいたので青く若々しい香りが新鮮に感じる。

うーん、至福・・・。
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やっぱりとりあえず凍頂烏龍茶

2004-11-02 | 烏龍茶(台湾茶)
20年前全盛だった凍頂烏龍茶だが、今では台湾烏龍茶の代表格を阿里山茶などの高山茶にすっかり譲ってしまった感がある。値段も標高が高いのに比例して高くなっていく。標高2000mを超える梨山茶や大禹嶺茶などと比べ、1000mに満たない凍頂烏龍茶はどちらかと言えば手頃なお茶というイメージになりつつある。高山茶は確かに美味しいが、緑茶に限りなく近い発酵度で清香を極めるという傾向があり、時として胃に重く感じる時がある。普段使いとしては経済的にも辛い。

やはり常備するお茶は凍頂烏龍茶がいい。凍頂烏龍茶も最近の高山茶ブームを受けてかなり発酵度と焙煎が軽くなっている。美味しく値段も手頃で胃に負担がかからない、昔のイメージに近い凍頂烏龍茶を捜していろいろ試してみた結果、現在定期的に買っているのは「台湾 凍頂烏龍茶専門」というネット通販のお茶である。食事時に飲むお茶なので工夫茶器は使わない。写真のように中国茶用マグカップでガブガブ飲んでいる。結局私の凍頂烏龍茶との付き合い方は20年経ってもあまり変わっていないのであった。
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中国茶との出会い

2004-11-01 | 自己紹介など
私が中国茶を好きになったきっかけはかれこれ20年前のことです。

当時私は台北に留学中で、台湾人の知り合いに民生東路にあるお茶屋さんのお嬢さんがいました。
そこへ遊びに行くと写真のような小さな茶器を使って凍頂烏龍茶を入れてくれたものです。
(その頃は今のような茶芸はまだ確立されておらず、聞香杯もありませんでした。)
その店では焙煎がやや深い濃香と、ほとんど生に近い清香の二種類の凍頂烏龍茶が売られていました。
私が特に気に入ったのは清香で、緑茶のような水色、花のような香り立ち、ほのかに甘い味わい、それまでウーロン茶といえばほうじ茶に似た濃い茶色の飲み物だとばかり思っていた私の先入観が払拭された瞬間でした。

当時の私は半工半読(アルバイトしながら学校に通う)の貧乏学生でしたが、お茶に関しては少し贅沢をして、そこそこのグレードのものを一斤単位で買っていました。
家で飲む時は中国式蓋付きマグカップに無造作に茶葉を入れ、何回もお湯を足しながら楽しんでいました。

写真の茶器は帰国の際に台湾の別の友人がプレゼントしてくれたものです。
普通は陶器製が多いのですが、写真の茶器は磁器製です。
プレゼントしてくれた友人はお父さんが上海出身の外省人(新中国成立時に大陸から台湾に移住した人たちのこと)で、龍井茶を飲む家庭に育ったため陶器よりも磁器のほうが汎用性が広いと考えたのだろうと思います。
今ではほとんど使っていませんが、これを見るたびに台湾での楽しかった留学生活が懐かしく思い出されます。
コメント (4)
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