若い頃ならいざ知らず、最近はあまり自己啓発本には飛びつかないのですが、
Twitterで
勝間和代さんに相互フォローしていただいたので
著書を一冊読んでみようか、と『
やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力』を購入してきました。
勝間和代さんと言えば、去年の後半に香山リカさんが
著書『
しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)』の中で
「勝間和代を目指さない」でふつうの幸せを手に入れようと書いて話題になりました。
私も基本的に香山リカさんの提唱する「しがみつかない女」タイプなので
とうてい勝間さんを目指すカツマーにはなれないな、と思いますが、
本のタイトル『やればできる』には惹かれるものがありました。
と言うのも、亡き父の口癖が「やればできる」だったのです。
そういう父もいろいろな挫折を経験して、
結果的には「ふつうの幸せ」に落ち着いた人ではあったのですが、
そしてそう言われながら育った私も
「やってもできないこともあるし、そもそもやるのが難しいこともある」と
諦めながら、言い訳しながらこの年まで来てしまいました。
だから、勝間さんがどんな風に「やればできる」と啓発しているのか興味があったわけです。
結論から言いますと、なかなか面白い本でした。
勝間さん式「やればできる」は1人でこつこつ苦しい努力をするのではなく、
いろいろな人とつながり、楽しみながら努力していくということでした。
この本では「自分の強み」を特化して、
周囲の人と助け合い、周囲に自分の強みで貢献していく、
それによってみんなで夢を実現していこう、と呼びかけています。
これって、私もここ数年ではありますが、実感していることなのです。
去年から友人たちと立ち上げたネットショップ(現在休止中、3月末よりリニューアル予定)も
各自の得意分野を生かした分業で成り立っています。
そして、今年4年目を迎える自宅サロンの運営も
一匹狼のように見えて、実は多くの方のお力をいただいています。
家族の協力はもちろんですが、その他の要素についても
他の方にお願いできること、お願いしたほうがいいことは甘えることにしています。
先日の「
新春茶会」でも、
テーブルの華であるフラワーアレンジメントはその道のプロの友人
落合さんにお任せしました。
そして、茶葉の調達。
うちの茶会は何と言ってもお茶そのものが主役です。
お茶を入れる所作、使う茶器、テーブルコーディネート、お茶請け全てが大切ですが、
それはあくまでもお茶の美味しさを演出するもの。
まずはお茶ありき。
それをどう美味しく入れるかが、
私が最も力を発揮できる部分であり、
勝間式に言えば強みだと思っています。
そのお茶については、可能な限り、生産者の顔が見える上質なものを選びたい。
自分で中国、台湾、香港に赴いて調達することもありますが
全てのお茶を自分自身で現地へ行って購入するのは限界があります。
その場合は各分野で強みを発揮している方に頼ってしまうことにしています。
今回の茶会でお出しした四種のお茶も、それぞれのお茶の達人が
現地の生産者の元へ足を運んで仕入れていらしたものばかり。
何と、四人とも女性の方です。
彼女たちは、私の目から見れば皆さんエネルギッシュでパワフル。
もちろんこの四名の他にも、中国茶の世界で強みを発揮している方はたくさんいらっしゃいます。
皆さんもきっとご自身の強みを発揮して、周りの協力を得ながら素晴らしい結果を出していらっしゃるのだと思います。
一人一人を紹介するのは別の機会に譲るとして、
この場で言いたいのは、
やはり「自分の強み」を自覚して、
それに特化して楽しみながら努力する、というのは
素晴らしい結果を生み出す近道だということ。
誰にでもそのチャンスはあります。
私も中国茶の世界で自分の強みを発揮して
周りに貢献できるようになることが夢のひとつです。
自分の強みを見つけ、それに特化して、周りと協力しながら夢を実現する。
そういう意味では、父の口癖だった「やればできる」は本当なのかもしれません。
※ この場をお借りして宣伝です
以前
このブログの記事でも紹介しましたが、
Magical Carpetと
アトリエ・オルタンシアのコラボ、
ヒーリングフラワーの第二弾が発売となりました。
テーマはEnergy Warm、同梱のパワーストーンはカーネリアンです。
詳しくは
Magical Carpetのブログと
オルタンシアのブログまで。
この企画もそれぞれの強みを生かしたコラボです